いままでパピーで色んなブラウザを使用してきましたが、今回は少しマイナーなものですが QupZilla を試してみました。

この QupZillaはWebKitをレンダリングエンジンに、GUIをQtを採用することでマルチプラットフォームでの動作を可能にしたWebブラウザだそ うです。多数のLinuxディストリビューション上で動作し、さらにWindowsやMac OSX上でも動作する優れものですが、どこかで聞いたことのあるセリフですね。そんな訳で毎回同じですが、簡単にメモしておきます。

QupZilla website http://www.qupzilla.com/


使用したPETファィルはいつものように本家フォーラムに発表されているものを使わさせていただきました。scabzさん有難うございました。今回使用したパピーのバージョンはPrecise571JPですが、他では確認していません。


本体ファイルはこれです。
QupZilla-1.6.3-1-i686.pet
Download

依存関係のあるファイルはこの三つですが、上二つが必須で、最後はSSLのエラー防止のため必要です。起動一回目にエラー表示があります。

qt-4.8.5-i686-stripped_5.6.1.sfs Download
gstreamer-0.10.36-i686-all.sfs Download
ca-certificates_20140223_all.pet Download

全部をインストールし、メニューから起動すれば簡単に立ち上がります。
勿論、日本語表示、google窓の日本語入力はオーケーでしたが、メニュー項目は英語表示のままでした。今のところ日本語化の方法が分かりません。


こ のブログを書いているアメーバブログの日本語入力は、カーソル位置が表示されない等入力しづらく、またもやアメーバブログと相性の悪い結果となりました。 Webkit系の最新ブラウザには残念ながらこの傾向が多く見られます。また、貼り付けた画像の削除ができませんでしたが、これは致命傷で、使い物になら ないことが判明しました。

このブラウザの特長の一つに
AdBlockを内蔵していることがあげられています。こ れは簡単に使用、不使用を選択でき、また基本的部分だけを使用するように設定できるようになっています。ご存知のように広告ブロッカーはオールドPCには 結構つらい動作を要求しますので、私はパピー内蔵のAdvertblockerを使用しています。これはブロック率は悪いですが軽さが売り物です。


もう一つの特長にあげられているのが、Operaでお馴染みのSpeed dialですが、これのどこが便利なのでしょうか。私には邪魔なものにしか映りませんが。個人の感想です。


ブックマークのインポートは、形式が違うのでseamonkeyからはできませんでした。HTML形式でエクスポートしたものをインポートすれば簡単にできますが、ブックマークの切貼り操作がうまくできません。

やはり、マイナーなものはなかなかLinuxまではサポートに手が回らないようで、またしても期待を裏切ってくれました。残念至極です。


そこで、心境を一言、

 ゴジラほど暴れてほしいニューカマー