◆【世界一わかりやすいアメリカ没落の真実】(北野幸伯著)
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== RPE Journal===================================================
ロシア政治経済ジャーナル No.837
2012/5/30
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★【衝撃!】野田総理がアメリカを滅ぼす2(日中が【ドルはずし】で合意!)
全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは!
北野です。
(●北野が楽しみにしていたイベントが行われました。)
詳細は【編集後記】で!)
野田さんが、アメリカに「超爆弾」を落としました。
大丈夫でしょうか?
▼アメリカを没落させる方法
今回の話、意味がわからなかったら、「ふ~~~んそう!?」と見逃してしまうことなんです。
でも、これでフセインは処刑されたのですから、冗談ではありません。
まず、野田さんが何をしたか知る前に必ず、これから書く基本をおさえておいてください。
昔からの読者さんは知っているので、すぐ野田さんがどんなことをしたかごらんください。
まず「アメリカを没落させる方法」から。
皆さんもご存知のように、アメリカは世界最大の経常赤字・財政赤字・対外債務国。
普通の赤字国では、1、自国通貨の大幅な下落 2、ハイパーインフレというプロセスが必ず起きます。
例えば、1994年のメキシコ。
94年1月、北米自由貿易協定(NAFTA)が発効しました。
結果、メキシコの対米輸入は急増し、貿易赤字が拡大していきます。
貿易赤字になると、赤字国の通貨が安くなる。
しかし、当時のサリナス政権はメキシコの通貨ペソが下がらないよう、介入(買いささえ)を行っていました。
しかし、赤字が恒常的であれば、いつまでも買い支えられません。
同年12月、セディジョ新大統領は、「これ以上ペソを維持するのは無理だ!」とあきらめます。
そしてペソを15%切り下げました。
これをきっかけに、資本が一斉に逃避し、外貨準備が底をつき、通貨危機に陥ったのです。
通貨危機の影響で、メキシコの国内総生産(GDP)成長率は95年、マイナス6.9%。
インフレ率は52%。
これが貿易赤字の国で普通に起こることです。
メキシコはNAFTA発効後、わずか一年間の貿易赤字増加で通貨危機に陥りました。
一方でアメリカは30年も貿易赤字をつづけています。
世界最大の赤字国・借金国の通貨ドルが、これまで比較的ゆるやかに下げてきたのには二つの理由があります。
1、 ドルは還流している。
2、 ドルは基軸通貨である。
1のドルが還流しているとはどういう意味でしょうか?
これは、一度外国に出ていったドルがアメリカに戻ってくるということ。
どうやって?
・高金利
いうでもなくお金は低金利の国から高金利の国に流れます。
日本がゼロ金利でアメリカが5%なら、お金は当然アメリカに向かいます。
(08年以降は、アメリカも低金利だが・・・)
・米国債
日本や中国を筆頭に、世界の国々が、覇権国でもっとも信用のある(あった?)アメリカの国債を買っています。
・株
IT革命が起こった90年代半ばから後半にかけて、アメリカ株はもっとも有望な投資先でした。
結果ニューヨーク・ダウは95年の3900ドルから、2000年1月の11900ドルまで5年間で300%の上昇。
世界の人がアメリカの株を買うということは、要はドルを買う、あるいはドルを還流させるということ。
もう一つの理由は、ドルが基軸通貨(国際通貨・世界通貨)であること。
アメリカは世界通貨の発行権を持っているので、いくら借金しても輪転機をまわすだけでいい。
これが、どうも日本人にはわかってもらえないのです。
普通貿易赤字国の通貨はどんどん下がっていくものですが、世界最大の貿易赤字国アメリカのドルはなかなか下がりませんでした。
これはドルが基軸通貨だから。
基軸通貨というのは、国際間の資本・貿易取引において、民間・公的部門を問わず幅広く使用されている決済通貨のこと。
通貨の上がり下がりは商品と同じで需要と供給で決まります。
普通貿易赤字の国では、自国通貨の需要が外貨需要よりいつも少なく、どんどん下がっていきます。
ところが、世界通貨ドルの需要は世界中であるので、なかなか下がりにくいのです。
どういう需要があるのでしょうか?
・アメリカと他国の貿易決済通貨として
例えばアメリカとロシア、アメリカと中国が貿易をするとき、理論的にはルーブルや人民元で取引をしてもいいはずですね。
ところがそんな話は聞きません。
・他国と他国の貿易決済通貨として
例えば、日本が中東から石油を買う。
アメリカはまったく関係ありません。
ところが、どういうわけか日本の会社はまずドルを買い、それで石油を買う。
・外貨準備として世界の国々の中央銀行が、ドルを外貨保有している。
・世界中の民間人がドルを保有している
このようにドルは世界通貨なので、膨大な貿易赤字があっても、非常に緩やかに下げてきました。
1971年まで1ドルは360円の固定相場。
この年8月15日、ニクソンは金とドルの兌換停止を宣言します(ニクソン・ショック)。
1973年2月から変動相場制に移行。
80年代の半ばまでに1ドル250円まで下がってしまいました。
それでも、しんどくなり、85年9月のプラザ合意。
円はこの後120円まで上がり、その後上下しながら95年には80円まで上がっています。
その後は、クリントンのドル高・株高政策により資金がアメリカに集中。
上下しながら、今は1ドル80円付近をウロウロしています。
このようにドルは1971年から現在までに、対円で4分の1以下になった。
まとめると、
・長期的には、膨大な貿易赤字により、ドルは下がりつづけている。
基軸通貨といえども、ドルを世界中にばらまきつづければ価値が下がっていく。
しかし、基軸通貨ゆえに、その下落過程は緩やかなのです。
・中短期的には、ドル還流の効果により上下する
となります。
「ドルが基軸通貨であるかぎり、赤字や借金は問題にならない」ことについて、大前研一先生はこう書いています。
「この種の「債務」がアメリカの害になることはない。アメ…
[続きはコチラから]
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北野です。
(●北野が楽しみにしていたイベントが行われました。)
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野田さんが、アメリカに「超爆弾」を落としました。
大丈夫でしょうか?
