久しぶりに、Windows と macOS の代替品と言われている Zorin OS を覗いてみたら、うまいことにバージョンアップ版が出ていました。こんな情報を見てしまったのではあとには引けません。早速、インストールしてみることにしました。さて、結果はどうなったのでしょう。簡単メモをご覧ください。メモ

 

ところが、Zorin OS  のサイトにこんな衝撃的なことが書かれていました。(この情報は 2024/4 に出たものです。極楽はぜの情報収集能力はだめですね)

 

First published on 16 April 2024:


「Zorin OS 19 以降では Lite エディションを廃止する予定であり、Zorin OS の公式エディションとして積極的に開発されなくなります。ユーザーには Zorin OS の標準の Core、Pro、またはEducation に移行することをお勧めします」。

「Zorin OS 17 および Zorin OS 18 シリーズで Zorin OS Lite エディションを提供することをお約束します。つまり、Zorin OS Lite は少なくとも 2029 年 6 月までは完全にサポートされ、保守され続けます」。



今回インストールしたのは、UEFI のオールドマシンです。極楽はぜにしては新しい GRUB を採用しています。

富士通 LIFEBOOK AH40/J
・CPU : AMD E2-1800 Radeon 1.70GHz

・メモリ : 4GB

・HDD : 640GB

・元O : Windows10 Home 64bit



ダウンロードした ISO ファイルは、「Ventoy」を利用しています。これは ISO をコピーするだけでインストールできますので、大変便利なツールです。

 

 

 毎回同じようなことをしていますが、暇を持て余しているオジサンなので、毎日それなりに楽しんでいます。

1.  Zorin OS Liteが廃止される理由

2.  Zorin OS 17 Liteを入手
3.  インストール
4.  日本語入力
5.  簡単カスタマイズ

6.  メモリテスト

進めます。

1.  Zorin OS Liteが廃止される理由

Zorin OS Liteが廃止される理由が説明されています。何故なんでしょう。



Zorin OS Liteが廃止される理由です。

 

a.  高いパフォーマンス

標準デスクトップの最適化により、Zorin OS Core、Pro は、古いコンピューターでも高速でリソース効率の高いエクスペリエンスを提供できるようになりました。一部のタスクでは Lite エディションよりも高いパフォーマンスを発揮します。

 

b.  大規模でアクティブな開発者コミュニティ

標準デスクトップは、より大規模でアクティブな開発者コミュニティに支えられた、より機能豊富で拡張可能なソフトウェアを提供します。最新のコンピューターのより多くのハードウェア機能との連携も強化されています。

 

c.  一貫性のあるエクスペリエンス

Zorin OS の Lite エディションと非 Lite エディションのデスクトップ環境は、デザインと機能に相違があり、一貫性のないユーザー エクスペリエンスにつながる可能性があります。

 

d.  ラインナップの合理化

Zorin OS エディションのラインナップを合理化することで、新規ユーザーが適切なオプションを選択しやすくなり、よりシームレスに Zorin OS を使い始めることができるようになります。

 

e.  タイムリーに提供

開発ロードマップがより合理化されれば、Zorin OS の将来のバージョンをよりタイムリーに提供できるようになります。

次へ進めていきます。

2.  Zorin OS 17 Liteを入手
このようになっています。まだ手に入れることが出来ます。

「既存ユーザーへの配慮として、Zorin OS 17 および Zorin OS 18 リリース シリーズでは引き続き Zorin OS Lite エディションをご利用いただけます」

 

https://zrn.co/17lite64


いつものように USB 起動から始めていきます。

3.  インストール
Zorin OS は便利なライブ版になっていますので、事前のお試しが出来るようになっています。

a.  ようこそ

一番下に日本語ロケール設定があります。 



b.  キーボードレイアウト

レイアウトはデフォルトそのままです。

 
 
c.  アップデートと他のソフトウェア
アップデート、サードパーティのソフトウェアをチェックしましたが、国勢調査は何をするのか良く分かりませんので、しないにチェックを入れています。



 
d.  インストールの準備

いつものようにマルチブートにしていますので、一番下の「それ以外」を選択しています。


 
e. インストールの種類

EFI パーテーションを確認しますが、何も変更は加えていません。

 

