“軍神”であっても所詮生身の人間である。次に備えるためにも、なぜこんな結果になったのか?を、人間性や人間関係も含めて追求すべきだろう。
もう一つ、生出氏が書いた中で思い出すことがある。それは「栄光の帝国海軍の威信もガタ落ちとなり、国民に愛想をつかされるに違いない」という個所である。寺井の「操縦者増勢計画案」に対して、部内で相当な抵抗があった時のこと、教官要員、飛行場、訓練機の確保については論破できたものの、どうしても論破出来なかったのが、海兵採用では間に合わないので予備学生の採用数を増やすという寺井の案に対して、「今まで不規律な学生生活を送ってきた彼等学生達を、一挙に3000名も大量に採用して短期間で搭乗員として養成することは、今まで精鋭を誇ってきたわが海軍航空に害毒を与えて、これを駄目にする恐れがある」と拒否されたことだというのである。初めは信じられなかったが、生出氏の文に接し、当時の帝国海軍内部の雰囲気を的確に表しているものとして、非常に参考になった。海軍あって国家なし。戦後悪く言われている陸軍よりも偏屈ではないか?
≪ともかく、このころの日本海軍の上層部は、とうていマトモとはいえない、ダラクした組織であったといわれてもしかたがない。ここで、すくなくとも山本、宇垣、黒島、渡辺、南雲、草鹿、源田たちは、責任をとらされて、更迭されるべきであった。
現に「再び起き上がって、この失敗を償い、頽勢を挽回してこそ我々の本分を果たすものといえよう」といいながら、従来と同じような立場で作戦指導に当たった山本司令部、南雲司令部は、その後、部下将兵の人命、飛行機、艦船などの損害を激増させるばかりで、頽勢を挽回するようなことは何もできず、日本を惨憺たる敗戦に導くだけだったのである≫
この生出氏の指摘は、的を射ていると思う。海軍の硬直した“年功序列”人事は、今次大戦の大きな反省事項の一つになっているが、それは、米国という強大な新興国、および我が国を取り巻く国際情勢分析など、国家としてやるべき当たり前のことが少しもなされていなかったことの証明であり、日米開戦が、やむを得なかったものであったにしても、如何に当時の国家指導者たちが無責任だったか、逆に言えば我が国は「アジア侵略という共同謀議」を何ら実施していなかったという証明にもなるのでは?と思うのである。(元空将)
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◎酒井信彦 韓国は中共による日本侵略の手先となる
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最近、日本を巡る領土問題が急速に悪化している。しかも注目すべき点は、中共・ロシア・韓国といった関係国が、まさに申し合わせたように、足並みを揃えて対日攻勢をかけてきていることである。もう一つ重要なことは、それは領土問題だけではなく、日本を意識的に貶める歴史問題とリンクしていることである。中共・韓国との歴史問題は今に始まったことではなく、30年前、1982年の第一次教科書事件から始まっているが、ロシアの場合も、日本に対して数年前からしきりに歴史問題を言い出していたことは、殆ど注意されていなかった。それはまさに、領土問題で攻勢をかけるための準備であったのだ。このあたりが現在の日本人の、驚くほど鈍感な点である。
ロシアといえばその前身のソ連こそ、日本に対して極めて巨大な戦争犯罪を犯した国である。不可侵条約を踏み破り、大量の強姦と言いう戦時性暴力を振るい、日本軍人をシベリアに抑留して、何万もの人間を死に追いやったからである。
ただし中・ロ・韓の北東アジアにおける連携のうち、最も重要なのは中共と韓国の連携である。ロシアは現在、急速に極東開発に力を入れようとしているが、長期的に見た場合、ロシアは基本的にヨーロッパの国であり、アジアにおいて強固な存在とはなりえないからである。
朝鮮戦争でお互いに殺しあった、中共と韓国との連携・結託といえば、80年代の第一次・第二次教科書事件がある。このときはまだ、中共と韓国とは国交が無かったが、日本に対する歴史問題について共同歩調をとった。今から20年前、1992年に中共と韓国の国交が成立したが、95年に日本の江藤発言を切っ掛けに、江沢民と金泳三は歴史問題で共同して日本を叩くことを宣言する。この重要な事実も、忘れっぽい日本人は、すっかり忘れてしまっているだろう。
韓国の動向を見ていると、近年における中共の急速な膨張に対する危惧の念は、殆ど感じられない。日本に対する警戒心とまるで逆である。これは日本人よりアメリカの衰退を敏感に感じ取り、中共と結ぼうと考えているからであろう。そしてそれはまた、近代以前の歴史において、朝鮮が一貫して中華帝国の藩属国家であった事実が、強力に反映されているのであろう。
もう一つ、韓国が中共に対して従属しなければならない要素がある。それこそ韓国と同一民族の国家である北朝鮮の存在である。北朝鮮は完全に中共の衛星国であり、北朝問題を何らかの形においてでも解決するためには、絶対に中共の意向に逆らうことはできない。
それでは、今後の北東アジアの歴史はどのように展開するのであろうか。基本的動向は、アメリカの衰退と中共の台頭となるだろう。その過程で、中共・シナ人は、日本に対する侵略・併合を実行するだろう。そもそも中共はその成立時から、周辺民族の土地を侵略・併合して出来上がった、本質的な侵略国家である。したがって更なる侵略に乗り出すのは、全く当たり前のことである。それを警戒しないとしたら、警戒しないほうが底なしの馬鹿なのだ。現に尖閣を核心的利益だと言い出して、日本領土への侵略を開始しているが、それはさらに沖縄、そして日本本土に拡大するだろう。
ただし中共は日本国土への侵略に乗り出す遥かに以前から、日本人の精神を歴史問題によって侵略し続け//
もう一つ、生出氏が書いた中で思い出すことがある。それは「栄光の帝国海軍の威信もガタ落ちとなり、国民に愛想をつかされるに違いない」という個所である。寺井の「操縦者増勢計画案」に対して、部内で相当な抵抗があった時のこと、教官要員、飛行場、訓練機の確保については論破できたものの、どうしても論破出来なかったのが、海兵採用では間に合わないので予備学生の採用数を増やすという寺井の案に対して、「今まで不規律な学生生活を送ってきた彼等学生達を、一挙に3000名も大量に採用して短期間で搭乗員として養成することは、今まで精鋭を誇ってきたわが海軍航空に害毒を与えて、これを駄目にする恐れがある」と拒否されたことだというのである。初めは信じられなかったが、生出氏の文に接し、当時の帝国海軍内部の雰囲気を的確に表しているものとして、非常に参考になった。海軍あって国家なし。戦後悪く言われている陸軍よりも偏屈ではないか?
