最近、distrowatch.com のランキング上位に食い込んでいる「Pop!_OS」に、とっくの昔に新版が出ているのにようやく気づきました。そんな事なので、遅ればせながらも早速インストールしてみましたが、毎度の牛歩には呆れてしまいます。と言う訳で、その顛末をまたまた簡単メモに仕立て上げました。
distrowatch.com にはこんな風に紹介されていました。
「Pop!_OSは、GNOMEデスクトップを備えた最新 Ubuntu ベースのディストリビューションです。これは、ユーザーが仕事に集中できるように、気を散らすことなくデスクトップを最小限に抑えるように設計されています。このディストリビューションは、Linux コンピューターの小売業者 System76 によって開発されています」
今回のインストール USB の作成は、いつもの常用マシン MX Linux の USB 作成ツールを使用しました。これは簡単・高速で焼いてくれますので愛用の一品です。特に、Debian 推奨の dd コマンドで焼いてくれるらしく安心・安全です。
インストール用 USB が作成できましたので、いつものように早速インストール開始です。前回はインストール途中に大トラブルが発生しテンヤワンヤになりましたが、さて、今回はどうなるのでしょう。
1. 新規インストール
2. 初期設定
3. 日本語入力設定
4. 簡単なカスタマイズ
5. おまけ
それではこれから始めます。
1. 新規インストール
早速 USB から新規インストールを始めます。
a. 日本語選択
USB から起動しましたら、一番下にある日本語を選択します。
b. キーボード設定
キーボード設定を確認しますが、そのままです。
c. ディスクの選択
マルチブートのため一番下の「カスタム」を選択しています。
d. パーテーション選択
マルチブートのため空きパーテーションを選択し、インストール先パーテーションを設定します。
・Use partation : on
・format : on
・use as : root (/)
・file system : ext4
使用環境に合わせて swap パーテーションを設定します。
e. ユーザーアカウント
ユーザーとパスワードを設定します。
f. インストール
インストール中です。
g. セットアップ続行
基本設定が終了しました。
実は前回は 突然この画面が現れ、インストールが途中でフリーズしてしまい、お手上げ状態になりました。
この現象の解決方法は、英語版で再インストールするか、レスキュー USB で grub を再構築するかです。極楽はぜはこんな時のため、antiX や MX Linux のインストール用 USB を準備しています。
今回は幸いなことに、そんな不祥事は発生しませんでした。
2. 初期設定
セットアップはまだ完了していません。ここからは「ようこそ」画面のガイダンスに従って慎重に進めていきます。
a. ようこそ
正常に再起動されると、最初に「ようこそ画面」が表示されます。
b. キーボード
設定済みですのでそのままです。
c. ネットワーク
必要であれば WiFi を設定します。
d. プライバシー
GPS の使用許可を求めています。
e. タイムゾーン
設定済みになっています。
f. オンラインアカウント
必要であれば設定しますが、後でやることにします。
g. セットアップ完了
すべて終了しました。
h. 終了
ようやく完成です。結構長い道のりと感じたのは極楽はぜだけでしょうか。単に慣れていないだけなんでしょうね。
インストールが終わりましたら、「pup_shop」から最初のアップデートをしておきます。
この Pop!_OS では、ソフトウエアの追加削除は便利ツール「pup_shop」を使用するのですが、少し面倒くさいので使い慣れた「Synaptic」も追加しておきました。これは依存関係が分かりやすく、イジりたい向きにはうってつけのものです。
3. 日本語入力設定
さて、いつも苦労している日本語入力です。Pop!_OS ではどうなっているのでしょう。先程追加した Synaptic から mozc を覗いてみると、オーマイゴッド、パッケージは何も存在していませんでした。
a. 地域と言語
