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Webで見る(バックナンバー) ⇒ http://www.melma.com/mb/backnumber_174014/
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メルマガ版「台湾は日本の生命線!」
中国の軍拡目標はアジア太平洋での覇権確立。そしてその第一段階が台湾併呑。
もしこの島が「中国の不沈空母」と化せば日本は・・・。中国膨張主義に目を向けよ!
ブログ「台湾は日本の生命線!」 http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/
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李登輝氏の不撓不屈の精神を仰げ―日本も台湾もこれからだ
(付:李登輝氏メッセージ動画)
ブログでは関連写真も↓
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-1756.html
台湾の総統選挙では「棄馬保台」(中国傾斜を深める現職で国民党の馬英九氏への投票をやめ、台湾を守ろう)と訴え、野党民進党候補の蔡英文氏を応援した李登輝元総統。
九十に近い高齢で、しかも体調も思わしくないなか、投票前日の一月十三日には二十万人規模の応援集会に姿を見せ、「李登輝最後のお願いだ」「台湾は皆さんに任せた」と演説し、蔡氏への投票を呼びかけた。これには場内の群集だけにとどまらず、全国の多くの国民の胸をも打った。
しかし勝利を収めたのは馬英九氏だった。これに蔡氏の支持者は大きく落胆した。今後国民党政権はますます中国の影響下へと陥るのは必至だ。そのため「これでは保台できない」との不安、諦観が広がっている。
これは台湾を日本の生命共同体であると知る日本人の間でも、同様のはずだ。
そうしたなか、再び李登輝氏が口を開いた。旧正月(二十三日)を前に、国民に向けに下のような新年のビデオメッセージを送ったのだ。
李登輝氏のビデオメッセージ(台湾語)
2012李登輝新春講話
http://youtu.be/aHMuaG02vaY
ここにメッセージを日本語に翻訳しよう。次のようなものだった。
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全国の親愛なる皆さん、こんにちは。新年のお慶びを申し上げます。
旧年中の皆さんによる私への支持、お気遣いに感謝しております。
また選挙ではお疲れ様でした。勝ちも負けも、選挙では普通のことです。
勝った人にはさらに謙虚であってほしいと思います。国家の指導者たる者はすべての人のために働かなければならません。また半数近くの人が現在の生活に満足していないこと、そして国も今後さまざまな挑戦を受けることになることを忘れてはなりません。
負けた人は、変化を望む一人一人の声を忘れてはなりません。多くの人の希望が自身に託されており、すべての人を激励しながら、引き続き努力を行わなければならないことを忘れてはなりません。
今回の選挙は何の事件も発生せず、平和裏に終了しました。これは台湾の民主主義がさらに進歩し、そしてそれが台湾人の共通の価値観として根付いたことを物語るものです。また台湾が主体性を維持し続けさえすれば、民主主義も行われ続けることができるということを守り続けられることも教えるものです。
環境がいかに変わろうとも、理想が存在する限り望みは叶うと信じましょう。台湾の未来、子孫の幸福のため、自信を持ち、さらにがんばり、台湾を真の民主、自由、繁栄の正常な国家へと変えましょう。公平正義の社会を打ち立てるのです。
最後にあらためて、皆さん安らかで楽しい新年を迎えることをお祈りします。
ありがとうございました。
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この内容のビデオメッセージを、李登輝氏はまず二十日、フェイスブックで掲載した。そしてマスコミ各社がいっせいにそのことを報じた。
自由時報はこれに関して論評を掲載し、次のように指摘していた。
「李登輝氏はなぜ(馬英九氏に対し)『もう半分の人を忘れてはならない』と言ったのだろうか。それは『我々は勝った』と叫ぶ彼がもう半分の人たちを忘れているばかりか、自分に投票しなかった人々を敗者と位置づけているからだ」
きっとそのようなものなのだろう。かつての被支配者層である台湾人の政治勢力の台頭を憎み、それを抑えるためなら「血は水よりも濃し」として、不倶戴天の敵である中共の威を借り、その返礼として台湾自体を献上することも厭わないかに見える馬英九氏ら国民党の在台中国人たち。自分たちが国の「主」でなければ気がすまないこの勢力は、結局は民を「主」とする民主主義を拒否しているのだ。
だからこそ李登輝氏は、さらなる「民主、自由、反映の正常な国家」を作り上げようと、国民を激励するのである。ちなみに「正常な国家」とは、「一つの中国」なる虚構、幻想に基づく中華民国ではなく、台湾人の台湾国家のことである。
このような国家を建国し、その国の真の「主」の地位を台湾人を占めさせるため、総統引退後もひたすら戦い続けてきた李登輝氏。先日一度は国民に対し、「最後のお願い」として「棄馬保台」を呼びかけたが、落胆する国民の姿を見て、激励にに乗り出さざるを得なかったようだ。
いまや多くの国民から慈父のように慕われる李登輝氏だが、やはり「台湾の父」「台湾民主の父」と呼ばれるだけのことはある。きっとこのメッセージに接し、台湾を愛する多くの台湾人が勇気付けられているに違いない。
なお李登輝氏は十七日のメディア関係者との会食の際も、「民主社会にはチャンスがある。選挙は四年に一回。今回は失敗したが、次回にがんばればいい」と選挙の感想を述べるとともに、「私の願いは台湾が自由で民主の真の国家になること。それ以外は願望などない」「ポーランドは独立して国家となるまで八百年かかった。我々はまだたったの四百年。時間はある。ゆっくりとがんばろう」と語っていた。
