「2021 年 8 月に Zorin OS 16 をリリースしてからわずか 1 年余りで、350 万回以上ダウンロードされたと言って興奮しています」とリリースノートに書かれていましたが、これがどんな事なのか確かめるために、またまたインストールしてみました。そんな訳でまた簡単なメモです。メモ



Zorin OS  のサイトにこんなことが書かれていました。


 

貧乏性の極楽はぜと同じ SDGs 志向ですね。 



今回もインストールしたのは、二千五百円で購入したオールドマシンです。今では見かけることで出来ない四角なディスプレイで分厚く低解像度のマシンです。購入直後はディスプレイが色焼けし

ていて治すのに時間がかかりましたが、今はなんとか使えています。


Panasonic Let's note CF-T8
・発売  :  2009年 2月
・画面  :  12.1型(インチ) 
・CPU  :  Core 2 Duo SU9300/1.2GHz/2コア 
・メモリ  :  2GB 




ダウンロードした ISO ファイルは人気の超軽量版 antiX-22 を使用して USB へ焼き付けました。

 


さて今回もこんなことをやって楽しんでいます。

1.  インストール
2.  日本語入力
3.  簡単カスタマイズ
4.  メモリテスト


いつものように USB 起動から始めていきます。

1.  インストール

この ISO は最近では当たり前の便利なライブ版になっていますので、無線 LAN 、キーボードの試し打ち等をしておくとトラブル対策になります。




a.  ようこそ

一番下に日本語ロケール設定があります。 



b.  キーボードレイアウト

レイアウトはデフォルトのままで、特に選択していません。

 
 
c.  アップデートと他のソフトウェア
アップデート、サードパーティのソフトウェアをチェック、国勢調査は何をするのか良く分かっていませんので外しています。


 
d.  インストールの準備

インストールしたオールドマシンはマルチブートにしていますので、一番下の「それ以外」を選択しています。


 
e. インストールの種類

インストール先パーティションの変更をクリックし、必要事項を編集します。これは BIOS 仕様です。

・利用方法 : ext4
・初期化 : する
・マウント : / 




f.  タイムゾーン

タイムゾーンを選択します。


  
g.  あなたの情報を入力してください

パスワード等個人情報を入力し、自動ログインをチェックしています。


 
h.  インストール

インストール中です。

 

i.  終了

インストールが終了しましたので、USB を抜いて再起動します。

 

j.  完成
完成しました。


 
最初に「ようこそ」画面が開きますので、サラーッと見ておきます。




「ソフトウェア」がありましたので、ブラウザを Firefox から使い慣れた Chromium へ変更しておきました。 

 



そうこうしているうちに「ソフトウエアの更新」が来ましたので、ここでアップデートをしておきます。インストール中にアップデートするように設定しておいたので、ダウンロードは終わっていました。


 
 
2.  日本語入力

さて次はいつもドキドキの日本語入力確認です。これはインストール時に日本語を選択していれば、「キーボードに使うIM システム」から確認できるように、何もしなくても Fcitx が選択されており、Mozc で日本語入力が可能になっていました。
 


MOZC 設定でかな入力に変更しています。手間いらずで拍子抜けするほど簡単でした。


 

あまりメジャーではない Zorin OS で、何もしなくても日本語入力が出来るなんて予想外のことですが、世の中はドンドン進化していますね。


3.  簡単カスタマイズ

とりあえず必要な設定は、定番の「設定マネージャー」から出来るようになっており、設定作業を分かりやすくスムーズに進めることが出来ます。これはメニュー / 設定から開くことができます。



a.  Zorin Appearance
この機能では、レイアウト、テーマ、デスクトップ、フォントの設定が可能です。しかし、使い勝手の良さそうなものは、有償版でしか出来ないようになっています。

 

b.  ウインドウマネージャ(詳細)

極楽はぜはオールドマシンしか手持ちにありませんので、特殊効果にうつつを抜かしているほどの余裕がありません。そんな訳で余計な設定項目はほとんど外しています。

 


c.  スクリーンセーバー

スクリーンセーバーは三種類しか内蔵されていませんが、ここでは起動しないように無効に設定しています。デスクトップ画面のオンオフは電源管理の中で設定しています。
 


d.  言語サポート

日本語しか使用しない極楽はぜは、「言語のインストールと削除」の一覧の中から英語関連は削除し、日本語だけのシンプル表示にしています。
 

 
e.  電源管理

電源管理では電源ボタンの動作、バッテリー駆動時の動作、ディスプレイの切断時間等が詳しく設定が可能です。前項でスクリーンセーバーをオフにしていますので、ディスプレイのオンオフはここに任せています。



f.  セッションと起動

この項目では自動開始アプリケーションが選択できます。その中から Bluetooth、印刷キュー、スクリーンセーバー等使用しないものを外しています。
 


g.  ソフトウェアとアップデート

ここではミラーの選択、アップデートの頻度が設定出来ます。リポジトリは日本サーバーへ変更し、アップデートは自動インストールせずに、「すぐに表示」するようにしています。




h.  ソフトウェア更新

先程アップデートしていましたが、また通知が来ています。



i.  ファイアウォール
いつも愛用しているファイアウォールです。使い方は「Status」をオンにするだけで、後はプロファイルを自宅等からマッチしたものを選べば手間いらずで動作してくれます。

 

 

ようやく基本設定が終わり、古くて四角くて低解像度のマシンでも少しは使えそうになっててきましたので、次へ進みます。

4.  メモリテスト

いつものようにメモリテストをやりました。今までインストールしたことのある Xfce 版と比べてみますと、残念ながらやや重の中量級になっています。とはいっても動作が軽いことには変わりありません。

# free -h


最後に一言、 Zorin OS には有料の Pro と無料の Lile がありますが、最新のニュースによれば Pro 版の利益をすべてウクライナへ寄付しているそうです。

 

 

「Zorin OS 16.1のリリース以来、 Zorin OS Pro の販売によるすべての利益は、戦争の影響を受けたウクライナ人を支援する 3 つの人道支援慈善団体に寄付されました」。

 

・10,455.59 ユーロを赤十字社に寄付。赤十字社は、ウクライナの現場で医療施設を支援し、重要なインフラを修復し、食品や衛生用品を必要としている家族を支援しています。


・国境なき医師団に10,455.59 ユーロ。ウクライナと戦争の影響を受けた近隣諸国に重要な医療物資とサービスを提供しています。


・10,455.59 ユーロ、ウクライナの慈善団体であるTabletochkiに€10,455.59 。

 


近所のりんごの木は、他のりんご園では収穫真っ最中なのですがヒッソリしています。例年ならば子どもたちがキャーキャー言いながらもぎ取っている頃なのですが。


ネットニュースにこんなのがありました。

「果肉まで赤い地元名産の「赤~いりんご」を使ったジュース「斜陽」が10月末に完成し、市内で販売されています。リンゴジュース「斜陽」は、作家太宰治の小説「津軽」に登場するリンゴ酒の再現プロジェクトに取り組んでいる地元のグループが企画しました」。

 

飲んでみたいですね。1本180ml入り400円で限定販売されているそうです。




最近の極楽はぜは、高血圧改善のためのツボ押しに精を出しています。今回は爪もみです。爪のはえぎわには「井穴(せいけつ)」というツボがあり、自律神経を調節するポイントと考えられています。

 

指1本につき10秒で1セット、1日3セットを目安に、親指から順番に、両手の爪を揉むと血行が良くなり不調改善に効果があると言われているそうです。では、また。

 
ありました人道支援リナックス