ビンテージスウェットの着こなしとは【PART5】 | チャンピオンマニアの視点

チャンピオンマニアの視点

チャンピオンTシャツ、リバースウィーブを中心にマニアの視点で50~90年代まで幅広いアイテムの細部を詳しく解説していきます!また、チャンピオンの魅力をIVYに始まる東海岸のカルチャー、70sの西海岸カルチャーの中から当時の写真を交えながら迫っていきたいと思います!

当時の人たちの着こなしを参考にしてもらう企画第5弾です。

 

それでは早速いきます。

 

 

はじめはこちら。50sくらいのUSNAVY。前Vで相当着丈は短めです。

 

着丈は短くなってしまったというのが正解なのかもしれませんが

 

そもそも当時のdeadで見つかるSweatもそれほど着丈は長くなく

 

パンツはハイウエストでベルトが隠れる程度が普通の着こなしだったと思います。

 

 

次はこちら。

 

61年 Cross Country Taemの集合写真。カプセル№15の青年は小さめですが

 

それ以外の人は50sよりはちょっと着丈は長めになってます。

 

 

 

続いてはこちら。ノートルダムのフットボールコーチ。

 

後付け、おそらく両V、セパポケ。ビンテージスウェットを絵にかいたようなお宝Sweatですが

 

ドロップショルダーの相当大きめな着こなし。袖リブは折らずにそのまま。

 

タイトめのボトムスと合わせてて今も昔もこの手のアイテムは

 

デカめの着こなしがカッコいいです!

 

 

 

そして、こちら。

 

おそらくタタキのリバースのセットアップ。こちらも比較的大きめに着ている感じです。

 

ウイングフットってやっぱりかっこいいですね。

 

 

 

そして、最後はこちらのパーカー。

 

ショルダーの落ちがあまりないのでジャストな着こなしと言えるでしょう。

 

ドローコードはオリジナルの長さで切ってないので結構長いです。

 

なので結んでいるんですね。

 

ということで今回はこんなところでと終わりたいところですが

 

パーカー繋がりからドローコード豆知識。

 

 

こちらのパーカーをご覧ください。

こちらはラッセルのパーカーですがポイントはドローコードの穴のところ。

 

拡大すると

わかりますか。

 

通常、チャンピオンだとドローコードの穴はフードの表に両方あります。

 

しかし、こちらは一つが表、もう片側は裏になります。

これ不思議に思ったことないですか?

 

決して間違えてこうなったのではなくあえてこうしてるラッセルあるあるなんです。

 

(勿論、ラッセルだけではなくそうしてるブランドはいくつかあります。)

 

どういうことかというと結べばわかります。

このコードを結んだ際、フード合わせに負担なく紐を結び、首元の密閉性を上げる為なんです。

 

なのであえてフードの合わせの表側のドローコードの穴は裏面に作っているのです。

 

これはラッセルならではの工夫の1つでチャンピオンにはないディテールなんです。