≪ともかく、このころの日本海軍の上層部は、とうていマトモとはいえない、ダラクした組織であったといわれてもしかたがない。ここで、すくなくとも山本、宇垣、黒島、渡辺、南雲、草鹿、源田たちは、責任をとらされて、更迭されるべきであった。
現に「再び起き上がって、この失敗を償い、頽勢を挽回してこそ我々の本分を果たすものといえよう」といいながら、従来と同じような立場で作戦指導に当たった山本司令部、南雲司令部は、その後、部下将兵の人命、飛行機、艦船などの損害を激増させるばかりで、頽勢を挽回するようなことは何もできず、日本を惨憺たる敗戦に導くだけだったのである≫
この生出氏の指摘は、的を射ていると思う。海軍の硬直した“年功序列”人事は、今次大戦の大きな反省事項の一つになっているが、それは、米国という強大な新興国、および我が国を取り巻く国際情勢分析など、国家としてやるべき当たり前のことが少しもなされていなかったことの証明であり、日米開戦が、やむを得なかったものであったにしても、如何に当時の国家指導者たちが無責任だったか、逆に言えば我が国は「アジア侵略という共同謀議」を何ら実施していなかったという証明にもなるのでは?と思うのである。(元空将)
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◎酒井信彦 韓国は中共による日本侵略の手先となる
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最近、日本を巡る領土問題が急速に悪化している。しかも注目すべき点は、中共・ロシア・韓国といった関係国が、まさに申し合わせたように、足並みを揃えて対日攻勢をかけてきていることである。もう一つ重要なことは、それは領土問題だけではなく、日本を意識的に貶める歴史問題とリンクしていることである。中共・韓国との歴史問題は今に始まったことではなく、30年前、1982年の第一次教科書事件から始まっているが、ロシアの場合も、日本に対して数年前からしきりに歴史問題を言い出していたことは、殆ど注意されていなかった。それはまさに、領土問題で攻勢をかけるための準備であったのだ。このあたりが現在の日本人の、驚くほど鈍感な点である。
ロシアといえばその前身のソ連こそ、日本に対して極めて巨大な戦争犯罪を犯した国である。不可侵条約を踏み破り、大量の強姦と言いう戦時性暴力を振るい、日本軍人をシベリアに抑留して、何万もの人間を死に追いやったからである。
ただし中・ロ・韓の北東アジアにおける連携のうち、最も重要なのは中共と韓国の連携である。ロシアは現在、急速に極東開発に力を入れようとしているが、長期的に見た場合、ロシアは基本的にヨーロッパの国であり、アジアにおいて強固な存在とはなりえないからである。
朝鮮戦争でお互いに殺しあった、中共と韓国との連携・結託といえば、80年代の第一次・第二次教科書事件がある。このときはまだ、中共と韓国とは国交が無かったが、日本に対する歴史問題について共同歩調をとった。今から20年前、1992年に中共と韓国の国交が成立したが、95年に日本の江藤発言を切っ掛けに、江沢民と金泳三は歴史問題で共同して日本を叩くことを宣言する。この重要な事実も、忘れっぽい日本人は、すっかり忘れてしまっているだろう。
韓国の動向を見ていると、近年における中共の急速な膨張に対する危惧の念は、殆ど感じられない。日本に対する警戒心とまるで逆である。これは日本人よりアメリカの衰退を敏感に感じ取り、中共と結ぼうと考えているからであろう。そしてそれはまた、近代以前の歴史において、朝鮮が一貫して中華帝国の藩属国家であった事実が、強力に反映されているのであろう。
もう一つ、韓国が中共に対して従属しなければならない要素がある。それこそ韓国と同一民族の国家である北朝鮮の存在である。北朝鮮は完全に中共の衛星国であり、北朝問題を何らかの形においてでも解決するためには、絶対に中共の意向に逆らうことはできない。
それでは、今後の北東アジアの歴史はどのように展開するのであろうか。基本的動向は、アメリカの衰退と中共の台頭となるだろう。その過程で、中共・シナ人は、日本に対する侵略・併合を実行するだろう。そもそも中共はその成立時から、周辺民族の土地を侵略・併合して出来上がった、本質的な侵略国家である。したがって更なる侵略に乗り出すのは、全く当たり前のことである。それを警戒しないとしたら、警戒しないほうが底なしの馬鹿なのだ。現に尖閣を核心的利益だと言い出して、日本領土への侵略を開始しているが、それはさらに沖縄、そして日本本土に拡大するだろう。
ただし中共は日本国土への侵略に乗り出す遥かに以前から、日本人の精神を歴史問題によって侵略し続け//