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 『三橋貴明の「新」日本経済新聞』

     2012/10/16



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FROM 藤井聡@京都大学



学者は研究や言論,そして,思想を展開する者です.

それは,靴屋は靴をつくる者であり,パン屋がパンをつくる者であるように,「社会」という大きな動的実態の一つの「役割」を担っています.

当然それは「役割」ですから,自分の担当以外の事柄を,他の構成員にお任せし,他の人々の「役割」を理解し,敬意を払いつつ,互いの「協力」を図らんとするものです.

そしてどの「役割」もそれぞれに大切なものですが,学者の役割もまた,「社会」にとって,大切な役割を担っています.

それは,社会を「解釈する」という役割です.
少々抽象的ですが,この「解釈する」という行為は,私達の社会や一人一人の人生にとって決定的な役割を担います.

「オレってダメな奴なんだ...」という「解釈」を信じ込めば,その人は確実に不幸な人生を歩むようになります.

「世の中には善意なんて一つもいないんだ...」
という「解釈」を信じ込めば,その人の人付き合いは,確実に寂しいものになり,早晩,そのひとの人生は不幸なものとなります.

そして,経済学は,経済という現象に対する,様々な「解釈」を提供するものなのですから,その国の経済の状況に,決定的な影響を及ぼさざるを得ません.

当たり前ですよね.

例えば,ケインズは,彼の主著「一般理論」の最後で,次のような言葉を述べています.

「経済学者や政治学者の思想は、それらが正しい場合も誤っている場合も、通常考えられている以上に強力である。

実際、世界を支配しているのはまずこれ以外のものではない。誰の知的影響も受けていないと信じている実務家でさえ、誰かしら過去の経済学者の奴隷であるのが通例である。」

世の中には,実に多くの実務家や政治家が,特定の経済学の「奴隷」になっている姿を見いだすことができます.

新聞でもテレビでも,はては職場でも居酒屋でも電車の中でも,そんな「奴隷」に巡り会わない事なんて一つもありません.

今の日本社会は「奴隷」に席巻され,「奴隷」が「奴隷」を増殖しつづける,文字通りの「バイオハザード社会」なのです.

その典型的な姿は,ご案内の通り,かの維新の会の代表の橋下氏の振るまいに見いだすことができます.

彼は,これまで多くの学者に対して,「オマエは実務を知らないじゃないか!ダマレ!」という反撃を繰り返してきました.

しかし,これは,パンをこよなく愛している靴屋が,パンの「味」について話をしている時に,「オマエは,パンを作ったことが無いじゃないか!ダマレ!」といっている様なものです.

橋下氏はもうこれだけで十分に滑稽ですなのですが,さらに滑稽なのが,実は彼自身が,(本連載でも何度も取り上げている)「新自由主義者」という特定の「学者」の,「完全な奴隷」であることに全く気がついていないと言う点です.

彼の船中八作は,まるで,経済学部で期末試験を受けたての大学一回生が,覚え立ての知識の欠片で嬉々としてまとめた稚拙なレポートの様な,純度の高い新自由主義的内容であることは,よく知られた事実です.

つまり,ケインズの言を借りるなら,彼は,どこかの家の「飼い犬」でありながら,隣で犬を飼っている飼い主の人間に向かって,

『オレは犬を飼うのはうまいんだワン!オマエは犬を飼うってことがどういうものか,何も知らないんだから,ダマッてろだワンワン!!』

なぞと,声高に吠えているようなものです.

しかもしかも,彼は,「既得権益と戦う!」と言って,大衆の人気を得ようと躍起になっていますが,これもまた,本来なら,彼のトモダチが彼の方でも軽く叩きながら「おいおい,オマエもうやめとけよ,もう...」と言いたくなる様な代物です.

というのも,彼が戦う「ポーズ」をみせている既得権益なぞは,国民の「真の敵」でもなんでもないからです.

再びケインズの言を借りるなら,先と同じく「一般理論」の中で,彼は次のように述べています.

「既得権益の力は思想の持つじわじわとした浸透力に比べたら、とてつもなく誇張されている、と私は思う。....早晩、良くも悪くも危険になるのは、既得権益ではなく、思想である」

....つまり,今戦うべきは,「既得権益」という矮小な敵なのではなく,日本を凋落させ続けている「思想」という目に見えない巨大な敵なのです.

この思想戦に敗れ続ければ,日本は,新自由主義の奴隷達によって,骨の髄まで日本的なるものが吸い尽くされ,首相や官僚,学者からパン屋や靴屋に至るまで,全員がバイオハザード・ゾンビになってしまうでしょう.

つまり,「思想」とは,かのバイオハザードの「Tウィルス」そのものなのです.

そして,「新自由主義」とは,人間性全てを奪い去る恐ろしく強力で危険な感染力が強い「ウィルス」なのです.

いやぁ.....恐ろしい話ですねぇ....

アメリカ人達が繰り返し繰り返しゾンビ映画を,しつこいくらいに作り続けているのは,自分達の社会がゾンビに席巻されつつあることを,共同無意識の中で潜在的直感的に理解しているからなんじゃないか,なんて邪推をしたくなってしまいそうになる程です.

....兎に角!

本メルマガが,是非,そんな目に見えない恐ろしい「ウィルス」から一般の市民を守る「ワクチン」とならんことを祈念しながら,筆者はしこしこと,大学の小さな研究室の中で,さらなる新型ワクチンの開発に勤しみたいと思います.


ではまた来週!



京都大学 藤井聡
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PS
もし、あなたが特定の経済学の「奴隷」に国の采配を預けることが不安なら、是非、こうした意見があることも知っておいてください。
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