▼アメリカを没落させる方法
今回の話、意味がわからなかったら、「ふ~~~んそう!?」と見逃してしまうことなんです。
でも、これでフセインは処刑されたのですから、冗談ではありません。
まず、野田さんが何をしたか知る前に必ず、これから書く基本をおさえておいてください。
昔からの読者さんは知っているので、すぐ野田さんがどんなことをしたかごらんください。
まず「アメリカを没落させる方法」から。
皆さんもご存知のように、アメリカは世界最大の経常赤字・財政赤字・対外債務国。
普通の赤字国では、1、自国通貨の大幅な下落 2、ハイパーインフレというプロセスが必ず起きます。
例えば、1994年のメキシコ。
94年1月、北米自由貿易協定(NAFTA)が発効しました。
結果、メキシコの対米輸入は急増し、貿易赤字が拡大していきます。
貿易赤字になると、赤字国の通貨が安くなる。
しかし、当時のサリナス政権はメキシコの通貨ペソが下がらないよう、介入(買いささえ)を行っていました。
しかし、赤字が恒常的であれば、いつまでも買い支えられません。
同年12月、セディジョ新大統領は、「これ以上ペソを維持するのは無理だ!」とあきらめます。
そしてペソを15%切り下げました。
これをきっかけに、資本が一斉に逃避し、外貨準備が底をつき、通貨危機に陥ったのです。
通貨危機の影響で、メキシコの国内総生産(GDP)成長率は95年、マイナス6.9%。
インフレ率は52%。
これが貿易赤字の国で普通に起こることです。
メキシコはNAFTA発効後、わずか一年間の貿易赤字増加で通貨危機に陥りました。
一方でアメリカは30年も貿易赤字をつづけています。
世界最大の赤字国・借金国の通貨ドルが、これまで比較的ゆるやかに下げてきたのには二つの理由があります。
1、 ドルは還流している。
2、 ドルは基軸通貨である。
1のドルが還流しているとはどういう意味でしょうか?
これは、一度外国に出ていったドルがアメリカに戻ってくるということ。
どうやって?
・高金利
いうでもなくお金は低金利の国から高金利の国に流れます。
日本がゼロ金利でアメリカが5%なら、お金は当然アメリカに向かいます。
(08年以降は、アメリカも低金利だが・・・)
・米国債
日本や中国を筆頭に、世界の国々が、覇権国でもっとも信用のある(あった?)アメリカの国債を買っています。
・株
IT革命が起こった90年代半ばから後半にかけて、アメリカ株はもっとも有望な投資先でした。
結果ニューヨーク・ダウは95年の3900ドルから、2000年1月の11900ドルまで5年間で300%の上昇。
世界の人がアメリカの株を買うということは、要はドルを買う、あるいはドルを還流させるということ。
もう一つの理由は、ドルが基軸通貨(国際通貨・世界通貨)であること。
アメリカは世界通貨の発行権を持っているので、いくら借金しても輪転機をまわすだけでいい。
これが、どうも日本人にはわかってもらえないのです。
普通貿易赤字国の通貨はどんどん下がっていくものですが、世界最大の貿易赤字国アメリカのドルはなかなか下がりませんでした。
これはドルが基軸通貨だから。
基軸通貨というのは、国際間の資本・貿易取引において、民間・公的部門を問わず幅広く使用されている決済通貨のこと。
通貨の上がり下がりは商品と同じで需要と供給で決まります。
普通貿易赤字の国では、自国通貨の需要が外貨需要よりいつも少なく、どんどん下がっていきます。
ところが、世界通貨ドルの需要は世界中であるので、なかなか下がりにくいのです。
どういう需要があるのでしょうか?
・アメリカと他国の貿易決済通貨として
例えばアメリカとロシア、アメリカと中国が貿易をするとき、理論的にはルーブルや人民元で取引をしてもいいはずですね。
ところがそんな話は聞きません。
・他国と他国の貿易決済通貨として
例えば、日本が中東から石油を買う。
アメリカはまったく関係ありません。
ところが、どういうわけか日本の会社はまずドルを買い、それで石油を買う。
・外貨準備として世界の国々の中央銀行が、ドルを外貨保有している。
・世界中の民間人がドルを保有している
このようにドルは世界通貨なので、膨大な貿易赤字があっても、非常に緩やかに下げてきました。
1971年まで1ドルは360円の固定相場。
この年8月15日、ニクソンは金とドルの兌換停止を宣言します(ニクソン・ショック)。
1973年2月から変動相場制に移行。
80年代の半ばまでに1ドル250円まで下がってしまいました。
それでも、しんどくなり、85年9月のプラザ合意。
円はこの後120円まで上がり、その後上下しながら95年には80円まで上がっています。
その後は、クリントンのドル高・株高政策により資金がアメリカに集中。
上下しながら、今は1ドル80円付近をウロウロしています。
このようにドルは1971年から現在までに、対円で4分の1以下になった。
まとめると、
・長期的には、膨大な貿易赤字により、ドルは下がりつづけている。
基軸通貨といえども、ドルを世界中にばらまきつづければ価値が下がっていく。
しかし、基軸通貨ゆえに、その下落過程は緩やかなのです。
・中短期的には、ドル還流の効果により上下する
となります。
「ドルが基軸通貨であるかぎり、赤字や借金は問題にならない」ことについて、大前研一先生はこう書いています。
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