戦後、日本の敗戦処理にあたったマッカーサーは、数々の日本の伝統を潰そうとしました。白人に二度と立ち向かわせないために、日本の価値観を歴史を信仰心を伝統を教育を叩き潰し、日本人を抹殺とはいわないまでも、骨抜きにしようとしたのです。

これは、実行に移されました。図書館や書店にあった書籍の大量処分は一例です。今では、核家族の美名の下に、家族制度も破壊されてきています。 

一方で、彼は「軍服の宣教師」と言われるほど、日本の国をキリスト教化しようと考えていました。事実、GHQで「神道指令」を主導した民間情報教育局で調査にあたったW・P・ウッダードらは、

「国家神道は世界の平和に対する脅威の源泉である」と厳しく弾圧/廃絶することを企画したのです。 

幸い廃絶は免れたものの、神社神道として生き残った戦後、日本人はGHQから言われるままに神道を「古くて悪いもの」と考え始めてしまいました。

ゆえに、次第に神職たちの話に聞く耳を持たなくなった日本人が多くなったのです。

戦後、神道が「旧悪」として否定された結果、いまだに神社神道を誹謗中傷し、神社の社殿に放火して回るような日本人自身(某国人による日本精神の破壊活動もあるはずです)の偏見と無理解ぶりです。 

自宅の箪笥など大型廃物を神社に持ち込み、「燃やしてくれ」「捨ててくれ」と依頼して来る年配の男性。境内にペットの散歩がてらに糞をさせて片付けない中年夫婦。『木の枝が目障りだ』『祭りの音がうるさい』というマンションの若い住人。

本来なら包むべき御初穂料をむき出しで渡し『お釣りをくれ』という中年男性。 

こういう日本人が結果として現れています。さらに、宗教団体から『日本の神社を壊すべき』と教えられ、神社に放火する者。

氏子の自宅と神社の境界線のことでトラブルとなり、猟銃で神社に向けて発砲する者。

このような話を、マスゴミはまず報道しません。 

「団塊の世代」という特定の世代が、神社をことさら蔑視し、年代が増す程に立ち振る舞いが悪くなる傾向が出ているのです。

有史以来、「神聖な場所」とされてきた神社は、「私」よりも「公」の精神が優先される場所でした。 

戦後の日本が是としてきた「個人主義」は、明らかに国や公の重要性よりも、自分個人を優先し、私利私欲に走る人間を生み育ててきたといえます。

地域社会の公共性などは、なんとも考えなくなっているのでしょう。日本人同士をいがみ合わせて連帯感をなくさせ、破壊することが白人社会の目的でした。今では、支那もこれに加わっています。 

これは巧妙に行なわれており、日本人同士が気がつかないところで、日本人の連帯感を失わせることに徐云に成功してきています。

少なくなってきましたが、「鎮守の森」があります。日本人は、自然の恵みや「鎮守の森」から勇気や元気さ清純さといった、目には見えない価値観をもらってきました。

宅地造成や道路開設などで、鎮守の森が破壊されてきています。国土開発と自然環境破壊は裏表の関係にあります。

鎮守の森はなぜ大切なのか。神道は、地上の生き物すべてと連帯し、それぞれが自然の生態系と生命連鎖の中で生きているという考え方があり、その自然に棲む神々を大切に扱う心があります。

日本の国土の約70%は森林と言われながら、戦後、実は国の森林政策で大失敗を犯して来ました。日本の林野庁は、森の生態系を育む広葉樹のブナ、ナラ、カシなどを切り倒し、生産価値の高いとされたスギなどを集中的に植えてしまいました。

この政策はドイツにならったものとされていますが、大事な水源涵養林としての保水力がなく、経済的にも大きな赤字体質を生じてしまったのです。

近年では、「スギ花粉症」という大きな社会問題も引き起こしています。国営林業の裏で進行してきた自然界における生態系の破壊の代表例でしょうか。

現代の日本人は、日本の豊かな自然を「神」でなく「資産」や「物」として捉えてしまったのです。 

八百万の神々が力を合わせて協力しながら生き、自然を大切にする。人も同じ様に自然の営みを大事にし、その自然の神々に自ら「生かされる」という発想があるのです。

神道は、「共存共栄」の理想をきわめて重視しています。日本の歴史上、常に日本人の伝統的な精神性を守って来たのは神職です。 

神職はいつの時代でも「愛国者」といえる存在といってもいいのかもしれません。国家公務員でもないのに、日本の日本人の精神を守ってくれている人々なのでしょう。

祝詞があります。

祝詞の考え方は、変わらないもの、動かないものを基本にします。言葉遣いは、今の言葉にしてしまったら、時間が経つと、次第にすり減って行く可能性があります。

だからこそ、すり減らない大和言葉を使うのです。古くから変わらない伝統的な言葉こそが、価値があるという考え方なのです。

日本に帰化する外国人も多くなりました。帰化した日本人に、本来の日本人に備わっている感性があるでしょうか。

右脳と左脳の話があります。よく指摘されていますが、コオロギの鳴き声は、西洋人の耳には騒音や雑音に聞こえるのですが、日本人には美しい音色に聞こえるのです。

つまり、脳の音認知の違いでもあるのです。欧米人は、主に音全般を右脳で認知し感じています。雑音も風鈴、コオロギなどの鳴き声もみな同じなのです。

日本人は、風鈴やコオロギの鳴き声を左脳で認知しているのです。働きの違いがあれば、本来の日本人に備わっているいるのような感性は、例え帰化しても生み出されません。

支那人や朝鮮人は、西洋人と同じく右脳でコオロギの音を聞いています。日本人が持つ感性を得ることは出来ません。

植物や昆虫においてさえ、神や魂が宿る。この日本特有の感性や考え方は、帰化人に理解されることは難しいでしょう。

古来、日本には「附喪神」という神様がいました。これは、自然のあらゆるものに神や精霊が宿る、というアミニズムの考え方が存在していたからです。

鎮守の森へ足を運び、清々たる環境のなかで万物の声を聞いてみようではありませんか。

参考資料
「神道と日本人」山村明義(新潮社)¥1,700

 
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