ロシア政治経済ジャーナル No.836

                 2012/5/27号

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★日本を救う哲人A氏とは?


全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは!

北野です。


「3.11」は、第2次大戦後最悪の大災害でした。

しかし、この大災害により、日本人の意識がよいほうに変わった感じもします。

たとえば震災後、「日本」「日本人」「日本の自立」について語ることが「一般化」しました。

その前は、「日本」「日本人」「日本の自立」などというと、「○○さんって右翼???つきあわないほうがよさそう・・・・」などと思われたものです。

皆さんもご存知のように、私は震災の数年前から「こんな夢があります」と書いています。


<日本が、アメリカ幕府の天領でも、中国の小日本省でもない、『自立国家』になること。自立した日本をして、世界を救うこと>


正直、これを公表したとき、恥ずかしかったです。

「誇大妄想狂」ですよね。

しかし、「誰かがいいだせば、後につづく人も出てくるだろう」と願いをこめて公表したわけです。

「3.11」後、皆「日本」「日本人」「日本の自立」のことを語りだしたので、私はもはや「誇大妄想狂」ではなく、「普通の人」になりました。

それで、とても喜んでいます。

ところで、あなたが発信するメッセージは、あなたと同類の人を引き寄せます。

「僕は金儲けが大好きです!」と宣言し、金儲けのノウハウをメルマガやブログに書いていれば、同じように、「僕も金儲けが大好きです!」という人が集結してくる。

たとえば、あなたは「彼女」が欲しくて、結婚を前提に真剣におつきあいしたいと思っている。

「出会い系サイト」の会員にならずとも、メルマガ、ブログ、フェイスブック、ツイッターなどで情報を発信すれば、候補が何十人も何百人も見つかることでしょう。


で、私が発信しているメッセージは何かというと、「日本を自立国家にしましょう」です。

すると、似たようなことを考えている人からバンバンメールが届くようになってきたのです。

私のところには、読者さんから一日100通以上のメールが届きます。

それで、ほとんどお返事できていません。(すいません。)

しかし、「これは!」と思う人には、お返事するように努力しています。


「これは!」と思う人の一人が、

NPO法人ジャパンイニシアチブ理事の天野統康さんでした。

(ジャパンイニシアチブHPはこちら
→ http://www.japan-init.org/  )


件名の「日本を救う哲人A氏」とは、天野さんのことです。

「日本の自立」というと、「欧米中ロが反対しても『核武装』すれば自立できる!」と短絡的に考える人が多い。

しかし、安保理常任理事国が一体化して日本の核武装に反対すれば、日本に石油・ガス・ウランが全然入らなくすることもできます。

つまり「ABCD包囲網」と同じ展開になることが考えられる。


だから、「日本の自立」はもっとトータルに考えなければならない。

私は、「精神の自立」「経済の自立」「食糧の自立」「エネルギーの自立」「軍事の自立」をあげています。

こういうトータルな「日本の自立」について、天野さんはとても深く研究、考察されています。

皆さん、「日本のエネルギー自給率を100%にできる」といわれたらどう思いますか?

95%の日本人は、「無理無理、日本は石油もガスも輸入。原発だってウランを輸入しなければ成り立たない」というでしょう。

残りのすすんだ日本人は、「ああ、メタンハイドレートの実用化が実現すればそれも可能」などというでしょう。

しかし、天野さんは、「藻油」によってエネルギー自給率100%は可能と教えてくれたのです。

口で説明しても難しいので、こちらの動画をごらんください。

http://10douga.blog90.fc2.com/blog-entry-579.html
http://10douga.blog90.fc2.com/blog-entry-579.html


これは一例ですが、天野さんは、「エネルギー」「食糧」「経済」「政治」「教育」等々、

「アメリカ一極世界崩壊後の新システム」について、メチャクチャ具体的なビジョンを持っています。


日本を救う哲人・天野さん。


●金融システムから見る経済社会論


という、メチャクチャRPE読者好みの、すばらしいブログを運営されています。

皆さん、是非訪問し、「お気に入り」にいれてちょくちょくチェックしてみてください。

http://ameblo.jp/amanomotoyasu/


ちなみに、日本を救う哲人・天野さんは、

「プーチン最後の聖戦」→ http://tinyurl.com/8y5mya3 )

を読んで何を考えたのでしょうか?