 

利用方法を確認します。

 

 

次に、インストール先パーティションの変更をクリックし、必要事項を編集します。
 


・利用方法 : ext4
・初期化 : する
・マウント : / 




f.  タイムゾーン

タイムゾーンを選択します。


  
g.  あなたの情報を入力してください

パスワード等個人情報を入力し、自動ログインをチェックしています。


 
h.  インストール

インストール中です。

 

i.  完成

完成しました。



最初はアップデートです。が、インストール中にアップデートするように設定しておいたので、ダウンロードは終わっていました。


 

ソフトウェアの更新中です。

 

 

このコンピューターのソフトウェアは最新です。

 



次へ進めていきます。


4.  日本語入力
大事な日本語入力設定に移ります。


a.  Mozc
極楽はぜの最大の関心事、日本語入力確認です。これはインストール時に日本語選択をすれば、Mozc で日本語入力が可能になっていました。
 


b.  アイコン
「日本語 Mozc」を選択すると、小さくて読めないほどのアイコンが出現しました。


 

c.  ibus-mozc
 mozc を Synaptic で確認すると、ibus-mozc がインストールされていました。

 
 
次へ進めます。

5.  「ツアー」画面から初期設定

再起動後に、最初に出てくるのがこの「ツアー」画面です。今回はこれを使用して初期設定をしてみました。




a.  Open the menu

ここでは、メニューの使い方がシンプルに説明されています。



b.  Zorin Appearance

これは、デスクトップの外観を自由に変更できます。



①  レイアウト

ここで設定できるスタイルは2種類です。有料の Pro 版 にアップグレードすると、もう4種類のレイアウトが追加できます。



②  テーマ

アクセント色でアイコン等のカラー、背景色でダークカラー等の設定が出来ます。



アクセントカラーをピンク、背景をダークカラーへ変更してみました。

 
 
④  デスクトップ

デスクトップに表示するアイコンを選択できます。



⑤  フォント

お好みのフォントに変更できます。使い慣れた Noto-cjk へ変更してみました。



e.  Software

ソフトウエアのインストール、削除が出来ます。
 


ここでは使い慣れた Chrome をインストールし、不要なFirefox を削除してみました。
 


g.  終了

「 以上です。Zorin OS を楽しんでください」と言っています。

 

こんな風に初期設定してみましたが、未設定でも特に問題はありませんので、読み飛ばして結構です。

次へ進みます。

6.  メモリテスト
メモリテストをやってみました。メモリ消費量は普通の Xfce 版の仕上がりとなっています。

# free -h


今回インストールした Zorin OS は無料の Lile 版でしたが、これはそのうちに消滅してしまいます。他のバージョンとの差別化に失敗したのでしょうか。確かにライト版と謳っていますが、とても軽量とは言えないくらいの重さとなっています。開発リソースを割けないのでしょうがないのでしょうね。当然、有料版の方がメリットがあるのでしょう。残念。



近所のりんごの木は、もぎ取って食べてしまいたいくらい美味しそうになっています。


ネットにこんなニュースがありました。
 
「県は、2023年産県産リンゴの総販売額が前年産比3%増の1221億6千万円となり、統計が残る1973年以降で最高だったと明らかにしました。昨夏の猛暑で収穫量は少なかったものの、果実全体の品薄感から価格が上昇したことが主な要因となり、10年連続で1千億円の大台を超えました」。

