前回のブログの日付を確認しますと、なんと、もう一年が経とうとしています。いくらのんびり屋の極楽はぜでも、これではイカンと早速最新バージョンの ISO ファイルをダウンロードしてきました。となればやることはひとつ、早速取るものは取りながらインストール作業に取り掛かりました。結果はどうなったのでしょうか。簡単なメモに仕上げましたので、お暇なときに引っ張り出してください。メモ



リリースノートの紹介記事です。

「Linux Lite 6.6 Final がダウンロードしてインストールできるようになりました。これは、2012 年の開始以来、記録上最大のリリースの 1 つです。広範囲の言語をサポートする形で、数千行の新しいコードを追加しました。 22 言語のサポートを追加することで、メニューとサブメニュー システム全体で言語翻訳の数が大幅に増加しました」。

 

日本語環境もますます使いやすくなったようですね。

 

 
今回もインストールしたのは、今時は珍しい四角な画面のオールドマシンです。ビジネスマシンのレッツノートは長持ちしますね。


Let's note W7 CF-W7
画面サイズ:12.1型
CPU:Core 2 Duo U7600/1.2GHz/2コア 
メモリ容量:2GB 
重量:1.265kg

 


今回も使用するツールは、「Ventoy  USB 作成ツール」です。これは USB に ISO ファイルをコピーするだけで活用できます、不要になれば削除するだけです。

 


さて、本当に壁紙の羽のように軽いのか、インストールしてみることにしました。
 
1.  インストール
2.  Welcome to Linux Lite 
3.  日本語入力設定
4.  設定マネージャー
5.  メモリテスト


これから始めていきますが、インストーラは毎度お馴染みのものが使用されていますので、トラブルなくスムーズに進めていくことが出来ます。

1.  インストール 
最初にライブ版からインストーラーを起動し、粛々と作業を進めていきます。

a.  ようこそ 
一番下にある日本語を選択します。



b.  キーボードレイアウト
シンプルな一番上の日本語を選択しています。



 
c.  アップデートと他のソフトウエア
ダウンロード中にアップデートするようにチェックを入れています。

 

d.  インストール種類1
パーテーションをマルチブートにしますので、一番下の「それ以外」を選択しています。



e.  インストールの種類2
ここからはインストール先パーテーションを編集していきます。ターゲットを開き、自分の環境に合わせてフォーマット、マウントポイント等の設定をします。



このように設定してみました。

・利用方法 : ext4
・初期化 : する
・マウントポイント : /

 



f.  タイムゾーン
タイムゾーンの設定です。


 
g.  情報入力
自動ログインにチェックを入れ、アカウント、パスワードを設定します。 



h.  インストール中
インストール中です。

 

i.  完了
インストールが完了しましたので再起動します。




j.  完成
インストール完成しました。



インストールが終わりましたので、次へ進めていきます。

2.  Welcome to Linux Lite 

最初にポップアップしてくるのが、「ウエルカム」画面です。初期設定は左側の「Start Here」から始められますが、今回は後回しにして次へ進めていきます。が、アップデートだけはしておきましょう。



アップデートは左欄の Step1 から始められます。



アップデート中です。




アップデート終了しました。



次へ進めていきます。

3.  日本語入力設定

日本語入力設定に進みますが、少々ややこしいのでゆっくり進めていきます。


a.  Mozc 確認

日本語入力を確認するためパッケージマネージャを起動してみますと、残念なことに Mozc 関係は空でした。



b.  fcitx-mozc 

そこで Mozc は、一番人気でお馴染みの fcitx-mozc を使用することにします。ここでの作業はパッケージマネージャから fcitx-mozc  をインストールするだけです。



e.  IM システム 変更

言語サポートから IM システムを fcitx4 へ変更します。デフォルトの ibus で日本語入力が出来ません。



f.  入力メソッド
設定 / 入力メソッドの設定をクリックし、日本語キーボードと Mozc を確認します。これを確認しないと、ツールバーにキーボードアイコンが出てきません。



