『数学者が見た 二本松戦争─武士道の精髄を尽くした戦い─』
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『軍事情報特別企画 (荒木肇の「戦車と日本人」第26回)』
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◇◆◇ 発行講読者数:10,856名/平成23年(2011年)10月19日(水)発行 ◇◆◇
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ついて執筆活動を展開しております。 ライター・平藤清刀
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● もくじ
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◎ 特別企画 『戦車と日本人』 連載第26回(荒木肇)
◎ 著者略歴
◎ 著者・荒木さんにメールする
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●特別企画 『戦車と日本人』 連載第26回(荒木肇)
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□はじめに
「利害から善悪」への転換が必要だと千葉徳次郎陸将がいわれました。千葉陸将は
北部方面総監、今回の大震災派遣の北部方面隊部隊の指揮官です。北部方面隊は今年、
創立第59周年を迎えました。この土曜日には、その前夜祭、日曜日には記念祝賀会が
行われ、両日とも参加させていただいたところです。
北部方面隊は、隷下に2個師団(北鎮の第2師団、第7機甲師団)、2個旅団(道東
の守り第5旅団、道央をおさえる第11旅団)と、第1特科団(砲兵旅団)、第1高射
特科団(防空ミサイル旅団)などの強力な部隊をもつ、わが陸自最大最強の方面隊です
。今回の派遣でも、多くの隊員が東北地方で活動しました。同時に、さらなる事態に
備えて、残った隊員は「武装は解かじ夢にだも」(旧軍歌「歩兵の本領」)の気概を
もって、北海道を守っていました。
その懇親会で、千葉総監は、私に大東亜戦後65年の総括として冒頭の言葉を出され
ました。
『(大東亜)敗戦後の教育は、利害ばかりを教えてきた。しかし、今回の日本人の被
災にあたり、国民の多くは善悪をどう考えるか、どのように善を行うかで、伝統的な日
本人の美点を示すことができた。よきDNAを復興させ、利害から善悪へ、国民がみな
で回帰する時がきたと思う』
千葉総監は私がもっとも敬愛する武人であり、信念の人でもあります。おおよそであ
りますが総監の真意に近い言葉で再現できたと思います。
どんな組織も制度も、70年、つまり2世代半ばには大きな改革や改変が必要にな
る。それは私の年来の思いですが、今回の国難というべき事態は、まさにそうしたこと
への引き金になるかも知れません。多くの隊員の皆さんと出会い、ますますそうした考
えが強くなりました。
□お便りにこたえて
べー様、ソ連軍の服装の貧しさが新発見だとのご指摘、ありがとうございました。
もともと私たちのもっているソ連観や、第2次世界大戦のイメージは、多くソ連側のプ
ロパガンダによるものが多いと思います。戦後、ソ連が世界に送り出してきた精強な
ソ連軍、優秀な戦車と勇敢な兵士たち、物量の豊かさなどなど。
たとえば、戦車の問題がそうです。私は自分が若い時にみた、ソ連が製作に全面協力
したという日本映画、『戦争と人間』には、ノモンハン戦の再現場面がありました。あ
り得ない映像、T34、しかも86ミリ砲装備の後期型が日本兵を蹂躙(じゅうりん)
しているのです。対して、日本戦車はみごとに造られた実物大模型が登場していまし
た。ソ連兵の服装や装備も立派で美しく、蒙古兵は1人もでてこない。
おそらく監督以下、誰も文句を言わなかったのでしょう。そうでなければ、当時のソ
連が協力などしてくれなかったのです。あくまでも強大で正しく、したたかなソ連、愚
かで、貧しい装備の日本軍。そうした描かれ方が当然だったのが、ほんの少し前、ソ連
邦崩壊前のわが国の実態でした。べー様がご指摘のように、共産国家では「民生」が後
回しにされる。それは、今の常識であって、私の若いころにはほとんどの人がそれを
考えることも少なかったのです。だって、ソ連大好き、中国礼賛、北朝鮮大賛美でした
から(笑)。
ちなみに、五味川純平氏原作の『戦争と人間』は、戦前日本を偏った見方、解釈によ
って描いた「大作」です。映画化もされ、人気でした。戦争に寄生し、ある新興財閥が
