致知出版社の「人間力メルマガ」

 【2012/5/2】 致知出版社編集部 発行
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 本日は現在発行中の『致知』6月号より、東日本大震災以降、津波の被害を免れた東北地方沿岸一帯の神社の調査をされた海洋プランニングの熊谷航氏のお話をご紹介します。


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 「古の神社が教えるもの」

  熊谷航(海洋プランニング)
        
  『致知』2012年6月号
   特集「復興への道」より

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震災以降は、仕事で北は北上川から南は阿武隈川まで河口付近の被災状況の調査を一とおり行って、夏くらいから東北地方一帯の近海を測量して回りました。

ですから僕は海側から被災地を全部見たことになりますね。その時に神社が残っているな、ということに気づいたんです。


【記者:それがきっかけで本格的に神社について調べられたのですか?】


きっかけは確かにそうなのですが、実際に調査に乗り出すには別に動機があったんですよ。

復興に関して震災直後から様々なことがいわれてきましたが、政治家や大学の先生方の発言とか、なんとか会議で話し合われたりする内容を聞いていても、どうも違和感があったんですよね。僕ら地元の住民は蚊帳の外だよねって。

この土地に住んだこともない人たちが、復興だ、復興だっていろんなことを決めていき、僕らはその決定過程にまったく入る余地がない。このことが非常に歯がゆかったんです。


それからもう一つ。

震災後1週間くらいで津波の被害調査が始まって、続々と被害状況が明らかになっていきましたが、福島県だけがポコーンと空白のままでした。


【記者:原発事故の影響ですね】


いろんな研究者が調査に乗り出してくるんだけど、福島県には誰もこない。

南三陸町とか陸前高田市の被害も確かに凄かったけど、こっちも大変なことになっていたんですよ。

そうしたら大学時代の恩師から連絡が入って、「他の連中は皆へっぴり腰だから、おまえがやってみたらどうだ」と背中を押されましてね。

それじゃっていうことで、友人たちの力を借りながら主に休日を使って被災地域を回り始めたんです。


【記者:会社の仕事として始められたわけではないのですね】


そう、だからお金はあまりかけられません(笑)。早速調査に乗り出したわけですが、海から見えていた神社にもいくつか立ち寄りました。そうしたら思いがけない光景に出合って、神社に対する認識がガラッと変わったんですよ。


南相馬市原町区を訪れた時のことです。

あたり一帯は多くの家が流され、瓦礫の山がいくつもできていたのですが、そこにポツンと残っていたのが照崎神社でした。

それ自体にもとても感動したのですが、それ以上に感激したのは、境内が綺麗に掃き清められていたことなんです。

神社そのものは無事でも、海水は当然境内にまで来ていて、瓦礫などが散乱していたはずなんですよ。それが見事に片づけられている。

他にもそのような神社があったのですが、周囲の住民は避難されているから、最初は誰がやられたのか分かりませんでした。


後で分かったんですけど、当時は行方不明の身内を捜索しに、避難先から一時的に戻ってこられる人がたくさんいたんですよ。自衛隊や警察の方だけでは全然手が足りていませんでしたから。その方々が捜索の合間に掃除をされていたんです。


【記者:不思議ですね】


僕はこの時に思いました。

各地に避難された方々が再びこの地に戻ってくるためには、コンビニやら病院など生活に必要なものも確かに大事だけど、地域の暮らしに根づく神社の存在を忘れてはいけないなと。

東北大学の津波工学が専門の今村文彦先生とお話しする機会があって、神社のことで意気投合し、調査にあたってはいろいろと協力していただくことになったのも大きかったですね。

そんなことが重なって、じゃ神社だけに絞って調べようということになりました。


※神社調査を経て見えてきた日本民族の歴史や、神社が現代人に語りかけるものとは何か?詳しくは『致知』6月号をご覧ください。


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『致知』最新6月号 特集テーマ「復興への道」
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 ▼宮城県知事・村井嘉浩氏が語る復興への視点

 ▼いま、吉田茂に何を学ぶか・北康利氏

 ▼護国なくして復興なし・黄文雄氏&ペマ・ギャルポ氏

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 ▼コミュニケーションデザインで地域を蘇らせる・山崎亮氏

 ▼被災中小企業の支援に尽力する、ベガルタ仙台社長・白幡洋一氏

 ▼被災地に佇む古の神社が教えるもの・熊谷航氏

 ▼『古事記』1300年に思う・山谷えり子氏


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