Tシャツの後期トリコタグには最終期がある | チャンピオンマニアの視点

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チャンピオンTシャツ、リバースウィーブを中心にマニアの視点で50~90年代まで幅広いアイテムの細部を詳しく解説していきます!また、チャンピオンの魅力をIVYに始まる東海岸のカルチャー、70sの西海岸カルチャーの中から当時の写真を交えながら迫っていきたいと思います!

今回紹介したいのはこちら

長年チャンピオンにオーダーし続けていた大学。 

 

そう、Michigan State Univ.

 

そのTシャツ。

 

こちらのタグをみると

MADE IN USAが表に表示される後期トリコタグになります。

 

なので84~85年より後のものであることがわかります。

 

しかし、その中でもこの個体は

 

90年よりのものであることがあるところを見るとわかります。

 

ではそれはどこか。

 

ここです。

裾の縫い方。

 

通常、チャンピオンのアスレTでは裾がシングルで縫われますが

 

こちらはダブル。

 

ダブルは裾上げされているでのはないか。

 

とよく言われますがトリコタグ後期よりも前のものであればほぼ100%丈詰めされてます。

 

しかし、トリコタグ後期では88年には裾の縫製はダブルに変更されてます。

 

なのでこちらは88年以降のものではないかと思われるのです。

 

この裾ダブルが後期トリコタグでも最終期になります。

 

おそらくですがこのダブルに変更されたのは87か88年と推測されてます。

 

では、皆さんが知りたいトリコタグ後期のダブルがオリジナルかどうかを見分けるには?

 

裾裏の縫製の糸を見てみてください。

 

その糸と別の個所の縫製の糸を比べて

 

同じ色、太さであればオリジナルと判断していいでしょう。

 

とてもありがちな回答ですみません。でもこれしかないかと。

それでは今回はこんなところで。