ウン十年前は、百億円産業と言われていたのが懐かしいです。




最近の極楽はぜは、前立腺ガンの抗ガン剤治療を受けていますが、治験という新薬の人体実験も合わせて受けています。先日、大学病院で抗ガン剤の点滴を受けてきたのですが、その後、またもや微熱に悩まされています。大体 37.5 度前後が多く、一日中体がダルく体調不良が続いています。やはり、体力が落ちてきているのか、だんだんきつく感じられるようになってきました。では、また。


ディジタルも栄枯盛衰世の習い

最近、パソコンでもテレビが見れるということを知りました。田舎暮らしで情報に疎い極楽はぜは、ビックリ、早速手を出してみました。そうしたら、何と、いとも簡単に出来るではありませんか。それではと、早速そこら中に食い散らかし、結果を簡単メモにしたためてみました。お暇なときにどうぞ。メモ

 

こんなことをやって遊んでいました。

 

1.  Hypnotix って何ですか 

2.  テレビチャンネルとメディアコンテンツ

3.  使い方

4.  各 OS での起動確認

 

進んでいきます。

 

1. Hypnotix って何ですか 

Hypnotix は、ライブ TV、映画、シリーズをサポートする IPTV ストリーミング アプリケーションです。

 

 

次のタイプの複数の IPTV プロバイダーをサポートできます。

・M3U URL
・エクストリームAPI
・ローカルM3Uプレイリスト

 

何のことやら、よく分かっていない極楽はぜがいます。ピンと来ないですね。

 

次へ進みます。

 

2.  テレビチャンネルとメディアコンテンツ

GitHub では、テレビチャンネルやコンテンツについてこんな風に説明されていますが、日本国内では合法という点では疑問が残りますので、取り扱いには十分注意が必要かと思われます。

ここからは GitHub からのコピペです。

 


Hypnotix はコンテンツや TV チャンネルを提供するものではなく、IPTV プロバイダーからストリーミングするプレーヤー アプリケーションです。

デフォルトでは、Hypnotix は Free-TV と呼ばれる 1 つの IPTV プロバイダーで構成されています: 

このプロバイダーは、次の基準を満たしているため選択されました。

a. 無料で合法的に公開されているコンテンツのみです

b. テレビチャンネルを国別にグループ化します
c. アダルトコンテンツは含まれません

 

まだ、よく分かっていませんが、サラッと使ってみましょう。

 

3. 使い方

LinuxMint をたたき台にして使い方をおさらいしてみます。これにはデフォルトでアプリが内蔵されていますので、手間いらずで便利です。

 

a.  起動

メニュー / マルチメデアから Hypnotix を起動します。

 

 

b.  Free-TV

Free-TV のメニューがオープンしました。テレビとムービーが見れるようです。

 

 

c.  メニューリスト

世界中のテレビのリストが開きますので、その中から日本を選択しました。

 

 

d.  テレビ視聴

あっという間にテレビ視聴の時間になりました。著作権には関係なさそうな通販専門チャンネルを見ています。マスカラの宣伝のようですが、極楽はぜはまだ一度もしたことはありませんよ。

 

 

次へ進めます。

 

4.  各 OS での起動確認

ここでは色々な OS での動作状況を確認してみます。対象の選別は distrowatch.com からめぼしいものを拾ってきました。

 

a.  LinuxMint

Linux Mint は洗練され、最新で快適な Linux デスクトップを提供することを目標としています。Ubuntu や Debian を母体にしており、それぞれのリポジトリを共有して成り立っています。

 

 

Linux Mint にはデフォルトでインストールされていますので、メニューからすぐに起動できます。さすがのオリジナル版です。

 

 

アミノ酸サプリメントの紹介です。サプリメントは大切ですね。極楽はぜもビタミンとミネラルを摂っています。

 

 

b. MXLinux

MXLinux は、中量級の Linux ディストリビューションで、Debian 安定版がベースになっています。また、MXコミュニティによって作られ、パッケージングされた追加のソフトウェアと共に、antiX のコンポーネントを用いています。

