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メールコラム「使える!ビジネス古典」
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■No.11■■
未来の明暗を分けるもの
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
これから伸びるのはどんな事業であるか?
世の中は今後どうなっていくのだろうか?
これらは、ビジネスをしている人であれば……
いえ、ビジネスをしていなくても多くの人が考える事柄です。
実際、弊社社長ももクライアントの方からこうした質問を受けることが
多々あります。
回答の代わりといってはなんですが、まずは、
『論語』子罕(しかん)第九30のこの言葉をお読みください。
子曰く、知者は惑わず、仁者は憂(うれ)えず、勇者は懼(おそ)れず。
***解釈***
孔子がおっしゃった。「聡明な人は少しも迷わず、仁徳のある人は
憂いも心配もなく、勇敢なる人は恐れることはない」
**********
また、述而第七2には、こうあります。
子曰く、黙して之を識(しる)し、学びて厭(いと)わず、
人を誨(おしえ)て倦(う)まず。何か我に有らんや。
***解釈***
孔子がおっしゃった。学び得たことを心に記しきざんで忘れないようにし、
また、ひろく学び求めてあきることがない。
かくて自分に得たことを人に教えても厭になることはない。
せめて、この三つだけは自分の為しうることで、
これ以外には仁には何のとりえもないのだ。
**********
教育者でもあった孔子は、弟子達に一生懸命教えるだけでなく、
自らも積極的に師を求め、死ぬまで学問に励んだといわれています。
「知」を得て磨けば、正しい判断が可能になり、
それらを積み重ねてデータを蓄え、分析することで、
やがて知識は知恵へ、さらには英知へと深まります。
弊社社長は、高額を支払ってコンサルや講義を受けられているクライアントの皆さまに、
これから迎える未来の明暗を分けるのは、この「知」であると伝えています。
格差の広がる時代に笑えるかどうかは、「知っている」か「知らない」か、
「学んでいる」か「学んでいない」かが分けることになるでしょう。
孔子の教えを後世に伝える役割を果たした晩年の弟子、
子夏の言葉にも、このようなものがあります。
子夏が曰く、博(ひろ)く学びて篤(あつ)く志し、
切(せつ)に問いて近く思う、仁其の中(うち)に在り。
***解釈***
子夏が言った。「広く学んで、志をしっかりと定め、
疑問に突き当ったら機を逸せず人に教えを請い、
現実の問題をじっくり考えれば、仁徳はそこそこに生まれる。
**********
子夏は、孔子の3000名近い門弟の中で、四科十哲(※1)
の1人として数えられています。
商(しょう)出身の子夏は、消極的な性格だったため、同じ若手でも
やり手だった子張と比べられることがありました。
子貢が、孔子に、子夏(卜商:ぼくしょう)と、子張のどちらが
より優れているかをたずねた時の孔子の答えが、あの有名な諺の語源、
「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」です。
そんな、消極的ではあったが学問に秀でた子夏は、
孔子からの教えの中でも「広く学ぶ」ことを特に重要として、
後世に伝えました。
広く学ぶ方法の一つとして、大変適しているのが、読書です。
中国には、こんな言葉があります。
多読書清気、気清神正則出世
少読書身暇、身暇邪間則悪作
***解釈***
多く読者する者は、気持ちが清らかで、精神も正しく、出世するだろう。
読書しない者は暇をもてあまして、心は邪(よこしま)になり、
悪事を働くことになる。
**********
少々言いすぎなきらいはありますが、それほど、読書は役立つ
という意味でしょう。
ノーベル文学賞をとった作家の川端康成は、子供の頃に両親を亡くし、
失明した祖父と生活していましたが、14歳の頃、その祖父も亡くして
完全な孤児となり、学校で寄宿舎生活をするようになります。
中学2年生の時、小説を書こうと心に決め、それからは学校の休み時間でも
遊ぶことなく、世界の名著と謂われる本を読むことに専念しました。
本を買うお金はありませんでしたが、図書館の本であればタダですから、
学校の図書室にあった本を片っ端から読みつくしてしまったそうです。
そうやって勉強して東大の文学部に入り、繰り返し、繰り返し投稿して、
やがれ認められて一流の作家として大成し、1968年にはノーベル文学賞を
受けたことは、皆さんご存知の通りです。
小説を書く、というその前に、莫大な量の知識を積み重ね、
自分のものにしていったからこそ、偉大なノーベル賞作家と成り得たのです。
学生の頃であれば学ぶための時間を取ることはそれほど難しくなくても、
大人になれば、日々さまざまな雑事に追われ、その時間を確保することも
難しくなることは確かです。
まして経営者であれば、やらなくてはならない事柄は多く、
学びたいと思っていても、その時間を捻出できないと嘆いている方も
いるでしょう。
しかし、孔子は、こんなふうにも言っています。
子曰く、我れ三人行えば必ずわが師を得る。
其の善き者を択びててこれに従う。其の善からざる者にして、これを改む。
(術而第七21)
***解釈***
孔子がおっしゃった。
「三人が連れだって行けば、必ず手本となる先生がいるものだ。
その中に長所があれば積極的に学び、欠点があれば
戒(いまし)めとしてそれを改めるようにしている」
**********
常に学ぼうとしていた孔子から見れば、世の中は先生だらけで、
その気になれば、いつでも誰からでも学ぶことは可能である。
要は気持ちの問題だと、死ぬまで学び続けた孔子は
身をもって教えてくれています。
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ビジネス古典研究会
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世の中は今後どうなっていくのだろうか?
