介入が効果を発揮しないなか、政府は、外貨準備を活用し日本企業の海外投
資を促す基金を設立するなど、円高メリットを活用した政策も導入している。

 海外投資の促進をめぐっては、産業の空洞化を助長するとの指摘もある。た
だ、日本の昨年の貿易収支は、円高などによる輸出の低迷で31年ぶりの赤字
に転落した。モノやサービス、投資の収支も含めた経常収支の赤字転落を回避
するには、海外でかせぎ、国内に資金を還流させる所得収支の黒字を増やすこ
とが不可欠だ。

 海外で稼いだ資金を付加価値の高い製品の開発や新たな事業の育成に振り向
ければ、空洞化も防げる。

 「日本が円高メリットを背景に海外で存在感を高めれば、逆に米国などから
円高是正の声が出てくる」(民間エコノミスト)。介入に頼った政策からの転
換は急務だ。


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◆鳥インフル研究 適切な管理に知恵しぼれ
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 (産経【主張】 2012/2/8)

 一歩誤れば自然界を先取りして重大な危機を招いてしまう研究を、どうすれ
ば適切に管理できるか。鳥の間に広がる高病原性鳥インフルエンザウイルスH
5N1の研究者がいま、その大きな課題に直面している。

 H5N1の人への感染例は散発的にしか報告されていないが、遺伝子が変化
して、致死率が高く、人に感染しやすい新型インフルエンザのウイルスが出現
すれば、たちまちパンデミック(世界的大流行)になるおそれもある。

 そうした事態に備え、研究に取り組んでいる世界の研究者39人が1月20
日、研究を60日間、休止する声明を発表した。ワクチン開発などに成果が期
待される一方、バイオテロなどに悪用され、人為的なパンデミックを引き起こ
す懸念もぬぐえないからだ。

 研究者が自らの仕事を休止し、立ち止まって考える姿勢を示したことは評価
したい。

 この問題は昨年9月、オランダの研究者が、H5N1をもとにフェレットの
間で次々に感染を起こすウイルスの作製実験に成功したとの研究発表を行い浮
上した。フェレットはイタチに似た動物で、インフルエンザウイルスの感染様
式が人によく似ているのだ。

 研究は米国政府の研究費で行われており、米国の大学でも日本人研究者らが、
より致死性の低いかたちではあるが、同様のウイルス研究で成果を挙げている。

 H5N1が人に感染しやすいウイルスに変化したら大変だという仮定の話で
はなく、実験室段階ではもう、その大変なウイルスが存在していると考えなけ
ればならない。テロに悪用されたり、実験室から誤って漏れたりすれば、たち
まち世界に広がりかねない。

 米国政府の専門委員会は英米の科学誌に対し、研究論文を発表する際には核
心部分を伏せて掲載するよう求めた。研究者の間でも即刻、研究を中止すべき
だと警告する意見もある。逆に情報規制による対策の遅れを懸念する研究者も
いる。答えは簡単には出ない。

 世界保健機関(WHO)は今月16日に約50人の専門家を集め、国際会議
を開く予定だが、研究者だけで判断できる問題でもなさそうだ。60日の休止
期間はそれほど長くはない。科学的な観点で何ができるのかを整理し、政治の
指導者らも含めた、より広い検討の場の確保を急ぐ必要がある。


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≪編集部のコメント≫


 ※◆いじめ、7万7630件…について

  不登校がほぼ12万人・・・。
  今年1月に自殺した児童生徒は156人。

  1月のすべての自殺者数2241人。

  国民の心が完全崩壊状態なのかもしれません。

  これを取り戻すには、
  「和の心」を取り戻すことです。
  
  皆様も「和の心」を取り戻すにはどうすればいいのか//