不撓不屈とは、この人物の精神のことを言うのだろう。
やがて台湾国が打ち立てられたら、李登輝氏は「台湾建国の父」と呼ばれるに違いない。李登輝氏の後に続く、台湾国民の奮起に期待したい。
中国の影響力は拡大する一方だが、台湾も日本もこれからだ。私も生命共同体・日本の民の一人として、日台と連なる列島線全体の防衛のため、戦いたいと思うのである。
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台湾の総統選挙では「棄馬保台」(中国傾斜を深める現職で国民党の馬英九氏への投票をやめ、台湾を守ろう)と訴え、野党民進党候補の蔡英文氏を応援した李登輝元総統。
九十に近い高齢で、しかも体調も思わしくないなか、投票前日の一月十三日には二十万人規模の応援集会に姿を見せ、「李登輝最後のお願いだ」「台湾は皆さんに任せた」と演説し、蔡氏への投票を呼びかけた。これには場内の群集だけにとどまらず、全国の多くの国民の胸をも打った。
しかし勝利を収めたのは馬英九氏だった。これに蔡氏の支持者は大きく落胆した。今後国民党政権はますます中国の影響下へと陥るのは必至だ。そのため「これでは保台できない」との不安、諦観が広がっている。
これは台湾を日本の生命共同体であると知る日本人の間でも、同様のはずだ。
そうしたなか、再び李登輝氏が口を開いた。旧正月(二十三日)を前に、国民に向けに下のような新年のビデオメッセージを送ったのだ。
李登輝氏のビデオメッセージ(台湾語)
2012李登輝新春講話
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ここにメッセージを日本語に翻訳しよう。次のようなものだった。
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全国の親愛なる皆さん、こんにちは。新年のお慶びを申し上げます。
旧年中の皆さんによる私への支持、お気遣いに感謝しております。
また選挙ではお疲れ様でした。勝ちも負けも、選挙では普通のことです。
勝った人にはさらに謙虚であってほしいと思います。国家の指導者たる者はすべての人のために働かなければならません。また半数近くの人が現在の生活に満足していないこと、そして国も今後さまざまな挑戦を受けることになることを忘れてはなりません。
負けた人は、変化を望む一人一人の声を忘れてはなりません。多くの人の希望が自身に託されており、すべての人を激励しながら、引き続き努力を行わなければならないことを忘れてはなりません。
今回の選挙は何の事件も発生せず、平和裏に終了しました。これは台湾の民主主義がさらに進歩し、そしてそれが台湾人の共通の価値観として根付いたことを物語るものです。また台湾が主体性を維持し続けさえすれば、民主主義も行われ続けることができるということを守り続けられることも教えるものです。
環境がいかに変わろうとも、理想が存在する限り望みは叶うと信じましょう。台湾の未来、子孫の幸福のため、自信を持ち、さらにがんばり、台湾を真の民主、自由、繁栄の正常な国家へと変えましょう。公平正義の社会を打ち立てるのです。
最後にあらためて、皆さん安らかで楽しい新年を迎えることをお祈りします。
ありがとうございました。
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この内容のビデオメッセージを、李登輝氏はまず二十日、フェイスブックで掲載した。そしてマスコミ各社がいっせいにそのことを報じた。
自由時報はこれに関して論評を掲載し、次のように指摘していた。
「李登輝氏はなぜ(馬英九氏に対し)『もう半分の人を忘れてはならない』と言ったのだろうか。それは『我々は勝った』と叫ぶ彼がもう半分の人たちを忘れているばかりか、自分に投票しなかった人々を敗者と位置づけているからだ」
きっとそのようなものなのだろう。かつての被支配者層である台湾人の政治勢力の台頭を憎み、それを抑えるためなら「血は水よりも濃し」として、不倶戴天の敵である中共の威を借り、その返礼として台湾自体を献上することも厭わないかに見える馬英九氏ら国民党の在台中国人たち。自分たちが国の「主」でなければ気がすまないこの勢力は、結局は民を「主」とする民主主義を拒否しているのだ。
だからこそ李登輝氏は、さらなる「民主、自由、反映の正常な国家」を作り上げようと、国民を激励するのである。ちなみに「正常な国家」とは、「一つの中国」なる虚構、幻想に基づく中華民国ではなく、台湾人の台湾国家のことである。
このような国家を建国し、その国の真の「主」の地位を台湾人を占めさせるため、総統引退後もひたすら戦い続けてきた李登輝氏。先日一度は国民に対し、「最後のお願い」として「棄馬保台」を呼びかけたが、落胆する国民の姿を見て、激励にに乗り出さざるを得なかったようだ。
いまや多くの国民から慈父のように慕われる李登輝氏だが、やはり「台湾の父」「台湾民主の父」と呼ばれるだけのことはある。きっとこのメッセージに接し、台湾を愛する多くの台湾人が勇気付けられているに違いない。
なお李登輝氏は十七日のメディア関係者との会食の際も、「民主社会にはチャンスがある。選挙は四年に一回。今回は失敗したが、次回にがんばればいい」と選挙の感想を述べるとともに、「私の願いは台湾が自由で民主の真の国家になること。それ以外は願望などない」「ポーランドは独立して国家となるまで八百年かかった。我々はまだたったの四百年。時間はある。ゆっくりとがんばろう」と語っていた。
不撓不屈とは、この人物の精神のことを言うのだろう。
やがて台湾国が打ち立てられたら、李登輝氏は「台湾建国の父」と呼ばれるに違いない。李登輝氏の後に続く、台湾国民の奮起に期待したい。
中国の影響力は拡大する一方だが、台湾も日本もこれからだ。私も生命共同体・日本の民の一人として、日台と連なる列島線全体の防衛のため、戦いたいと思うのである。
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