これらは、ビジネスをしている人であれば……
いえ、ビジネスをしていなくても多くの人が考える事柄です。
実際、弊社社長ももクライアントの方からこうした質問を受けることが
多々あります。
回答の代わりといってはなんですが、まずは、
『論語』子罕(しかん)第九30のこの言葉をお読みください。
子曰く、知者は惑わず、仁者は憂(うれ)えず、勇者は懼(おそ)れず。
***解釈***
孔子がおっしゃった。「聡明な人は少しも迷わず、仁徳のある人は
憂いも心配もなく、勇敢なる人は恐れることはない」
**********
また、述而第七2には、こうあります。
子曰く、黙して之を識(しる)し、学びて厭(いと)わず、
人を誨(おしえ)て倦(う)まず。何か我に有らんや。
***解釈***
孔子がおっしゃった。学び得たことを心に記しきざんで忘れないようにし、
また、ひろく学び求めてあきることがない。
かくて自分に得たことを人に教えても厭になることはない。
せめて、この三つだけは自分の為しうることで、
これ以外には仁には何のとりえもないのだ。
**********
教育者でもあった孔子は、弟子達に一生懸命教えるだけでなく、
自らも積極的に師を求め、死ぬまで学問に励んだといわれています。
「知」を得て磨けば、正しい判断が可能になり、
それらを積み重ねてデータを蓄え、分析することで、
やがて知識は知恵へ、さらには英知へと深まります。
弊社社長は、高額を支払ってコンサルや講義を受けられているクライアントの皆さまに、
これから迎える未来の明暗を分けるのは、この「知」であると伝えています。
格差の広がる時代に笑えるかどうかは、「知っている」か「知らない」か、
「学んでいる」か「学んでいない」かが分けることになるでしょう。
孔子の教えを後世に伝える役割を果たした晩年の弟子、
子夏の言葉にも、このようなものがあります。
子夏が曰く、博(ひろ)く学びて篤(あつ)く志し、
切(せつ)に問いて近く思う、仁其の中(うち)に在り。
***解釈***
子夏が言った。「広く学んで、志をしっかりと定め、
疑問に突き当ったら機を逸せず人に教えを請い、
現実の問題をじっくり考えれば、仁徳はそこそこに生まれる。
**********
子夏は、孔子の3000名近い門弟の中で、四科十哲(※1)
の1人として数えられています。
商(しょう)出身の子夏は、消極的な性格だったため、同じ若手でも
やり手だった子張と比べられることがありました。
子貢が、孔子に、子夏(卜商:ぼくしょう)と、子張のどちらが
より優れているかをたずねた時の孔子の答えが、あの有名な諺の語源、
「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」です。
そんな、消極的ではあったが学問に秀でた子夏は、
孔子からの教えの中でも「広く学ぶ」ことを特に重要として、
後世に伝えました。
広く学ぶ方法の一つとして、大変適しているのが、読書です。
中国には、こんな言葉があります。
多読書清気、気清神正則出世
少読書身暇、身暇邪間則悪作
***解釈***
多く読者する者は、気持ちが清らかで、精神も正しく、出世するだろう。
読書しない者は暇をもてあまして、心は邪(よこしま)になり、
悪事を働くことになる。
**********
少々言いすぎなきらいはありますが、それほど、読書は役立つ
という意味でしょう。
ノーベル文学賞をとった作家の川端康成は、子供の頃に両親を亡くし、
失明した祖父と生活していましたが、14歳の頃、その祖父も亡くして
完全な孤児となり、学校で寄宿舎生活をするようになります。
中学2年生の時、小説を書こうと心に決め、それからは学校の休み時間でも
遊ぶことなく、世界の名著と謂われる本を読むことに専念しました。
本を買うお金はありませんでしたが、図書館の本であればタダですから、
学校の図書室にあった本を片っ端から読みつくしてしまったそうです。
そうやって勉強して東大の文学部に入り、繰り返し、繰り返し投稿して、
やがれ認められて一流の作家として大成し、1968年にはノーベル文学賞を
受けたことは、皆さんご存知の通りです。
小説を書く、というその前に、莫大な量の知識を積み重ね、
自分のものにしていったからこそ、偉大なノーベル賞作家と成り得たのです。
学生の頃であれば学ぶための時間を取ることはそれほど難しくなくても、
大人になれば、日々さまざまな雑事に追われ、その時間を確保することも
難しくなることは確かです。
まして経営者であれば、やらなくてはならない事柄は多く、
学びたいと思っていても、その時間を捻出できないと嘆いている方も
いるでしょう。
しかし、孔子は、こんなふうにも言っています。
子曰く、我れ三人行えば必ずわが師を得る。
其の善き者を択びててこれに従う。其の善からざる者にして、これを改む。
(術而第七21)
***解釈***
孔子がおっしゃった。
「三人が連れだって行けば、必ず手本となる先生がいるものだ。
その中に長所があれば積極的に学び、欠点があれば
戒(いまし)めとしてそれを改めるようにしている」
**********
常に学ぼうとしていた孔子から見れば、世の中は先生だらけで、
その気になれば、いつでも誰からでも学ぶことは可能である。
要は気持ちの問題だと、死ぬまで学び続けた孔子は
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