ブログから転載させていただきます。


【以下転載】▼


4月5日に発売される「プーチン 最後の聖戦」を著者の北野幸伯氏から送っていただきました。

早速、読んでみたところ、あまりにも面白く衝撃の真実の連続だったので、寝るのを忘れ夜更かしして読みきりました。

日本では殆ど報道されないプーチン・ロシアと欧米支配者の全世界を巻き込んだ激闘が原因から舞台裏まで詳細に書かれています。


大国とはいえなくなったロシアが、世界を支配する欧米勢力と反欧米勢力の急先鋒として国内、国外で激闘を繰り広げてきたわけですからその孤独やプレッシャーは相当なものだったでしょう。


特に興味深かったのは、ソ連崩壊後のロシアが新興財閥に搾取され、国民の生活が脅かされていたところを、プーチン率いるKGB勢力が短期間に崩壊させた部分です。

欧米の財閥勢力と違い、ロシアの新興財閥はソ連崩壊後の短期間で一気に巨大化したため、基盤がもろく崩壊も瞬間的だったわけです。

ただしそれを可能にしたのがプーチン率いるKGB軍団の用意周到な作戦でした。

私は親欧米のエリツィン政権のもとで反欧米のプーチンがどのようにして権力を握ったのか不思議でしたが、この本で謎がとけました。

ロシア国内で権力を握った後の大改革も実に見事であり、経済、政治、行政、財政、外交とありとあらゆる部分で国家としての機能を回復させる強権改革を行ったプーチン政権の手腕は、独裁的と批判されても評価されるべきものでしょう。

今回の大統領選挙でも圧勝したのは当然のことです。

プーチンの改革はロシア史的観点から言えば、後進国ロシアを近代ロシア帝国に変化させたピョートル大帝の大改革に匹敵するも
のです。

残念なことにプーチンと同時期に行ったわが国の小泉構造改革は真逆の結果を日本にもたらしました。

また、現在の民主党政権の改革も当初の理念から大きくシフトチェンジし、構造改革路線をなぞっているだけです。

ロシアと日本の改革の方向性ともたらした結果の違いは、一重に外国勢力の干渉を排除できたか、できなかったのかの違いです。


当たり前ですが外国勢力はその国の国民のことなど考えるはずがありません。

自らの利益を求めて侵略しているわけですから。

自立した国にならなければ、国民のための政策など到底無理ということです。

プーチンはそのことを骨身にしみてわかっていたので、自立を徹底させたと言うことです。

自立しているから独自の国内政策と外向政策を行うことができたわけです。


他にも、現在のアメリカの支配力をささえる基軸通貨という立場。

それを崩壊させようとするロシアや中国の動き。

中東の戦争やユーラシア各地におきる革命運動の背後関係など、マスコミが報道しない貴重な情報が羅列されています。

ここでも利用され操作される民主主義の問題が全面に論じられています。


世界は国と財閥権力のエゴとエゴがぶつかり合う熾烈なパワーゲームであり、そのことを理解しない限り何が起こっているか理解できないということを改めて実感できます。

この本は欧米のマスコミの強い影響下にある日本で、ロシア側の視点から見た世界というものを体験できます。

ロシアに20年以上在住し、ソ連崩壊から現在まで激動のロシアと接し続けた著者ならではの貴重な情報です。

物事は対立する両方の立場から見て全体像をつかむことできます。

投資も経営も政治も真実を知らなければ搾取されるばかりです。