定期的に覗いている「ライブ CD の部屋」さんに、シンプルさが売りの Basix の Debian 版が debian 12 ベースにバージョンアップしていました。元々の Debian をインストールしてメインにしている極楽はぜは躊躇なくインストールし、ついでにバックアッブ USB を作成してみました。もちろん簡単メモ作成にも励みました。メモ

 


ライブ CD の部屋さんがこう書かれていました。

 

「Basix de は、ユーザーがカスタマイズをしやすいように最小限のアプリケーションしかインストールしていません。一方必要なサービスはすでに走っています。ユーザーはアプリケーションにだけ集中できます」。

 

これには極楽はぜも大賛成です。


 

インストールしてみたのは、いつもの四角い画面のオールドマシンです。じつは、この四角いマシンは W7 と T8 の二台も持っています。レッツノートは頑丈ですね。

Let's note  CF-T8   パナソニック

・2009年 2月発売

・画面サイズ:12.1型

・ CPU:Core 2 Duo SU9300/1.2GHz/2コア 

・メモリ容量:2GB 

・重量:1.179kg

 


焼きマシンには「Sparky Linux 7.0」を使用しました。軽量・高機能なので、ぜひ一度は使ってほしい OS の一つです。

 


今回もこんな事して遊んでいます。


1.  インストール
2.  日本語入力設定
3.  バックアップ USB 作成

4.  バックアップ USB から再インストール
5.  メモリテスト


それでは次へ移り、インストール作業を始めます。


1.  インストール
始めていきます。

a.  ライブ版を試行

ライブ版を起動し、無線 LAN 等の設定をしてからインストールへ進みます。



b.  ようこそ

進行状況がよく分かりやすい「カラマラスインストーラー」です。




c.  タイムゾーン

日本 / 東京です。



d.  キーボード選択

デフォルト設定以外を選択したことはありません。




e.  インストール先選択

マルチブート用にパーテーションを操作するため、「それ以外」を選択しました。



f.  パーテーション設定

インストール先パーティションを、自分の条件に合わせて編集します。

・内容 : フォーマット
・ファイルシステム : ext4
・マウントポイント : / 




g.  個人情報

個人のパスフレーズ等を入力し、自動ログインにチェックを入れました。



 

h.  書き込み先確認

大失敗をしないようにインストール情報を再確認します。
 


i.  インストール

インストール中です。


 
j.  終了

すべて完了しました。再起動します。
 

 
k.  完成

インストール完成しました。



Basix de ではアップデート通知が来ないようなので、「ソフトウエア」からアップデートをしてみました。
 


再起動しますと、自動でアップデートプロセスに入りますが、表示は文字化けしていて何をしているのか分かりません。しかし、ちゃんとアップデートをしてくれたようでした。
 


2.  日本語入力設定

いつも一番最初にすることにしている日本語入力の設定ですが、「ライブ CD の部屋」さんのご尽力で、全くの手間いらずで日本語入力が出来ていました。有難うございました。



基本インストールか終わりましたので、次へ進めていきます。 バックアップ USB の作成です。

3.  バックアップ USB 作成
全く痒いところへ手の届かない Debian 系は、バックアップ用スナップショットが取れないので、Gparted を活用してバックアップ USB を作成、別 PC へ再インストールしてみました。これで Debian 系も安心・安全です。

 

操作概要はこんな風になっています。

 

①  インストール済パーテーションを USB へコピー
②  インストール先パーテーションへ USB から貼り付け
③  ブートローダーをインストール
 



なお、作業は、今回インストールしたBasix-de ではなく、汎用性を考慮してインストール済の Debian を使用しています。御免。

 a.  リサイズ
最初に一番大事なことを書いておきます。コピー元パーテーションは、コピー先の USB より小さい必要があります。条件を満たしていない場合は、パーテーションをリサイズして、コピー先 USB より小さくしておきます。

 

USB > sda1


 
b.  コピー
パーティションをコピーするには、最初にパーティションをアンマウントします。次に右クリック、コピーです。
 


c.  貼付け
USB へパーティションを貼り付けるには、右上のウインドウから USB を選択、コピー先を右クリック、貼り付けを 選択します 。

 

USB へ貼り付けが終了し、バックアップ用 USB が完成しました。使い古した 8GB の USB が活躍しています。 



次は USB からパーテーションへの貼付けです。


4.  バックアップ USB から再インストール
それでは完成したバックアップ USB から、別 PC へインストールしてみます。
 
a.  貼付け
パーティションを貼り付けるには、コピー先を右クリック、貼り付けを 選択します 。



b.  完成 
バックアップ USB から、別 PC へインストールされました。新パーティション sda1 に Debian12 が新規インストールされています。

 


c.  ブートローダーインストール
通常ならばここからすぐ再起動となるわけですが、残念ながら起動することはできません。この貼り付けだけの方法では、ブートローダがインストールされていないのです。

 となればレスキューツールの登場です。と言っても大げさなことではありません。手持ちのライブ USB の起動復旧ツールを利用するだけです。例えば、antiX 等です。

antiX  起動復旧ツール


Basix de では、便利ツールの「Grub-Customizer」がデフォルトでインストールされていますので、それを利用するのが一番簡単です。

 

Grub-Customizer


このように何らかの方法で GRUB をインストールすることで、コピペしただけのパーテーションを起動することが出来るようになります。スナップショットが作成できなくても何とかなることが分かりました。良かった、良かった。

 

次へ進めていきます。


5.  メモリテスト

さて、いつものパッとしないメモリテストですが、手元のネットワークインストールした Debian-LXDE とほぼ同様の結果となっています。当たり前だと言ってしまえば見も蓋もない事になってしまいますが、基本が出来ていれば自ずから結果が導かれるようです。


# free -h


素の Debian をネットインストールしている極楽はぜにとって、ほぼ同様の日本語版がお手軽にインストールできるのはありがたい事です。ネットインストールに比べれば短時間、ライブ版に比べれば半分のサイズが実現できていて、省エネ・省資源を実感できるのが嬉しいことです。ライブCDの部屋さん、いつも日本語版を提供していただきありがとうございます。これからも楽しみにしています。

 

近所のりんごの木は、スクスクと育っているように見えますが、場所によって色づきにムラが見えるようです。

 

「りんご生産情報第6号」が発行されていました。

①  果実肥大は、各品種とも平年を上回っている。

②  標準的な着果程度を目安に、仕上げ摘果を行う。

③  有袋栽培は、着色の向上等のため、積極的に取り組む。

④  枝腐らんは見つけ次第切り取り、適切に処置を行う。
 
 りんご農家のオジサンはやることがいっぱいあり大変ですね。




最近の極楽はぜは、治験という名の新薬の人体実験に参加しています。その入院期間中に前立腺ガンの抗ガン剤治療を受けていましたが、、二週間ほどで抗ガン剤治療の最大の副作用がでました。朝、枕を見ると大量の抜け毛があり、一番恐れていた脱毛が始まったのです。そこで、極楽はぜはすぐに行動開始しました。何をでしょうか。では、また。

何事もこれが基本さベーシック