前回インストールしたのはもう三年近く前のことです。独立系の OS でローリングリリースだとなかなかインストールのタイミングが摑めません。難しいですね。そんな言い訳を言いながら、今回もインストールしてみました。そんな訳なのでなのでそこのところを簡単にメモりました。ぜひ見てやってください。メモ
 

 

ウィキペディアにこんなことが書かれていました。

 

「Solusの開発者によると、Solusはパーソナルコンピュータでの使用しか意図していないため、企業やサーバ環境でしか役に立たないソフトウェアを含めるつもりはないと述べている」

個人向けなのが良く分かるコメントですね。また、アップデートは毎週金曜日に提供されるようです。


使用したマシンは、古い古いデスクトップマシンです。まだ壊れていませんが、そんなには長くないでしょうね。

 

富士通   FMV-DESKPOWER   F/B50 

 

・2008年 8月 発売
・CPU種類:Core 2 Duo T8100 コア数:2コア 

・メモリ容量:2GB
・重量  :  5.5 Kg


 
ダウンロードした ISO ファイルは、 ファイルをコピーするだけで「起動 USB」が作成出来る、「Ventoy」を使用しました。起動 USB の手持ち本数を減らすことが出来ます。

 


さて、これからやることは以下のようになっています。いつもと変わったことは何もしていません。


1.  インストール
2.  日本語入力
3.  簡単カスタマイズ

4.  おまけ

それでは始めていきます。

1.  インストール

早速、「Ventoy」で作成した USB から起動します。

a.  USB から起動

インストーラには「Calamares」が使用され、ライブ版は初心者にも優しい作りになっています。



b.  ようこそ

日本語が自動で選択されていました。


 
c.  ロケーション

ロケーションを設定します。


 

d.  キーボード

デフォルトを選択していますが、お好みのレイアウトの選択ができます。

 

e.  パーテーション

いつもマルチブートにしている極楽はぜは、一番下の「手動パーテーション」を選択し、詳細を自前で設定しています。


 
f.  インストールの編集

右下にある「編集」をクリック、パーテーションの詳細を設定します。



実際の設定内容ですが、オールドマシン用に BIOS 設定になっています。

・内容 : フォーマット
・ファイル : ext4
・マウント : /




g.  ユーザー情報

下側にある「自動ログイン」をチェックし、必要なユーザー情報を入力します。



 
h.  要約

これまでの設定情報を再確認しておきます。

 

i. インストール

インストール中です。



j.  完了

すべて完了しました。再起動します。



k.  完成

ライブ版からのインストールが完成しました。

 

すぐに やっおきたいのはアップデートです。これは「ソフトウエアセンタ」の更新から出来ます。環境によっては少し時間がかかるようです。

 

最新状態になりました。
 

 

次へ進みます。


2.  日本語入力
日本語入力設定に進みます。この Solus はデフォルトでは何も入っていません。「ソフトウエアセンタ」で確認しますと、 ibus-mozc と fcitx-mozc が設定可能となっています。

 

 

a.  fcitx-mozc
そこで今回は、使い慣れた fcitx-mozc をインストールすることにします。 

依存関係パッケージも自動でインストールされます。

 

 

b.  不足パッケージ

ログアウト / ログインするとすぐに使用可能となりますが、不足パッケージがあると「警告メッセージ」が出てしまいました。足りないのは、「fcitx-configtool」のようです。

 



早速、「ソフトウエアセンタ」からインストールしてやりました。



c.  アイコンが変

ログアウト / ログインで、無事日本語入力することまで出来るようになりましたが、何故かいつもの「あ」が表示されません。歯車アイコンが表示されています。どうも mozc アイコンが無いようですが、今のところ解決していません。その他、動作には支障は無いようです。

 

before                                after

         

