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 『三橋貴明の「新」日本経済新聞』

     2012/10/23
    

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FROM 藤井聡@京都大学


筆者は子供の頃からとにかく、「総理大臣は偉い人」だと思い続けてきました。

そして、総理大臣をバカにするような人々に対して、どちらかと言えば侮蔑の念を持ってきていました。

総理大臣とはそもそも天皇陛下が「任命」される方なのですから、その人物を小馬鹿にしたり、誹謗したり中傷したりということは、不敬にも繋がる話であります。

ですから総理大臣をあからさまに批判する事は差し控えるべきであって、それは、この日本国家の中で暮らしている国民の、最低限の「マナー」と言って差し支えありません。

例えば筆者は、かの小泉首相の時ですら、彼の政策方針が完璧に間違えていると確信をし、彼自身の「政策」に対して徹底的に「公的に批判」をし、かつ、彼自身の人格そのものに対しても重大な疑念をいだきながらも、「公的な場面で、一国の総理の小馬鹿にしたり人格を否定したりする」様な事は、「浅ましき事」「はしたなき事」と考え、差し控え続けて来ました。

しかし、残念ながら、そういった「総理大臣を公的な場面であしざまに『小馬鹿』する事を控えるべし」、という筆者の中に明確に存在していた規範は2009年の8月に、ついに、明確に

 「プチッ」

っとキレてしまいました。
(※ それはもう、長州小力がどれだけ「キレテナーイ」と主張しようとも、糊塗(こと)しえぬ厳然たる事実でありました)

なぜかっていうとそりゃもう、理由は簡単、総理の資質に難ありの方、平たく言うと、人格的に問題のある方が、さらにさらに平たく言うと、「私利私欲のために平然とウソを付く輩」が総理大臣になってしまったからです。

これはもう、国家的に言って「平時」ではありません。「有事」であります。

こうなれば、もう金輪際、総理の資質無き人物を総理に任命する様な、本来ならば耐え難き労を陛下におとり頂く事態を回避するために必要な「あらゆる角度」からの「対策」が求められることとなります。

...ということで、もう仕方ないので....彼等の所業に対して、チョー一般的な解釈を少々加えると....

まず、最初の宇宙人と呼ばれた方は、日米同盟の根幹に関わる沖縄の基地問題で、あろうことか一国の総理の代表の立場で、米国大統領に滞りなく事態を収拾すると説明し、その上で、「Trust me!」と大見得を切ったにも関わらず、結局どうにも収集できず仕舞いで、他国の大統領を明確に裏切る事となりました。

国際社会で、しかも英語圏の、一国の大統領に、Trust me!という、英語を覚えたての中一の子供でも分かるような明瞭な「命令文」でもって「命じて」おいて、その上で、その信頼を「裏切る」という、(エメラルドフロージョン級の)とてつもない荒技を決めちゃったというだけで、それはもう凄まじいお話であります。

が、この宇宙人と呼ばれた方は、少なくとも宇宙「人」であり、ヒトの部類に属していた様なのですが、それから、さらなる質的劣化が始まり、ヒトとは別のカテゴリーの方々が総理の座に君臨するようになりました。

次に総理の座についたのは、西遊記の沙悟浄(さごじょう)の様な風貌の、国家を「つくりあげる」というよりはむしろ、「解体」しようという方向に大変なご尽力をされた市民運動あがりの方でした。

彼は内閣不信任案を巡る与党内の議論の中で、例によって平然と「ウソ」をツいたため、わざわざ宇宙から来られてウソをおツキになった方に、文字通り「ペテン師」とののしられています。

さらにこの沙悟浄さま、(分類すると、ヒト族でなく、河童族ということになろうかと存じます)福島第一原発事故の「国会事故調」の報告書の中で、

「事故の進展を止められず、被害を最小化できなかった最大(!)の原因」
(※ !は筆者が挿入したものですが、それ以外は原文のママ)

と指摘されています。筆者は、もうそれだけで(スタンハンセンのウェスタンラリアット級の)解散総選挙確定の究極の「決め技」だと思うのですが、日本国民は「不感症」になってしまったのか、小さな記事で扱われただけで、大問題として扱われることは一切ありませんでした。

そして最後に、この次の西遊記の沙悟浄まがいの方の次に総理大臣の座に就かれたのが、同じく西遊記の猪八戒(ちょはっかい)まがいの風貌の方でありました。

商売を専門にしてこられた方が、己の矩(のり)を越えてでっち上げた政治塾で政治を勉強されたこの方は、「近い内に解散をします」と公的に、自民党・公明党の党首と『約束』をし、かつ「来年の予算は編成しません」というところまで明確に『約束』をしていたにも関わらず、つい先日の三党主会談で、その『約束』を反故にする態度に終始しました。

これに対して、自民党の石破幹事長は、「人間のすることか!恥を知れ」とおっしゃったとのこと。

まさに仰る通りであります。

が、残念ながら、猪八戒は人間でなくてブタ族ですから、「恥」を教育しようにもブタに真珠、教えられない見通しが極めて高いわけであります。

.....等々.....

と書いてみると、一部の人々は、「個人を誹謗中傷するんじゃない。正々堂々と政策論や制度論で議論すべきじゃないか!」等と仰ることがあったりします。

しかし、事態は、「政策論」や「制度論」の話ではもう無いのです。

現下の最大の問題は、政策や制度、ましてや法律や憲法にあるのではなくて、「総理大臣の資質」の問題、その一点なのです。

そして今はもう既に、平時でなく、有事なのです。有事に於いては、有事なりの対応が必要なのです。

今の日本の最大のリスクは、実は、大地震でもデフレでも世界恐慌でもなく、「民主党」なのです。

しかし、それを見過ごした議論が繰り返され続けています。

例えば、民主党を凌駕する、さらなる巨大な国家的リスクとなりつつある維新の会の橋下氏は、来る総選挙のための全国遊説の中で、

「政策がどうかなんてこともそんなに関係がない。体制を変えなければいけない。」

と宣っているのですが、今の日本は、彼が言う「体制」以前のところで、大コケにコケているのです。

あるいは、上記の橋下氏と同じように、主流派経済学達も、「政府というものは、システムや制度さえきちんと作るのが仕事なのであって、後は全部民間や大衆に任せれば良い」と大真面目にしたり顔で主張し続けていますが、コレも真っ赤なウソなのです。

どんな法律を作ろうが、体制を作ろうが、システムを作ろうが、トップの総理大臣の「資質」が不適当であれば、外交も全部ボロボロになって、原発事故も起こって、日本国家は滅茶苦茶になるわけです。

それは、幼稚園児に、ブッチギリの世界最高のレーシングカーを与えても、絶対にどんなレースにも勝てるわけない、という話と同じであります。

それが社会というものなのであって、それが政治というものであって、それが人間界であり、娑婆というものなのです。

「民主党の政権奪取」という「有事」が勃発し、陛下が任命された方の人格を攻撃せねばならぬ程に非常事態に陥ってしまった我が国日本───

多くの国民はこの客観的事実を見過ごしたまま、普通の日常生活を営み、そして、さらなる大きなリスクである「橋下維新」にうつつを抜かそうとしています。

いわば、めっちゃめちゃに絶体絶命のピーンチ!な状況にあるのが我が国日本なのですが、我々にできることと言えば、我々にできること以外にはありません(当たり前ですね 笑)。

で、このピーンチ!を脱するために我々がなすべきことの第一は、民主党や維新など、政治的な力を掌握した/するやもしれぬ方々が、「ついてはいけないウソを、眉一つ動かさずに平然とつく輩である」という