致知出版社の「人間力メルマガ」

 【2012/5/5】 致知出版社編集部 発行
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 本日は現在発行中の『致知』6月号より、日本の転換に必要な100年先を見据えた再生の針路を語っていただいた東京大学名誉教授・月尾嘉男氏のお話をご紹介します。


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 「国家滅亡の共通点」
       
  月尾嘉男(東京大学名誉教授)
        
 『致知』2012年6月号
  特集「復興への道」より

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このまま進むと日本はどうなってしまうのか心配になる。恐ろしい話になるが、過去に栄えた国家が滅亡した状況と、日本の現状があまりにも似ているため、ぜひ紹介しておきたい。

最初は紀元前814年に建国されたカルタゴ。


日本が反面教師とすべき第一の点は「経済至上主義」である。

貿易大国として栄えたカルタゴは文化を軽視し、国家観や歴史観を持たず、経済発展のみに熱中していた。

ローマとの第2次ポエニ戦争に負けた時、巨額の賠償金を50年賦で要求されたが、カルタゴはそれを僅か10年で完済してしまい、逆にローマの警戒心を強める結果になったほどである。


第2次ポエニ戦争でハンニバルの軍隊に負けて敗残兵となった大カトーと呼ばれる政治家は、視察団長として訪れたカルタゴの繁栄を目の当たりにして以後、市民に演説をするたび、必ず最後を「カルタゴを殲滅すべし」と締め括ったといわれる。

そうして国民のカルタゴへの敵意を煽り、結果、第3次ポエニ戦争でローマはカルタゴを殲滅することになる。

これらが今日の日本に酷似していることは自明である。経済発展一途で経済大国になることには成功したが、政治の劣化、倫理の消滅、文化の崩壊は増大した。

隣国の中国や韓国からは日本攻撃の発言や行動が頻発しているが、国家として毅然として反撃する態度を示さないどころか、敵に塩を送る愚者までいる。


もう1つの反面教師はイタリアの海上都市として栄えたベネチアである。

かつては軍艦を大量に保有し、ヨーロッパ最強の国家として地中海を支配したが、17世紀頃から陰りが出始める。

まず造船の技術革新を怠った結果、台頭してきたオランダや北欧諸国の技術に抜かれ、技術後進国となっていく。

また軍事費を削減した結果、軍艦の数が減り、軍事力が後退した。

最大の問題は社会が成熟し、既得権益が固定し、革新を起こす精神風土が衰微したことである。

その風土を反映し、ベネチアの適齢男子の結婚比率が急速に低下し、16世紀に5割、17世紀に4割となり、子供のいる夫婦の比率は四割となった。

そして18世紀末に進撃してきたナポレオンに最後通牒を突きつけられ、1度も戦闘することなく降伏し、国家として終焉した。

現在の日本の20歳代男子の未婚比率は7割、女子も六割で、就業意欲のない若者も増加傾向にある。

歴史のなかに国が滅びた例は数多くあるが、現在の日本はカルタゴとベネチアの辿った末路を真剣に振り返る必要がある。



※その他、月尾教授が指摘する戦後日本の3つの問題点や100年先を見据えた転換戦略とは?
 詳しくは『致知』6月号をご覧ください。



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