 
次に進めていきます。


3.  簡単カスタマイズ
使い勝手を少しでも良くするために、カスタマイズをしてみます。

a.  コントロールセンタ
簡単カスタマイズの最初はやっぱりこれです。「コントロールセンタです。これがあれば、一通りの設定が出来て便利です。



b.  ソフトウエアセンタ
お手軽にできるものからイジってみました。「ソフトウエアセンタ」です。ここからアップデート、新規アプリのインストールも出来ます。



インストールに手間のかかる「サードパーテー」のアプリも一発です。早速、極楽はぜは Chrome を入れてみました。


 
c.  デスクトップの設定

「デスクトップ」の設定もできます。スタイル、デスクトップ、フォント、ウインドウの設定が詳細に出来るのですが、極楽はぜは殆どの項目のチェックを外しています。


 

c.  Etcher
Solus-4.5 のシンプルさには好感を持てるのですが、「インストール USB 作成ツール」が内蔵されていません。そこで便利ツールの「Etcher」をインストールしてみました。

「Etcher」は、強力な OS イメージ フラッシャーであり、USB ドライブのフラッシュを快適かつ安全に行うことができます」。

 


a.  インストール

インストールは「ソフトウエアセンタ」から出来ます。検索窓へ「Etcher」と入力するだけです。

 

すぐに作業は終了です。インストールされました。

 

 

b.  使い方

操作は簡単な 3 ステップで完了しますので、極楽はぜでも迷いなく進められます。と言うか、これ以外の操作は出来ません。

 

①  イメージファイルを選択
  USB ドライブを選択
  書き込みボタンを押す

 

 

c.  イメージファイルを選択

まず最初にすることは、画面左側にある「Flash from file」をクリックし、作成するイメージファイルを選択します。

 

 

今回作成するブート USB は、超軽量で世界中で大評判・モテモテの「MXLinux23-minimal」です。

 

 

d.   USB ドライブを選択

次は、画面中央にある「Select target」をクリック、イメージファイルの書き込み先 USB を選択します。

 

 

今回の USB は /dev/sdb にありました。 

 

 

e.   書き込みボタンを押す
最後は、画面右側にある「Flash!」をクリックします。


イメージファイルの書込みが始まりますので、数分待ちます。




「Flash Complete!」という画面で処理完了となります。これは高速処理で焼いてくれるスグレモノですね。便利に使えそうです。




次へ進めていきます。

 4.  おまけ
いつものようにメモリテストをジックリとやってみましたが、Budgie 版は予想以上に軽量でビックリでした。カーネルは最新版の K6.6 なのにです。


# free -h


Solus は、ゼロから構築された Linux ディストリビューションだということで、使いこなすにはなかなか時間がかかるのが現状のようです。極楽はぜも感想を言えるほどには使っていませんので、Budgie デスクトップは素晴らしいなどとはお世辞が言えません。しかし、一つだけ言えることがあります。それは結構「軽い」ということです。



近所のりんごの木は、あんなにあった周辺の雪がほとんど消えてしまい、積雪もとうとう12センチとなってしまいました。

ネットにこんな未来志向の「りんごニュース」がありました。
 
「県特産品コンクールで「県知事賞」受賞のシードルメーカーでは、高品質なりんごを使った「プレミアムアップルブランデー」を発売します。

地元は日本一のりんご生産地と言われています。しかし、農家の担い手の減少、国内の生食用りんごの消費数が激減するなど危機的な状況です。


一方で、ヨーロッパのりんご産業は、加工用りんごの栽培が多く、少人力で農家の所得も安定しているようです。


そこで私たちはこれらの課題を解決するためには、魅力的な加工用りんご産業が必要と考え、世界に認められる「りんご酒メーカー」を目指すことを目標としました」。

 

本当に、生食用のりんごの輸出だけでは将来が不安です。



最近の極楽はぜは、治験という名の新薬の人体実験に参加し、前立腺ガンの抗ガン剤治療を受けていましたが、治療も終わり、経過観察のための診察を受けてきました。血液検査の結果では、「特に異常は認められません」との担当医の見立てでした。では、また。

我が道を脇目も振らず一直線