■参考文献・映像
日本大学の百地章先生が、政府の問題だらけの「論点整理」について、産経新聞の「正論」欄(10月10日付)で批判されております。チャンネル桜でお話しもされておりますが、YOU TUBE とニコニコ動画にもアップされています。
http://www.youtube.com/watch?v=UaU_vTHy0JU

■政府のパブリックコメント実施に応募しよう!

「皇室制度に関する有識者ヒアリングを踏まえた論点整理」に対する、パブリックコメントが開始されました。
 政府は、今年2月から開始した皇室制度に関する有識者ヒアリングをもとに、10月5日に女性皇族の結婚後の皇室活動に関する「論点整理」を公表し、9日から意見公募を実施しています。
 意見公募は12月10日まで行われ、政府は国民からの意見をもとに、25年1月の通常国会に「皇室典範改正案」を提出する見通しです。
 政府は、国民からの意見を無視できません。
 国民の声が政府の「皇室典範改正案」に影響を与えます。万世一系の皇室の伝統を守るため、良識ある国民の意思を示しましょう。

[1]有識者の意見の分類
有識者ヒアリングでの意見陳述は、次のように分けることができます。
(1)「女性宮家創設案」…賛成8名、反対4名
(2)「尊称保持案」…賛成7名、反対1名
(3)「旧皇族男系男子孫の養子・復帰案」…賛成6名、反対2名

[2]「論点整理」の概要
政府の「論点整理」のポイントは、以下のとおりです。
(1)「女性宮家創設案」
  特に「〈1〉のA案」 配偶者と子にも皇族の身分を付与 →検討進める
  特に「〈1〉のB案」 配偶者と子には皇族の身分を付与しない→検討進める
(2)「尊称保持案」  →実施困難
(3)「国家公務員案」  →検討を進める
(4)旧皇族の男系男子孫の養子・復帰案 →検討対象としない

(注)制度の名称について
「女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保持することを可能とする案」=「女性宮家創設案」
「女性皇族に皇籍離脱後も皇室のご活動を支援していただくことを可能とする案」=「尊称保持案」
「尊称保持案」を否定した代案としての「国家公務員案」

[3]論点整理の分析
政府の「論点整理」は「尊称保持案」を否定するかわりに、「国家公務員案」を唐突に提示し、「女性宮家創設」に軸足を置く恣意的内容となっています。これを放置すれば、歴史上初めて、民間人男性が皇室に入る「女性宮家創設」が実現する危険性が高くなります。

[4]今後の取り組み
「女性宮家創設」反対、「尊称保持案」支持の声を、政府に届けましょう。
政府の「論点整理」が発表されてより、事務局には様々な意見が寄せられています。
 以下にご紹介します。

(1)「女性宮家創設案」に反対する意見
1、歴史上初めて、皇室に一般の民間人男性を入れることになる。将来、中国人、韓国人が入ってくる恐れがある。皇室の将来に重大な影響を及ぼす「女性宮家」に反対。

2、皇位継承権のない女性皇族を宮家の当主にすることは、新しい「身分」をつくることで憲法上問題があり、反対。

3、日本大学の百地教授が言う、「女性宮家案こそ、違憲の疑い濃厚」との意見の通り、「女性宮家創設」に反対。

4、「宮家」の役割は、皇統の危機に備えることにある。皇位継承権のない「女性宮家」は意味ない。

5、「論点整理」は、「女性宮家」しか解決策がないような、作為的内容で、認められない。

◇特に、〈1〉のA案―配偶者も子も皇族にする案に反対する意見
6、「女性宮家創設」は、皇位継承と切り離せない問題だ。切り離して検討するのは、問題が残る。この案に反対です。

7、この案は女系皇族を誕生させる。女系皇族は女系天皇につながる。女系天皇は万世一系を否定する。認められない。

◇特に、〈1〉のB案―配偶者も子も皇族にしない案に反対する意見

8、この案は女性皇族だけが皇室の系図に入り、配偶者と子は、民間人として戸籍が作成されることになる。親子と夫妻の籍がバラバラになるのは問題だ。

9、子どもを皇族にしない「一代宮家」創設案は、制度設計上問題があり、皇室の将来に深刻な禍根を残す。

(2)「尊称保持案」に賛成する意見
1、女性皇族が、ご結婚後も生き生きとご活動していただくため、「尊称保持」がふさわしい。

2、皇位継承の伝統を守りつつ、皇室活動の安定的維持を図るには、女性皇族が結婚後に皇室を離れても公務を続けることが可能となる「尊称案」しかない。

3、皇位継承にかかわらず、女性皇族が婚姻後公務を続けるには「尊称保持案」で解決できます。

4、ご品格を備えた女性皇族が称号を持って、ご活躍される「尊称保持案」に賛成。

5、「尊称案」は憲法に違反しない。尊称保持を法律で明記すれば、問題ないはずで「尊称案」に賛成。

(3)「国家公務員案」に反対する意見
1、女性皇族を結婚後、国家公務員化するなど、ヒアリングでは誰も発言していない。櫻井よしこ氏が「政府の論点整理は、論点捏造であると」指摘したように、取りまとめ方に問題があり、国民に意見募集を求めるのは失礼ではないか。「国家公務員案」に反対し、「尊称保持案」を支持します。

2、政府がヒアリングの意見を勝手に解釈するのであれば国民をミスリードするものだ。

(4)旧皇族の男系男子孫の養子・皇籍取得を求める意見
1、ヒアリングでは有識者の半数が「旧皇族の男系男子孫の皇籍復帰」に賛成していた。検討すべき。

2、政府は、皇位継承の議論をしないと発言したが、皇位の安定的な維持のため検討を先送りすべきではない。

3、皇位継承の問題は、国家の基本にかかわる。皇室の伝統を踏まえた方策を検討すべきだ。

4、現在の皇室に若い男子皇族が少ないことが問題だ。皇統の血筋をひく元皇族に、皇籍を取得していただくべきではないか。

5、旧宮家の方々は明治天皇、昭和天皇と近親にあり、検討対象から外すべきではない。
6、悠仁親王が成人されるころに、皇位継承者を確保できるよう//