◆冨田浩司『危機の指導者・チャーチル』を読み解く


冨田氏は、英国駐在経験のある外交官であり、現在外務省北米局参事官である。



※冨田浩司『危機の指導者・チャーチル』要旨



・英国の宰相であったチャーチルは、日常業務に加えて、議会出席、国内各地・前線の視察、首脳会議への出席など激務を5年間にわたりこなし続けた。
これは超人的といわざるをえない。

こうした努力を支えていたのが、人一倍のエネルギーであった。
それに加え、豊富な行政経験で研ぎ澄まされた理解力と判断力、言い換えれば、優れた実務能力なしには首相としての激務には耐えられなかった。
しばしば見過ごされているが、チャーチルが超一級の行政官であったことを忘れるべきではない。



・戦争指導者としてチャーチルの最大の仕事は、言うまでもなく戦略的判断を下すことにあった。


・チャーチルの演説が国民の共感を生んだ2つの理由。


1.目的意識の明確さ。
彼の演説は、なぜ闘うのか、そして正義はどちらの側にあるのかを疑問の余地なく明示する。


2.チャーチルの演説が生み出す歴史的共感である。
彼の演説を聞くとき、国民は自らの歴史の一部となったことを自覚せざるを得ない。
この点は、大戦中の演説に現れるいくつかの名文句を見ると明らかである。

「決意を持ってそれぞれの務めに取り組もう。
大英帝国と英連邦が千年間続くとしても、後世の人々が『これが彼らの最も輝ける時だった』と振り返るように」
(1940年、フランス降伏後の下院演説)



・チャーチルの学ぶ危機の指導者に求められる資質。


1.コミュニケーション能力。
指導者が危機に際して最初に取り組むべき課題は、目的意識の明確化である。

さらに重要なことは、チャーチルにとって言葉のみならず、自らの存在自体がコミュニケーション手段であった点である。
彼は第二次大戦中の指導者の中では、疑いもなく最もヴィジブルなリーダーであった。
議会での討議、空襲後の被害の視察、前線での部隊の激励、首脳外交といった、ありとあらゆる場面で行動する姿を見せることで、
リーダーシップがどこにあるのかを国民に示し続けた。


2.行動志向の実務主義。
彼は国民に対する演説において荘重なレトリックを駆使する一方、実際の戦争指導においては徹底的な実務主義を貫いた。


第二次大戦中の米国の陸軍参謀総長マーシャルは、執務室の机の上にこういうプレートを置いていた。

「問題と戦うな。決断しろ」


チャーチルは部下に宛てたメモランダムの中でこう指示している。

「最良の解決策を示してくれ。
問題の難しさを議論する必要はない。
難しさは最初から判りきっている」


3.歴史観。
危機は、おびただしい数の現実的課題を提示するとともに、時として指導者の国家観そのものを試す。




※コメント
チャーチルは、大戦中いやそれ以外のときもインテリジェンス(情報)を重視した。
要職についていないときも、あらゆるルートから機密情報を得ており、問題に対する的確な認識を持っていた。
若いときからの情報トレーニング、決断、実務的な行政経験により、歴史に残る宰相となった。







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