 

 

パッケージマネージャからインストールしました。リポジトリにあると簡単ですね。

 

 

IKKOさんがスキンクリームの紹介をしています。毎日使いたいものです。

 

 

c.  Ubuntu

Ubuntu は Debian を母体としたオペレーティングシステムです。Canonical Ltd から支援を受けて開発されており、開発目標は「誰にでも使いやすい最新かつ安定した OS」を提供することであります。

 

 

ネットから頂いてきたコマンドで、リポジトリを追加してインストールをするだけです。Linux Mintにはデフォルトで内蔵されているものなので、Ubuntu 系でもそのままで使用できるようです。

 

# sudo add-apt-repository ppa:kelebek333/mint-tools
# sudo apt-get update
# sudo apt install hypnotix -y

 

インストール中です。

 

 

再起動しなくてもメニューからすぐに起動できました。さすが Ubuntu ですね。

 

 

プレイリストの中から日本を選択します。

 

 

秋物のプルオーバーだそうです。一度は着てみたいですね。本当かいな。

 

 

d.  antix

antiX は Debian 安定版をベースとした Linux ディストリビューションです。動作が比較的軽量であるため、古くなったコンピュータでの利用に適しています。しかも、Debian 互換のリポジトリを利用したアップデートおよび、最新の Linux カーネルとアプリケーションを提供しています。

 

 

antiX には残念ながら Hyonotix はありませんでしたが、代わりと言ってはなんですが、メニューのサウンドとビデオに「antiX-TV」がありました。これはオリジナルのテレビアプリのようです。

 

 

起動しますと、すぐに選局メニューが出現します。局数は随分と少ないですが、キー局だけは網羅されているようです。

 

 

またもや通販サイトを見てみました。リビング用のチェストだそうですが、極楽はぜの部屋は狭いので、こんなものは無用の長物です。

 

 

 

色々とやってみましたが、Hypnotix は知名度が低いせいか、最初から内蔵している OS は少ないのですが、使用してみるとなかなかの便利モノです。しかし、リポジトリに置いてあるものもバージョンが低いものがあるなど、メンテされていないものも見られました。また、本家のDebian ではリポジトリに無いばかりか、やっと追加した「deb-multimedia」にも無い有様でした。やはり、これの主流はメデイアプレイヤーのようですね。

 

 

近所のりんごの木は、ますます美味しそうになってきました。

ネットにこんな馬鹿モノのニュースがありました。
 
「地元りんご施設からリンゴが盗まれ、組合員らが損害を負ったとして、同農協が盗難に関わった7人に対し、約2億2900万円の損害賠償を求めて地裁に提訴したことが分かりました。訴状によりますと、被告の7人は、およそ280回にわたり同施設のリンゴを盗んだそうです」。 

本当に悪い奴らですね。



 最近の極楽はぜは、前立腺ガンの抗ガン剤治療を受けていますが、治験という新薬の人体実験も合わせて受けています。その治験の担当看護師さんから電話があり、急遽、血液検査が必要となったとのことで、大学病院まで採血に行ってきました。特殊な検査なので、日程が限られているので大急ぎとのことで、有無を言わせずでした。では、また。

簡単にテレビ見たけど手に縄が

今回は、とても遅くで古いUEFI マシンが何とかまともに動くようにと、「質素なインストール」に挑戦してみました。中古で購入したマシンしか持っていない貧乏性の極楽はぜにはぴったりですね。

 

持続可能な開発目標の「SDGs」にもリサイクル・リユースのことが書かれています。

 

 

政府広報オンラインにもありました。

 

 

今回使用したマシンです。極楽はぜには珍しいことに最新の UEFI マシンです。

 

富士通 LIFEBOOK AH40/J

・発売 : 2014年10月
・CPU : AMD E2-1800 Radeon 1.70GHz

・メモリ : 4GB

・HDD : 640GB/ODD:DVDマルチ

・元OS : Windows10 Home 64bit

 

