いつの間にかポイントリリース版が出ていましたが、ところがまだ Ubuntu 20.04 LTS ベースなのだそうです。何か世の中のスピードに乗り切れていないような気がしますが、せっかくの新板ですので、ほんの少しだけワクワクしながらもインストールしてみました。どっちみちまた古いマシンへ入れるのだろうと、ツッコミがありそうなので、そのへんのところをまたまた簡単メモにしています。メモ

Zorin OS  のサイトにこんなことが書かれていました。
「 Zorin OS Lite エディションは、15 年前のコンピューターで動作するように合理化されているため、P Cをより長く使用し続け、アップグレードにかかる費用を節約できます」。これは本当の SDGs ですね。いいぞ、いいぞ。 



そんな低スペックでも走る Lite 版を、ハードオフで3千円で購入した 十年前の古いネットブックにインストールしてみましたが、やはり、それなりには動いてくれています。

ASUS  Eee PC 1001PXD 
・2011年 発売
・画面サイズ:10.1インチ
・CPU:Atom N455/1.66GHz/1コア 
・メモリ容量:1GB  → 2GB
 


ダウンロードした ISO ファイルは人気の Lubuntu  を使用して USB へ焼き付けました。

 

 

さて今回もサラッとこんなことをやってみましたが、特に難しいこともなくすんなりと進めることができました。 

1.  インストール
2.  日本語入力
3.  簡単カスタマイズ
4.  メモリテスト


いつものように USB 起動から始めていきます。

1.  インストール
これは便利なライブ版になっていますので、無線ラン、キーボードの試し打ち等をしておくと後々助かります。




a.  ようこそ
一番下に日本語がありますので、選択、進めていきます。 



b.  キーボードレイアウト
キーボードレイアウトはいつものとおりデフォルトのままで、特に選択していません。

 
 
c.  アップデートと他のソフトウェア

アップデート、サードパーティのソフトウェアをチェック、国勢調査は、何をするのか良く分かっていませんのでパスしています。




 
d.  インストールの準備
極楽はぜの古いマシンはマルチブート担っていますので、一番下の「それ以外」を選択しています。


 
e. インストールの種類
インストール先パーティションの変更をクリックし、必要事項を編集します。

・利用方法 : ext4
・初期化 : する
・マウント : / 




f.  タイムゾーン
タイムゾーンを選択します。


  
g.  あなたの情報を入力してください
パスワード等個人情報を入力し、自動ログインをチェックしています。


 
h.  インストール
インストール中です。しばらくお待ちください。

 


i.  終了
インストールが終了しましたので、USB を抜いて再起動します。

 

j.  完成
完成しました。


 
「ウエルカム」画面が開きますが、ここの内容は他のメニューからできますので、これはパスして次へ進みます。


 

とりあえずしておきたいのはこれです。メニュー / 設定の「ソフトウエアの更新」からアップデートの確認だけをしておきます。インストール中にアップデートするように設定しておいたはずですが、313MB もありました。

 


 
2.  日本語入力
さて次は日本語入力です。これはインストール時に日本語を選択していれば、「キーボードに使うIM システム」から、何もしなくても Fcitx が選択でき、Mozc で日本語入力が可能になっていました。よく出来ていますね。

 


こんな感じで日本語入力が出来ています。何の問題もありません。


 
 

何もしなくても日本語入力が出来てウキウキ気分のまま、次へ進めていきます。


3.  簡単カスタマイズ
ほとんどのカスタマイズは、お約束の「設定マネージャー」から出来るようになっており、設定作業がスムーズに進みます。ツールの「設定マネージャー」はメニュー / 設定から開くことができます。

設定マネージャー


a.  Zorin Appearance

他の Xfce 版には含まれていない独自機能のようですので、少し触ってみました。レイアウト、テーマ、デスクトップ、フォントの設定が可能です。しかし、有償版でしか出来ない機能もあります。

 



b.  ウインドウマネージャ(詳細)
古い PC しか持っていない極楽はぜは、特殊効果は全く必要ありませんので、設定項目はほとんど全部外しています。
 


c.  スクリーンセーバー
デスクトップ画面のオンオフは電源管理の中で設定していますので、ここでは起動しないように無効に設定しています。
 


d.  言語サポート
極楽はぜは日本語しか使用しませんので、「言語のインストールと削除」の一覧の中から英語関連は削除し、日本語だけにしています。

 

 

e.  ディスク管理
これは Gparted と同じような働きをする便利なツールです。
 


使い方は過去ログを見ていたたければ嬉しいです。

 


f.  電源管理
ここでは電源ボタンの動作、バッテリー駆動時の動作、ディスプレイの切断時間等が詳しく設定が可能です。スクリーンセーバーの代用のディスプレイのオンオフは、ここで行っています。


g.  セッションと起動
この項目では自動開始アプリケーションが選択できますので、その中から Bluetooth、印刷キュー、スクリーンセーバー等使用しないものをを自動起動から外しています。
 


h.  ソフトウェアとアップデート
ここではミラーの選択、アップデートの頻度が設定出来ます。リポジトリは日本サーバーへ変更し、アップデートは自動インストールせず表示だけにしています。



i.  ソフトウェア更新
先程のインストール中にアップデートしていましたので、最新になっていました。



 

なんとか基本設定が終わり、古いネットブックでも少しはまともに使えるようにまでなりましたので、次へ進みます。


4.  メモリテスト
そこで、いつものようにメモリテストをやり、今までインストールしたことのある他 OS との比較をしてみました。結果はほぼ普通の中量級で、他の Xfce 版と同程度のメモリ消費量となっています。

# free -h


 HDD のサイズもチェックしてみました。初心者向けの Windows 互換版にしては、おとなしいレベルの大きさととなっています。チエックには LibreOffice は削除、Bleachbit でクリーニングしています。

# df -h


鳴り物入りで登場している Zorin OS なのですが、macOS風・Windows11風などのデスクトップレイアウトは「Pro」限定機能なのだそうです。Zorin Appearance も Lite 版では基本機能しか設定できず、美味しそうなディスクトップ設定は Pro 版を購入しろということでした。39 ドルもします。世の中そんなに甘くはないですよね。極楽はぜの実感でした。

 

近所のりんごの木は、北国でもとうとう梅雨入りしてしまい、毎日の冴えない天気の中でもスクスク育っているようです。


ローカル新聞にこんなニュースがありました。


「りんご協会は、県内のリンゴ結実量調査を始めました。初日の調査では、中心果が欠落している場所もありましたがおおむね生育は良く、担当者は「十分な結実量を確保している」と中間報告しました。これから同協会職員が3~4班に分かれ、数日かけて県内約100カ所を調査する予定です」。概ね順調ということで一安心しました。



最近の極楽はぜは、週2回、耳鼻科へ通院しているのですが、病名の「蓄膿症」は正式な医学的用語ではなく、古くから使用されている「俗名」で、正しくは「副鼻腔炎」だと教えてもらいました。副鼻腔は、頬、顔、目のまわりの骨の空洞部分のことで、そこに膿がたまって起こる症状が「蓄膿症」と呼ばれるのだそうです。病気の起こる場所と症状の違いですね。では、また。

 

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