のしあがっていく過程を描き、戦争が起きるメカニズムを明快に分かりやすく描いてい
ました(そういう分かりやすさが、いかにも、共産党プロパガンダ的ですが)。
誠実で真面目な反戦労働者、中国戦線で奔敵(ほんてき・部隊から離脱し、敵に投降
する)し、八路軍で対日本兵工作に励んだ兵士を山本学、それを愛した財閥の末娘を、
ある世代のマドンナ吉永小百合が演じたのです。財閥の次男坊で悩みながらノモンハン
戦で戦うインテリを、いまはTVコマーシャルで有名な北大路欣也が好演しています。
中には、もしや北朝鮮の将軍様がモデルではないかと思える反日武装闘争のリーダーも
登場していました。
ソ連人や中国人、朝鮮人はみな被害者で好人物。それに比べて、日本人はみな卑し
く、下品で、大勢順応型の愚かな生き方をしていました。ある時代(ソ・中・北朝鮮賛
美の時代)の事実の一部を余すところなく描いた「大作」だと思います。
▼戦場での狂躁状態とイジメ
食糧も尽き、水も満足に飲めないとなると、人間の抵抗の限界をこえてしまう。精神
力の弱い者は狂躁状態に陥ってくる。敵と戦うためではなく、単に発作に駆られて喚き
ながら敵陣に突入しようとする。駈けだせば、たちまち機銃弾になぎ倒された。敵陣へ
向かって駈けだし、撃たれたほうがいっそ楽ではないか・・・。そんなことを考えたと
証言者もいう。予想をこえた戦闘の実態が目の前にあった。
『平時の軍隊のイジメや制裁など、なんのこともない。初年兵の時代に洗礼を受けた
内務班での苦しさ、古年兵の嫌がらせなど、今思えば、もっと耐えて精神力をつけてく
るべきだった』とまで思った。
旧陸軍にとって、この私的制裁ほど「軍民離間ノ元」と認識されていた悪弊はない。
すでに上級者による私的な暴力、イジメは明治の時代からあった。士官学校の前身であ
る兵学寮でも、上級生による制裁が問題になっていた。わが国の文化に根付くものなの
か。ある論者は、江戸時代の「若衆宿」の伝統かなどという。
「入営すると古年兵からいじめられる」というのが多くの若者の恐怖心だったことは
本当らしい。軍は、これを根絶するべくさまざまな努力をした。しかし、ある経験者が
指摘するように、『貴様はなぜ、兵を殴るか』といって、上級下士官が上等兵を殴って
いたなどという矛盾した話まである。
学者たちが戦後、解説した軍隊論がある。非民主的な軍隊だったから、人間性無視の
天皇制軍隊だったからなどと解説をしてきた。まるで、帝国陸軍だったからこそ新兵へ
の暴力があったなどというのだ。
それは、まったくのウソである。デタラメをいった権威者の1人に一橋大学のある教
授がいた。自身が士官学校出身の現役大尉だった。軍隊教育のプロであったはずなの
に、自分もたずさわった教育をどう考えていたのか。
ドイツ軍も、ソ連軍にも、どこの国の軍隊にも制裁はあった。表に出る暴力は訓練の
一環だったといってもいい。世界の軍隊はどこでも新兵に対して、「罵る」「怒鳴る」
「暴力をふるっても服従させる」、これが常識である。練度を向上させる。それには叱
咤激励が有効だ。注意をさせるには罵声と暴力が手っ取り早い。
とにかく、軍隊は一つ間違えば死ぬことが起きる危険なことを数多くする。ふつうの
人間の日常生活とは、およそ、かけ離れたことをするのが軍隊である。危険物を扱うの
だから、口で注意するより手や足が早い。そんなことは当然だろう。また、一人のミス
が周囲に危険を及ぼす。連帯責任という制裁がよく行われるのも、当たり前である。
民主主義国家のアメリカ軍でさえ、新兵いじめは当然ある。殴らなくとも、強制的な
腕立て伏せは体罰であろう。海兵隊などは、その暴力的な制裁もハンパではない。旧ソ
連軍の新兵への虐待はたいへんなものだった。中華人民共和国の解放軍には人間を重視
するから制裁はないなどと、吹き出したくなるようなウソをいう人もいた。中国人はメ
ンツがあるから大勢の前で顔は殴らないだろうが、胸を突く、腰を蹴るなどは目撃した
人も多い。
旧陸軍のことを異常に兵器を大切にした、だから非人間的だったと非難するのは、ち
ょっと検討を必要とする。昔の社会での「しつけ」を考えてみよう。生産に関わる道具
の手入れは、何をおいても優先すべきものだった。農民が、自分が風呂に入る前に鋤・
鍬などの農具の手入れをするのは当然。漁師だって、網や針、手カギなどの漁具の補修
や整備をして初めてメシを食った。山村のきこりもまた同じ。大工の徒弟は、のこぎり
やカンナを点検し、油をひいてから仕事が終わったことになる。商人だって、筆やソロ
…
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