前回は定番の MX Linux-Xfce 版をイジっていましたが、その感想はしっかりした中量級というものでした。すると、奥の方からもっと軽いものがあるぞと悪魔の声が聞こえて来ました。そうなんです、Fluxbox 版というのがあるんです。早速インストールしてみましたが、普段遣いしていないのでどうなることやら。結果は簡単メモに作成してみました。メモ

ホームサイトにこんな解説が載っていました。

「MX Linux – Fluxbox は、Fluxbox の速度、低リソース使用、優雅さを MX Linux のツールセットと統合します。その結果、多くのユニークな機能を備えた軽量で完全に機能するシステムが実現します。この OS は、最新の高速マシンと同様に、古い低容量マシンでも機能します」。

 いいですね。極楽はぜの三千円中古 PC 生活にはうってつけの OS です。




インストールのお遊びに使用したのはこんなオールドマシンです。ハードオフで3千円購入したものですが、最近の円安のためかもうこんな値段では購入できないようです。これは今時珍しいシングルコアの希少な物件です。

東芝 dynabook PAEX33JLP
・2009年 4月 発売
・画面サイズ:WXGA (1280x800)
・CPU:Celeron 900/2.2GHz/1コア 
・メモリ容量:2GB 




今回のインストールメデアの作成は、前回インストールしてあった本家 Xfce 版 のライブ USB メーカーで USB へ焼いてみました。

 

 

それでは焼けた USB を使用して、早速インストール開始です。いつものようにこんなことをしています。

1.  新規インストール
2.  日本語入力
3.  簡単カスタマイズ
4.  メモリテスト


ボチボチ進めていきます。

1.  新規インストール
それでは新規インストールから始めていきます。

a.  日本語選択
USB からシステムを起動しましたら、左下にある F2 を押して日本語を選択します。これだけでロケール設定は終わりです。


        
b.  インストール開始                             
ライブ版が起動しましたら、デスクトップ上のインストールアイコンをクリックします。必要であれば無線 LAN 設定等を済ませておきます。



c.  キーボード設定
表示されているキーボード設定を確認し、必要であれば変更します。「@」や「ー」が怪しいですね。

 
 
d.  インストールタイプ選択
「ディスクレイアウトをカスタマイズ」を選択しています。マルチブートには必須です。


 
e.  パーテーション選択
 極楽はぜはマルチブートにしていますので、慎重にインストール先と swap を、表示される既存のパーテーションから選択します。

・インストール先  :  root
・swap  :  swap          
                                                 

 

f.  インストール進行中
表示内容を確認し、必要であれば途中でも変更できます。

 

  
g. パスワード設定
個人情報を入力します。画面下の2項目もチェックし、オートログインに設定しています。今回は管理者 root パスワードを設定しています。ここで設定しなければ sudo が使用できるようになります。



h.  インストール中
インストール中です。



j.  インストール完了
インストール完了しましたので、ここで再起動します。



k.  終了
完成しました。



すぐにアップデートが可能となっていましたのでツールバーに出現している赤色のギザギザアイコンをクリック、最初の作業を始めます。画面下の2つの項目もチェックしておきます。



最新状態になりましたので次へ進めていきます。

2.  日本語入力
極楽はぜ的には一番大事な作業の日本語入力設定に移ります。これに使用するのは、便利で何でもありの「 MX tools」です。 

a.  パッケージインストーラー
最初に「MX tools」から「パッケージインストーラー」を起動し、一番下にある「言語」を開き、「ja」で日本語を検索します。



b.  パッケージ選択
表示されるパッケージ群の中から、今回使用する「Japanese _input_fcitx」ひとつだけを選択します。その他の日本語化は、すぐには必要ないので何も選択していません。フォントもデフォルトの「VL ゴシック」のままです。




c.  パッケージ
インストールされるパッケージが表示されています。何故か fcitx-anthy もインストールされるようです。




d.  終了
処理は正常に終了しました。



e.  再起動
インストール後は再起動だけの簡単操作で日本語入力が出来ています。



次へ進みます。

3.  簡単カスタマイズ

今までのデフォルトのままでも普通に使用できるのですが、ちょっとだけカスタマイズに手を出してみました。ここでも使えるのが「Setting Manager」と「MX Tools」 です。

「設定マネージャー」です。

 

 

「MX Tools」 です。


 

a.  文字化け

何故かしら、デスクトップを右クリックすると文字化けして読めません。そこでエイヤーと無手勝流でやってみると原因が分かりました。

 

こんな具合に文字化けしていました。

 

 

ここが原因のようです。/ Style / Menu font まで辿り着きました。

 

Style / Menu font

 

デフォルトのフォントから設定し直しています。下の Style から Universal へです。

 

 

解決しました。

 

 

b.  ツールバー

デフォルト状態の下側ツールバーは、ほとんど設定されていませんので、シンプル過ぎて少し寂しい状態になっています。そこで使い慣れたアプリを追加し、ゴージャスにしてやろうというのがこの項の趣旨です。

設定ツールは、メニューの設定の中にある「パネルマネージャー」を使用します。
 


一番上にある「tint2rc」が今回使用するツールバーです。クリックすると「Properties」が現れますので、「Launcher」を開きます。
 


アプリ追加は、目的のアイコンを右から左へ矢印で移動させるだけです。
 

 
「Apply」をクリックすると、一気にアイコンが増え賑やかなツールバーになりました。

 


c.  Conky変更

デスクトップを使いやすくしてくれる「Conky」 が Fluxbox でも利用できるようになっています。設定は「MX Tools」の「Conky マネージャー」からです。



今回は見慣れた一番下にある antiX の設定を使用してみました。



d. ドックの 自動非表示 、位置変更

常時表示されているドックを非表示にできます。ドックを右クリック、「自動的に隠す」をクリック、これだけです。



 
配置をクリックすることで、表示位置の変更も出来ます。

 


こんな感じで少しは使い勝手を良くしています。

4.  メモリテスト
さて、少し気になるメモリテストの結果をチェックしてみました。比較対象は前回インストールしみました元々の Xfce 版の MXLinux です。計測結果の数値を見てみますと、努力の成果が見て取れます。これならどんなオールドマシンでも安心して走らせることが出来そうです。


#free -h


とかく軽量級にありがちなのはデスクトップとツールバーの使いにくさですが、この Fluxbox 版には デスクトップをカスタマイズするための「ネイティブ ドック」および「アイコン管理ツール」が tint2 パネルに加わっているそうです。道理で壁紙もツールバーのアイコンも簡単設定が出来ていました。なかなかの使い勝手の良さが光っています。適材適所で使ってみたいですね。


近所のりんごの木は、果実によって生育状況に大きく差が出てきているようです。同じ木の果実なのに何故なんでしょうか。


ネットニュースにこんなのがありました。


「2022年産県産リンゴの収穫本格化を前に、7月に「第20代ミスりんご」に選ばれた3人が県庁を訪れ、県知事に県産リンゴPRに向けた意気込みを語りました。3人は、全農県本部の冠試合となる15日のプロ野球楽天戦から対外的な活動をスタートさせる予定です」。

極楽はぜのブログも綺麗な人に応援してもらいたいものですね。



最近の極楽はぜは、近所の歯科と眼科で6ヶ月毎の定期検診を受けてきました。歯科は世間一般の通り予約がなければ受診出来なかったのですが、眼科は予約なしの飛び込みでオッケーでした。同じ医者でも患者対応がこんなにも違うのですね。極楽はぜ的にはもちろん予約無しがベターですよ。では、また。
 
ダイエットやれば出来るよ君だって