g.  日本語キーボードへ変更

ところが何故か、日本語でインストールしたはずなのに、キーボードが英語版になっていました。これでは使えませんので、日本語キーボードへ変更します。やることは、設定 / キーボードのレイアウトから日本語へ変更です。



h.  mozc アイコン
ツールバーに mozc アイコンが出現、日本語入力が出来るようになりました。 このようにブログも書けるようになりました。



さて、基本設定が終わりましたので、次は余裕があるときにやっておきたいカスタマイズです。

4.  設定マネージャー
メニューの下側にあるスパナ・アイコンが「設定マネージャー」です。多くのシステム関係の設定がリストアップされていますので、その中からすぐに出来そうなものを動かしてみました。



a.  Lite Software
そこそこの数のソフトウェアがリストアップされていて、インストール、リムーブがすぐに出来るようになっています。

 Select a Task


Install Software


b.  Firewall Config

ファイアウォール構成から、ファイアウォールを設定してみました。

 

Enable Firewall

 

設定 / ファイアウォールから詳細設定ができますが、内容が理解できていないのでそのままになっています。接続はデフォルトでパブリックになっています。


 
c.  Lite Widget

クリックしますと出てきたのはお馴染みの Conky でしたが、見事に文字化け状態になっていました。



とりあえず、設定 / 言語サポートから不足分の言語を追加設定してみましたら、文字化けは解消されました。これは最初にやっておいたほうが良いようですね。



d.  ウィンドウマネージャー(詳細)
極楽はぜは、残念ながらオールドマシンしか持ち合わせていませんので、便利な機能のチェックをほとんど外してしまっています。そのために、特に使い勝手が悪くなったとは感じていません。



e.  スクリーンセーバー
スクリーンセーバーはオフにしています。その代わり、ディスプレイ関係は電源管理でタイマー設定をやっています。 



f.  電源管理
電源管理では電源ボタンが押されたときの動作の選択、システムトレイアイコンの使用の可否、デスプレイ電源の切断時間の設定をすることができます。



g.  外観
外観の設定では、使い慣れたシンプルなスタイルが一番なので Matenda、アイコンをGNOME にしています。



h.  セッションと起動
ここでは自動開始アプリケーションの選択ができます。起動したくないアプリがありましたら、ここでチェックを外すことで、無駄なリソースを喰うことを防ぐことができます。



いつもの使い慣れた設定でしたが、少しだけ自分好みにしてみました。

 

次へ進めていきます。

4.  メモリテスト

いつものメモリテストですが、起動時とブラウザ起ち上げ時のメモリ使用量を見ているだけです。Lite の結果は普通の Xfce 版よりやや軽めでした。

# free -h


Linux Lite はメモリ使用サイズはソコソコで好感度大なのですが、アップデートに随分と時間を取られるのはがっかりです。日本語入力、キーボードの件と少し手間がかかるのも面倒でした。なかなか誰でもすぐに使えるかというと少し疑問が残ってしまいます。


「私たちの継続的な使命は、Windows から Linux Lite への移行をできるだけスムーズにすることです」とありましたが、こと日本語に関しては難しそうですね。。


近所のりんごの木は、桜の開花にはだいぶ遅れていますが、つぼみが膨らんできています。

ネットニュースにこんなことがありました。

「地元出身の文豪 太宰治の小説に登場する「リンゴ酒」を、地元りんご農家率いる有志メンバーが再現しました。 「太宰のリンゴ酒」とは、太宰治が1944年に刊行した小説「津輕」に登場するお酒のことだそうです。「リンゴ酒」は、太平洋戦争の最中にビールや日本酒の代替品として、実際に飲まれていたもののようです」。


極楽はぜは、まだリンゴ酒もシードルも飲んだことがありません。



最近の極楽はぜは、前立腺ガンの抗ガン剤治療後の副作用に悩まされていますが、ようやく歯茎の腫れが納まってきて、膿の出る量も減ってきました。もう少しで歯茎の悩みから開放されそうです。ガンバレ、はぜちゃん。では、また。

 

春が来た歯茎の腫れも軽くなれ