Ubuntu の中でも公式フレーバーではなく、コミュニティで開発されたMATE 版は、地味な性格のためなかなか順位を上げられないでいます。そこで、その訳を知りたいと思いインストールしてみました。そんな途中経過を簡単なメモにしてみましたので、お時間があるときに見てやってください。メモ


サイトの解説にこんな説明がありました。
 
「MATE デスクトップには豊かな歴史があり、10 年以上にわたって多くの Linux および Unix オペレーティング システムのデフォルトのデスクトップ環境であった GNOME 2 デスクトップの継承です。つまり、MATE デスクトップは試行され、テストされており、非常に信頼性が高いということです」。

 マテと読むそうですが、結構歴史があるようですね。




ダウンロードした ISO ファイルは、 すごく便利なインストールツールで、ファイルをコピーするだけで「起動 USB」が作成出来る「Ventoy」を使用しました。

 


今回はこんなオールドマシンにインストールしてみました。随分前のデスクトップです。ギリギリで動いているような状態です。

FMV-DESKPOWER F/B50

・ 発売  /  2008年 8月

・CPU:Core 2 Duo T8100  2コア 

・メモリ容量:3GB



今回も MATE 版にこんなことをやってみました。

1.  インストール
2.  日本語入力設定
3.  簡単カスタマイズ

4.  メモリテスト
  
毎回同じことをやっているような気がしますが、そんなことは気のせいですよ。インストーラーがまったく別物に変わっています。

1.  インストール

これから始めます。

a.  インストール開始
最初は「試用」から始めてネットワーク接続を確認、インストールへ進みます。

 

b.  ようこそ
日本語を選択し、インストールを開始します。



c.  アクセスビリティ
後でユックリ見ることにし、そのままで次へ進めます。



d.  ネットワーク接続
今回は有線接続にしています。



e.  何をしますか
ここで「インストール」するか、「お試し」するかの選択です。




f.  インストールの種類
「対話式」か「自動インストール」かの選択です。「対話式」を選びました。




g.  アプリケーション
アプリの選択では、「ノーマル」版ではなく、少しでも軽そうな「ミニマル」版にしています

 



h.  サードパーティ・アプリ
追加のアプリは後回しとします。



i.  セットアップ

ここでは、マルチブートのために「手動パーティショニング」を選択しています。

 

 

j.  パーティショニング

インストール先パーテーションの設定方法を指定します。

 

・使用法  :  Ext4

・マウントポイント  :  /

 


k.  アカウント設定

ユーザーアカウントの設定です。パスワード等を入力します。ついでに、「ログイン時にパスワードを要求する」のチェックを外しました。

 

 

l.  タイムゾーン

「タイムゾーン」設定です。

 

 

m.  準備完了

念の為、「これまでの設定事項」を確認します。

 

 

n.  インストール中

インストール中です。

 

 

o.  完了

インストールが完了しました。試用を続けるか、再起動かの選択です。

 

 

p.  完成

完成しました。

 

 

再起動しますと、「システムプログラムの問題が見つかりました」というエラーメッセージが出てしまいました。原因はわかりませんので、キャンセルで対応しました。これは起動のたびにしつこく何回も出て困っています。

 

 

次へ進めていきます。
 
2.  日本語入力設定 
最初にやっておきたい「日本語入力」ですが、最初に mozc を確認しておきます。すると、「ibus-mozc」がデフォルトで入っていました。



そんな訳で、日本語入力は何もしなくてもスムーズに入力することが出来ました。やったことは「日本語 Mozc」を選択することだけでした。

 

 

その結果、ツールバーに地味な青いアイコン「」が出現していました。


 
ようやく基本事項が終わりましたので、次へ進めていきます。
 
3.  簡単カスタマイズ
なんとかここまで漕ぎ着けましたので、次にやりたくなるのがカスタマイズです。そんな時には「コントロールセンター」です。基本的な設定が網羅されています。


 

その中から、簡単ですぐに出来るものだけを選んやってみました。
 
a.  ソフトウエアの更新

大事なアップデートが、「ソフトウエアの更新」からワンクリックで出来ます。



アップデートのインストール中です。


 

このコンピュータのソフトウェアは最新です。




b.  autologin

インストール中に自動ログインにしたはずですが、手違いからか設定されていなかったため、追加設定する羽目になってしまいました。

 

 

まずはロック解除、「自動ログオン」を設定、パスワード入力、これで完成です。

 



c.  電源管理

スリープや色々な電源のアクションが設定ができます。
 


電源ボタンを押したときの動作等設定、常時アイコン表示が設定出来るようになっています。ここでは、電源ボタンを押したときには「停止」になるようにしています。

 

 
d.  MATE Tweak
ここでは、地味だけれど必要なデスクトップ、パネル、ウインドウの設定ができます。

 最初はデスクトップアイコンの表示を調整します。これは不要なのですべて消しています。



 

次はパネル設定です。これは上下のツーバーのディスプレイの表示になります。ここではクラシックな「Redmond」にして、表示を下部ツールバーへ集中させています。

 

 

最後はウインドウの設定です。ここでは、「パフォーマンス」、「ウインドウの挙動」の設定が出来るのですが、オールドマシンの悲しさから全部設定をオフにしています。

 


e.  外観
ここでは、テーマ、背景、フォント、インターフェイスの設定ができます。



テーマを極楽はぜの嫌いなダーク系に、一瞬だけ変更してみました。もちろん、すぐに戻しています。


 

背景画像は、キレイなものが取り揃えてあります。お好きな画像をどうぞ。

 


次へ進めていきますが、最後になりました。

5.  メモリテスト

いつものメモリ比較です。今回の MATE 版 は結構なメモリ食いでした。極楽はぜの押入れオールドマシンはだんだん辛くなってきています。

#free -h
    

普段、Ubuntu 系のディストリビューションを常用することのない極楽はぜは、この MATE 版に少し戸惑っています。何故か、起動直後にすぐエラーメッセージが出てしまい、もちろんすぐキャンセルで消え、その後の動作には全く支障はないのですが、僅かな時間ですが不安感が拭えません。

いつも地味な Debian 系ばかりお付き合いしている報いかもしれませんね。ちなみに、いつもインストールするしているネットブックはインストールすら出来ません。厳しい世の中になりましたね。

 


近所のりんごの木は、ほんの少しですが成長しているように見えます。これがあんなに美味しいりんごに変身するのかとワクワクしています。

 

ローカル新聞に、こんなニュースが載っていました。

「地元では今秋のリンゴ収穫時期に合わせ、インバウンド向け収穫体験や、農家民泊などの受け入れ窓口を整備して、海外の旅行代理店へ売り込むほか、体験メニューの魅力を高めて、収益アップを目指す取り組みを強化することになりました」。

この取り組みは、観光地としてだけでなく、リンゴ収穫体験を通じて、訪日客と地元の良い交流の機会となればいいですね。


 

最近の極楽はぜは、前立腺がんの抗がん剤治療後の、背骨の転移部分への放射線治療が終わりましたが、その結果が思わしくなく、第二回目の抗がん剤治療を始めることになりました。そのため、今週後半から一週間入院の予定です。では、また。

身体にもエラー多発で虫退治