二年に一度のイベントが開催されています。ウブントゥ祭りです。ワッショイ、ワッショイ。早速参加して、Xubuntu 24.04 のミニマル版をインストールしてみました。さて、結果はどうでしょうか。顛末をを紹介するための簡単メモも用意しました。お時間がある時にぜひどうぞ。メモ

 


ホームページのコピーです。
 
「Xubuntu は、エレガントで使いやすいオペレーティング システムで、安定した軽量で構成可能なデスクトップ環境である Xfce が付属しています。ラップトップ、ネットブックを最大限に活用したい人に最適です。古いハードウェアでもうまく動作します」。

極楽はぜの古いハードウェアでもうまく動作するでしょうか。期待しています。



今回のインストールに使用したのは、15年も前のレッツノートです。パナソニックの日本製は丈夫ですね。まだまだ使えそうです。

 Let's note CF-T8
 ・発売  :  2009年 2月
・画面サイズ:12.1型
・CPU:Core 2 Duo SU9300/1.2GHz/2コア 
・メモリ容量:2GB
・ 重量:1.179kg 

 

 
USB 焼きツールには、便利ツール「 Ventoy」を使用しました。これは USB に ISO ファイルをコピーするだけで活用できますが、結構不安定なのが玉に瑕です。そのときはアップデートすることで解決できます。

 


今回も「Minimal」版をインストールしたのですが、相変わらず、デフォルトアプリが少なくびっくりです。

1.  インストール
2.  日本語入力設定
3.  簡単カスタマイズ
4.  メモリテスト


早速始めていきます。

1.  インストール
便利ツール「 Ventoy」を USB から起動し、インストールを開始します。




a.  ようこそ

日本語を選択、インストールへ進みますが、現バージョンからインストーラーが大幅に変更になりました。慣れるまで時間がかかりそうです。



b.  キーボード
日本語設定を選択しています。



c.  インターネット接続
インターネット接続は、とりあえず有線接続にしています。



d.  インストール方法

インストール方法は、「対話式インストール」にしました。

 


e.  ミニマルインストール
開始時にインストールするのは、勿論、「ミニマル」版です。



f.  プロプライエタリ
推奨するプロプライエタリなソフトウエアをインストールしますか?。「いいえしません」。


 

g.  インストールの種類

どうやって Xubuntu をインストールしますか?。「はい、手動パーティショニング」にします。

 


h.  パーテーションの編集
インストール先のパーテーションを選択、下記のように設定しています。オールドマシンは BIOS マシンです。




今回の設定例です。

・利用方法 : ext4 を使用
・初期化 : 初期化する
・マウント : / に設定




i.   アカウントの設定
自動ログインを選択し、パスワードを設定しています。
 

 

j.  タイムゾーン

現在地、タイムゾーンを設定します。




k.  確認
「これまでの設定を確認してください」。はい、オッケーです。



l.  インストール中

書き込み中です。
 

 
m.  インストール完了
インストールが完了し、使い始める準備が整いました。

 

 

n.  完成
完成しました。


  
いつものように再起動しましたが、 Minimal 版はアップデート通知がありませんでした。そこで Synaptic から直接アップデートしてみましたら、もうすでにアップデートは終わっていました。



先へ進めていきます。

2.  日本語入力設定
まず最初にすることは、デフォルトで入っている入力メソッドを確認します。

a.  mozc 確認
日本語入力を実際に確認してみますと、「ibus-mozc」が入っていました。そのため、特に何をすることもなく日本語入力が可能となっています。




b.  fcitx-mozc に変更
そのままでも良かったのですが、つい、Synaptic パッケージマネージャから、使い慣れた「fcitx5-mozc」をインストールしてしまいました。これ一択だけで、他の依存関係は自動で選択されます。その後、ibus 系は削除しています。
 

 
c.  mozc 完成
再起動すると、ツールバーに「」アイコンが出現しました。たったこれだけで日本語入力が可能となりました。



日本語入力ができるようになりましたので、次へ進めていきます。
 
3.  簡単カスタマイズ
ミニマルインストールした成果なのか、誤算なのか、デフォルトアプリがほとんど入っていません。システムツールはパッケージマネージャだけで、普段遣いにも支障がありそうなので、普段使っているものをすぐに追加しました。


a.  System profiler and benchmark
これは、Linux システム用のシステム プロファイラーおよびベンチマークツールです。ハードウェアとソフトウェアの両方から情報を収集し、整理することが出来ます。「hardinfo」で検索、インストールします。

 システム情報を覗いてみました。




ベンチマークテストも、ワンクリックで測定出来ます。
 


b.  ファイアウオール
これは、ファイアウオールを管理するための、簡単で直観的なグラフィカインターフェイスです。検索方法は「gufw」、次にインストールします。



ファイアウォールを起動するには、「Status」をオンにするだけの簡単操作です。あとは、「プロファイル」を「自宅」、「パブリック」等から環境に応じて選択すれば完了です。


 


c.  usb-creator-gtk
次は、「usb-creator-gtk」です。これがあれば、ISO ファイルが簡単に焼けます。パッケージマネージャから検索、インストールです。
 


ISO ファイルを USB へ焼いてみました。ISO ファイルと USB を選択するだけでオッケーです。



d. gparted
内蔵ディスクをマルチブートにしている場合は、これが便利に使えます。パーティションを切った張ったするには必須のツールです。何故か、これはデフォルトで入っていました。



「gparted」は多くのファイルシステムに対応したパーティションエディタです。システムドライブを含む任意のパーティションを、リサイズ / フォーマット / コピー&ペースト / 新規作成 / 削除 したりすることができます。
 


e.  bleachbit
次はディスクのお掃除ツールです。「bleachbit」で検索、インストールしました。



システム系不要ファイルをクリーニングして、ディスクの空き領域を増やしてくれます。インストール直後は数百M単位で増加することがあります。



 
次へ進めていきます。

4.  メモリテスト
メモリ消費量は、普通の Xfce 版に戻っています。前回はやや軽量化方向に進むように見えましたが、そんなことはありませんでした。

 

# free -h


前回は、中量級の Xfce 版のメモリ消費量が目に見えて低減され、いいぞいいぞと大きな声を出してしまいましたが、今回は、残念ながら元に戻ってしまいました。最初からこれは見た目だけのマヤカシかなと、極楽はぜは少し疑っていましたが、何やら現実味を帯びた結果が出てきたようです。どうなっているのでしょうか。不思議です。


近所のりんごの木は、ようやく満開になりました。桜からは一週間ほど遅れましたが、白い可憐な花をつけています。


最近のネットニュースにこんなのがありました。

「弘前市りんご公園で「りんご花まつり」が始まりました。「ふじ」「金星」「ジョナゴールド」などの花が咲き誇る中、園内に設けられた飲食ブースやイベントスペースで、県内外から訪れた家族連れや観光客がリンゴの花見を楽しみました」。

リンゴの花見はいかがですか。極楽はぜも行きたいです。




最近の極楽はぜは、前立腺ガンの抗ガン剤治療後の副作用に悩まされていますが、先日から始まった背骨の転移部分への放射線治療の最終回、5回目が終了しました。効果はと言いますと、まだ全くわかりません。数値に現れるのは数カ月先になるようです。では、また。


放射線被爆したのに望み持ち