2011/12/06

No.0854 『 出でよ!サムライ 』 - 歴史に学び人物を目指す -

「家康に学ぶ」シリーズ ◆第280回 泰平はまだ先◆



関ヶ原の戦い後、新しい日本国の配置がされた。十兵衛と名乗
る者が、家康に仕えることを願いやって来た。新しい泰平日本
へのご奉公をしたい、と口が達者なこの男は言った。二、三十
年して出直すことじゃ、と家康は答えた。



 「わしが求めているのは泰平のみ代に仕える者ではないぞ。
 泰平を開こうとして、血みどろになっている、この家康に仕
 える人が欲しいのじゃ」

 (山岡荘八「徳川家康」(講談社) 第19巻 P.21)



戦の無い世を作るため、という大義名分で戦をしていた時代。
豊臣排除の最後の大一番を企てる家康。泰平などその後のこと。



幕末維新期の3タイプを見てみましょう。

まず、徳川家憎しを行動で示した、長州や土佐の過激志士たち。
江戸の太平期に風穴を開け、大きな波を起こしました。

次に、日本のためを考え、事を為そうとした坂本龍馬や勝海舟。
大きな波を逃さず、実際に明治という新しい世の扉を作りました。
泰平を開き完成させようとする、冒頭の家康が居るのがここ。

最後に、起こった変革の後を受け持った、明治の政治家たち。
新しいものを運営していくことに、長けていたのでしょう。
冒頭の十兵衛が望むのがここ。




諸葛孔明の人物鑑定法の中の1つ。

 ことの是非を判断させて、その志の所在を観察する

泰平の世かどうか、時勢を理解し事を為そうとしているのか。
口では綺麗なことを言っても、その志は果たして?
実際に腹の中は?・・・と疑問をもたれてしまいます。

口の達者な十兵衛。
芸を鍛えたとして、それを何に役立てるのか。
学(何を志すのか)があってこその、芸です。

「芸は身を助ける」と言う一方で、
「芸は身の仇」となる危うさもあるのです。



参考文献:高畠穣「諸葛孔明の兵法」(三笠書房)



◆後記◆

冒頭の台詞、み世(御世)ではなく、み代(御代)が使われています
切り開くのが”わしの代”。泰平を維持するのが、”次代”将
軍以降のこと。

世の中を考えてのことではなく、あくまでも徳川家のため。
そんな台詞に聞こえます。

本日も最後までお付き合い、ありがとうございます。



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