先日は、Debian 10 ベースでとっても軽量のSparky Linux の LXQt 版をインストールし、こりゃいいやと悦に入っていましたが、夏の終わりにセミ・ローリング版にも手を出してしまいました。どうなったでしょう。簡単なメモにしました。
セミ・ローリングバージョンは Debian のテスト版から作成されています。安定版よりやや不安定ですが、より新しいパッケージを好む方に向いているそうです。世間からとかく Debian はパッケージが古いと言われていますから。それにしても相変わらず壁紙が地味ですね。
さて、セミ・ローリングバージョンになって何が変わったのでしょう。サイトのニュースに書いてありました。
1. ベースは Debian のテスト版 bullseye
2. Firefox-ESR から Firefox へ変更
3. 最新 Linux カーネル 5.2.9
4. 毎日のようにアップデート
今回はダウンロードした ISO ファイルを、Sparky 内蔵の Live USB クリエータで焼きました。これはほんとに早いです。Gnome の Multi Writer に比べると新幹線と従来線くらいの違いがあります。
それでは焼いた USB を使用したインストール作業へ移ります。
1. ライブ版を試行
この ISO ファイルはライブ版になっていますので、お試しができます。具合が良さそうならインストールへ進みます。ここで日本語を選んでおけばロケール設定は終了です。
2. ようこそ
いつもの Calamares インストーラです。これは手間いらずでお気楽にインストールできます。
3. タイムゾーン
デフォルトはニューヨークなので、日本 / 東京へ変更です。
4. キーボード選択
素直にデフォルトを選択しました。
5. インストール先選択
いつものようにデュアルブートのため、「それ以外」を選択しました。
6. パーテーション
空きパーテーション sda3 を選択しました。
7. パーテーション設定
インストール先パーティション sad3 を編集します。
・内容 : フォーマット
・ファイルシステム : ext4
・マウントポイント : /
・フラグ : 別パーテーションで設定
8. 個人情報
パスワード等を入力します。
9. インストール
インストール中です。10分ほどかかります。
10. 終了
すべて完了しました。
11. 完成
インストールが終わりました。
再起動しますと初回起動画面が自動で立ち上がり、アップグレードと言語パッケージのインストールが促されます。これは必須です。すぐに実行します。
1. システムアップグレード
システムをアップグレードしてくれますが、これには少し時間がかかります。
インストール終了しました。
2. 言語パッケージ
不足している言語パッケージをインストールしますので、Japanese を確認しておきます。
言語パッケージを追加インストール中。
追加インストールが終わったら再起動します。これだけで日本語入力が可能となります。昭和のオジサンはローマ字入力は苦手なので、いつもかな入力に変更しています。
ただ、環境によっては mozc が全くインストールされない場合がありました。日本語入力ができない場合は確認が必要です。APTus から追加インストールできます。
基本的な設定は、LXQt コンフィグレーション・センタの中で設定できます。最近はこのように一覧できて便利ですね。
設定 / LXQt コンフィグレーション・センタ
いつもは苦労している無線 LAN の設定ですが、Sparky には親切なことに、最初から多くのドライバーが事前に準備されていました。これは non free のレポジトリが追加されているからでした。地味な存在の割には気が利いています。
ノンフリーパッケージ一覧
Sparky Linux には結構便利なパッケージインストーラ APTus があります。かゆいところに手が届く感じの代物で、マイナーなディストリでもなかなか頑張っていて、好感度ますます大です。
パッケージ類のアップデートや不要パッケージの削除などができます。しかし、これは何がどうなのかはよく理解できていません。
不要パッケージ等の削除
最新版の Chrome もありました。余計な事をせずに簡単にインストールできて便利です。削除もすぐにできます。
最新ブラウザのインストール
古いカーネルが溜まってしまうと削除するのが面倒臭く、無駄に HDD を専有してしまいますが、これがあれば簡単です。
古いカーネルの削除
さて、いつもの進歩が見られないメモリテストですが、軽量リナックスとしてはなかなかの結果となりました。親分の Debian 様に近づいてきています。
# free -h
HDD の使用量は Debian としては普通レベルです。こちらも素の LXQt の Debianに接近しつつあります。もちろん、超えることは不可能なのですが。使用パッケージ数は約 1600 個程です。
# df -h
このローリングモデルは一週間ほど使用しているのですが、起動すると毎日のようにアップデートがあり、少し煩わしい感が否めません。残念なことに起動しないこともありました。こんなにアップデートが頻繁なのは、テスト版由来の性なのですね。個人的には、もう少しゆったりと過ごしたいものです。
近所のりんごの木は、早生品種の真っ赤な「つがる」の収穫の真っ最中です。ニュースによりますと、地元の農業活性化アイドルりんご娘と、ミュージシャンの多田慎也さんが、今年いっぱいでで閉校となる小学校で「夢の音楽授業」を開催しました。子どもたちと一緒に校歌を歌い「夢に向かって勇気を持って頑張って」と激励し、思い出づくりに参加したそうです。
最近の極楽はぜは、また、県立病院へ行ってきました。今度は高血圧の薬をもらいに三ヶ月に一回のルーティンです。実は、主治医の先生から半年ほど前に、個人病院へ転院しろと言われていましたが、拒否したら診察時間を遅らせられる等の嫌がらせを受けています。今日の診療の順番も最後になりました。でもがんばります。では、また。
ローリングいつまで飲むのこの薬