bowl game(ボウルゲーム)とはアメリカのカレッジフットボールにおいて、シーズン後に行われる試合のことです。
レギュラーシーズン終了後の12月中旬~1月上旬にかけて開催され、出場校はレギュラーシーズンの成績優秀だった大学が選出されます。
なかでも以下の4つのボウル・ゲームは、ランキング上位校が出場するため特にアメリカでは人気があります。
①ローズボウル(カリフォルニア州)
②シュガーボウル(ルイジアナ州)
③フィエスタボウル(アリゾナ州)
④オレンジボウル(フロリダ州)
毎年1月1日の元旦に行われる「ローズボウル」は前年のBIG TENとPAC TEN(パシフィック・テン)の優勝校が対戦し、西海岸最強チームvs東海岸最強チームでもっとも人気が高いです。
では、チャンピオンとはどんな関係があるのか?
まず、有名且つ、人気があるのはこのBIG 10とPAC 10のチームキャラクターが集まったプリント。
70s~80sのチャンピオンボディーで見かけますがヘインズボディーやカレッジェイトパシフィックその他のTシャツメーカーでもみかけることはあります。
チャンピオンでは70sではコットン100%ものが多いですが80sのトリコタグでは50/50のタイプがほとんどです。
左から
N…ノースウエスタン大学
(ワイルドキャッツ)
I…インディアナ大学
(フーシャーズ)
W…ウィンスコンシン大学
(バッキー)
P…パデュー大学
(ボイラーメーカーズ)
M…ミシガン大学
(ウォルバリンズ)
O…オハイオ州立大学
(ブルータス・バッカイ)
MS…ミシガン州立大学
(スパルタンズ)
M…ミネソタ大学
(ゴールデンゴーファーズ)
I…アイオワ大学
(フォークアイズ)
I…イリノイ大学
(ファイティングイリニ)
80s前期 BIG 10
80s前期ではミシガン州立大学のマスコットのみが80sのデザインに変更になって
それ以外はほぼ一緒です。
80s前期と書いたのは実はウィンスコンシン、オハイオ、ミシガンのキャラが
もっとかわいくアレンジされている80s後期バージョンものもあります。
PAC 10ですが
1977年まではPAC 8で1978年からアリゾナ大学とアリゾナ州立大学が加わりPAC10となります。
そのPAC 8のころのプリントがこれ。わかりにくいですがボールの中にPAC 8と書いてあります。
こちらはチャンピオンではないです。でも、6色染込み。。。豪華です。
それにしても70sは南カリフォルニア大学がフットボールは強かったんですよね。
下のプリントはPAC 10になってます。なので78年以降のTシャツであることがわかります。
A…アリゾナ大学
(ワイルドキャッツ)
ASU…アリゾナ州立大学
(サンデビルズ)
UCB…カリフォルニア大学バークレー校
(ゴールデンベアーズ)
W…ワシントン大学
(ハスキーズ)
OSU…オレゴン州立大学
(ビーバーズ)
UCLA…カリフォルニア大学ロサンゼルス校
(ブルインズ)
O…オレゴン大学
(ダックス)
USC…南カリフォルニア大学
(トロジャンズ)
COUGS…ワシントン州立大学
(クーガース)
S…スタンフォード大学
(カージナルス)
この上のTシャツのプリントはいずれも70sのバータグTシャツですが
チャンピオンはこれだけでなく各ボウルゲームの記念Tシャツも出しています。
70sはローズボウル、コットンボウルは見かけた事がありますがほとんどがローズボウルで
その他のボウルゲームのTシャツは本当に見かけません。なので存在しないのかもしれません。
また、見かける70sのローズ物はワシントン大学ものが多いです。
なのでワシントン大学以外はあまり記念Tとしてチャンピオンにオーダーしていなかったのかもしれません。
例えばワシントンのローズ物はこんな感じです。
前にもブログで述べましたが70sは比較的こんな感じでマスコットがPOPなデザインが多いです。
80sになるとチャンピオンでも他のボウルゲームのTシャツもいろいろ見かけるようになります。
例えば
1982年 ローズボウル 1988年 ローズボウル
1987年 ローズボウル 1990年 オレンジボウル
1989年 ゲーターボウル 1989年 フィエスタボウル
1988年 ローズボウル
ローズものはことごとくバラのデザインが入り比較的白ボディー×染込みが多いです。
ここでは紹介できていませんがチャンピオンボディーでコットンボウル、ピーチボウルものも存在します。
80sはいろいろなボウルゲームの記念Tがでてきて面白いです。ビンテージ感はあまりないですが。。。
しかし、なぜか85年以降が多く、タグでいうとトリコタグ中期以降のものが多いです。
80sのスポーツウエアはチャンピオンよりもナイキが大学のスポンサーとして広がりつつあり、かなりチャンピオンは押され気味になってくる時代背景が80~85年はあまり使われなかった理由なのかも。
チャンピオン以外もこんな感じでボウル記念Tはあったりします。
1982年 ピーチボウル 1987年 フィエスタボウル
1989年 フィエスタボウル 1978年 コットンボウル
チャンピオンTと比較してしまうと全体的なバランス、メッセージ性はやっぱりチャンピオンが上ですかね。