謎が謎を呼ぶリバースウィーブ? | チャンピオンマニアの視点

チャンピオンマニアの視点

チャンピオンTシャツ、リバースウィーブを中心にマニアの視点で50~90年代まで幅広いアイテムの細部を詳しく解説していきます!また、チャンピオンの魅力をIVYに始まる東海岸のカルチャー、70sの西海岸カルチャーの中から当時の写真を交えながら迫っていきたいと思います!

今回紹介したいのはこちら

 

単なる目付きのネイビーのリバースじゃないかって思われるかもしれませんが

 

実は突っ込みどころ満載の謎多きものなんです。

 

まず、広げてみると

 

目が上すぎる!

 

それと上の写真を見てすぐにリバースっぽくないところに気が付きます。

 

袖のリブの長さが異様に短い。フルスナップやハーフスナップのような短さ。

 

それで気になるのがタグ。

 

何っ! リバースではない!!

 

では、もう一度ボディーを見ると。

 

生地は横網、サイドガゼット、ハンドウォームポケットの縫製も含め完全にリバースです。

 

タグ周りをもう一度。

 

丸環は古く見積もっても83年より後のもの。

 

また、タグの裏に2枚目が。。。

 

 

よく読めませんがおそらくcotton60%、アクリル40%って書いてあります。

 

これから真っ先に思い出すのがこれ。

軍に支給していたリバース。これがこの配合のものでした。

 

また、これも

実はチャンピオンはGAPとのWネームも存在します。これもcotton60%、アクリル40%でした。

 

ちなみにGAPとのWネームものはヘザーグレーとネイビーの2色。

 

なのでこのGAPとのWネームものを市販品として流したって考えるのがいいのかと。

 

しかし、しっかり2枚目の素材表記の紙タグも用意して縫い付けてあるということは

 

あまりものが流出したというより、計画的に販売しようとしていたような。。。

 

謎はまだまだあります。

 

GAPとのWネームものはおそらくトリコタグ時代なので何故バータグなのか?

 

そして、バータグなのになぜリバースに使われる丸環が新しめの方なのか?

 

全体の写真をもう一度見ると、フードもこの時代特有の小さいタイプでもない。。。

 

不可解なことが多すぎる!

 

こんなのあるんですね。

 

Gさん、ご協力ありがとうございました。

 

私にはこの程度しか語れません。

 

や~、チャンピオンは奥が深い。

 

久々に痛感しました。脱帽です。