残念ながら空っぽだった日本語のインストールは、ドックにある歯車アイコン「設定」を開き、「地域と言語」を選択、「インストールされている言語の管理」をクリックします。
b. 言語サポート追加
パッケージの追加が必要とメッセージが出ますので、素直に必要なものをインストールします。
インストールされたのは、Ubuntu の定番 Ibus-mozc でした。お好みで fcitx-mozc もどうぞ。
c. Keyboard
もう一度「設定」を開き、「Keyboard」の「+」をクリック、「日本語」と「日本語(Mozc)」を追加します。肝心の mozc がこんなところに隠れていました。
d. 日本語切替
日本語入力を使用するためには、手順が2つ必要となります。1つ目はウインドウキーを押しながらスペースキーで「ja」と「あ」を切り替えます。2つ目は日本語変換のための「全角 / 半角」です。「あ」にしてから「全角 / 半角」です。
e. 日本語入力完成
少しの手間が必要でしたが、無事日本語入力までたどり着けました。
4. 簡単なカスタマイズ
Pop!_OSの推奨機能の一つに、自動タイリングがあります。自動タイリングを有効にするには、画面の右上にある「ウィンドウのタイル」スイッチをクリックするだけです。
それだけで画面に合わせて自動的にウィンドウが移動、サイズ変更、配置されます。自動タイリングは、整理と効率の両方に役立ち、特に大型ディスプレイで便利だそうです。
しかし、極楽はぜは 15 インチのオールド PC しか持っていないので、あまり恩恵を受けそうにありません。
5. おまけ
毎回パスワードを入力するのが煩わしいと思うのは、最近三分前のことが思い出せなくなった極楽はぜだけでしょうか。
a. 自動ログイン
意外と面倒くさいのが起動時のログインです。これは設定のユーザーから変更できます。権限を変更して自動ログインへ変更するだけです。
b. Chrome のキーリング
自動ログインにしてからアレッと思ったのが、今まで何事なかった Chrome がパスワードを要求するように変身してしまったことです。理由はもちろん分かりません。
① パスワードと鍵
それでも解決方法は見つかりました。タイルメニューの「パスワードと鍵」の中に解決方法がありました。
「パスワードと鍵」を開き、ログインを右クリック、パスワードを変更をクリックします。
③ 元のパスワード
元パスワードを記入します。
④ 新しいパスワード
新しいパスワードは何も記入せず、空欄にします。
⑤ パスワード保存
空のパスワードのまま続けます。
⑥ 終了
結局、空のパスワードを設定することで、パスワードを聞いて来なくなりました。
最後はメモリ使用量の調査です。結果はご覧の通り、GNOME はややメモリの消費が大きいなと再確認させられたのでした。
#free -h
HDD 使用量も、やや大きめなのはご存知の通りです。機能豊富の裏返しなので素直に受け入れることとします。全体を Bleachbit でクリーニングしています。
#df-h
そもそも、開発もしていないし、最新機種も持ち合わせていない極楽はぜにとっては、Pop!_OS の高機能の良さがよく理解出来なくています。LXDE や Xfce が大好きな機械貧乏の身にとっては、猫に小判、豚に真珠でなかなか使いこなせるものではありませんでした。
近所のりんごの木は、最近台風が来たわけでもないのに、木の根本にりんごがいっぱい落ちていました。どうしたんでしょうか。
新聞にこんな記事がありました。
「地元のりんご醸造所では市内に建設した新店舗をオープンし、県産りんごを使ったアップルブランデーの販売を始めました。工場が併設されているので、来店客は蒸留釜を見学しながら商品の購入や試飲を楽しんでいました」そうです。
最近の極楽はぜは、近所の県立病院へ CT 検査にに行ってきました。ところが、これが臨時 CT というものでした。それは何かと言いますと、一ヶ月前に言われていたのですが、CT の予約は三ヶ月間は満杯で、すぐには検査が出来ない状況だったのです。
そこで担当医から指示されたことは、当日朝、八時半に病院へ行き、キャンセル待ちということでした。午前中は他の診察もありましたが、延々とキャンセルの連絡待ちで、結局は午後二時に検査をするということになりました。では、また。
ポップコーン弾けたこともあったよね