 

今回、色々と遊ばせてもらった内容です。項目が多いですね。

 

1.  質素なインストールとは
2.  ISO ファイルダウンロード
3.  質素なインストール
4.  GRUB 起動設定

5.  完成

6.  文字化け
7. アップデート

8.  日本語入力

9.  メモリテスト

 

それでは始めていきます。

 

1.  質素なインストールとは

MXLinux の解説にこんなことが書かれていました。

 

節約型インストールの利点とは、

* スペースが節約されます: ハード ドライブへのインストールは通常 ISO の 4 倍のサイズになりますが、Frugal では ISO と同じサイズになります。

* ハードドライブからの Frugal は、LiveMedium からよりも高速です。

* テストに最適です。

 

次へ続きます。


2.  ISO ファイルダウンロード

ISO ファイルは、ここからダウンロード出来ます。

 

 

こんな解説がありましたので、参考にどうぞ。

 

これは最小限の ISO であり、Xfce 環境とブラウザのみが含まれており、他にはほとんど何も含まれていません。主な目的は次のとおりです。


 * 1GB程度に抑える
 * MX社内開発アプリのほとんどを保存
 * 通常のリリースのような外観と操作感

完全に動作するシステムが必要な場合は、このリリースではなく、通常の MX リリースをダウンロードしてください。

 

次へ続けていきます。

3.  質素なインストール

ここからインストールを始めていきます。インストール先は Frugal の長所の一つで場所を選びませんので、他の OS がインストールされているパーテーションでも、新規空きパーテーションでも構いません。

 

 空きスペースは 20GB 程あれば余裕です。しかし、スペースがなければ永続化ファイルのサイズが自動的に小さく設定されますので、何も心配はいりません。

a.  スタート

USB から起動し、インストール開始です。これは珍しく UEFI マシンになっています。最初に言語設定から始めます。

 

b.  言語選択

インストール言語を選択します。



c.  永続化の方法

パーシスタンス・オプションで永続化の方法を選択します。



今回はマニュアル推奨の「frugal_static」を選択しました。



d.  パーテーション選択

メインメニューに戻り、インストールを開始します。

 


インストール先を選択します。ここでは sda5 の4番にしましたが、特に場所を選びません。最初のうちは、他 OS との同居等のややこしくなるような場所は避けたほうが懸命です。


 
e.  フルーガルインストール

本体ファイルをコピーしています。サイズは 1.1GB ありました。これは ISO ファイルの本体サイズです。



 
f.  ルートの永続化

ルートの永続化サイズを指定します。デフォルトサイズが 8GB に設定されていますので、そのままにしています。パーティションに余裕がなく、お試しでしたら 1GB 程度でも構いません。ただ、アップデートを繰り返しますと、すぐに満杯となりますので要注意です。




g.  ホームの永続化

ホームの永続化サイズを指定します。ここではデフォルトで 2.34GB を確保していますのでそのままにしました。ルートと同様、お試しなら 1GB 程度でも可能です。少メモリ用に「Live-usb-storage」フォルダが用意されています。




h.  スワップファイル

スワップファイルを作成します。既に別パーテーションにスワップを作成していますので、「no」にしました。 



i.  root バスワード
root バスワードを設定します。
 

 

j.  demo バスワード
次にユーザーの demo のバスワードを設定します。



j.  完成

完成しました。




次へ進めていきます。

4.  GRUB 起動設定
残念なことに、インストールが終わってもこのままでは起動出来ません。起動するためには後処理が必要となります。今回は起動方法として GRUB へ追記する方法を採用しましたので、これには別 OS が作業用として必要となります。

GRUB へ追記するには、こんな方法があります。

①  40_custom へ追記する方法
②  grub.cfg へ直接追記する方法


ここでは推奨されている「40_custom」を利用して、間接的に追記する方法にしました。なお、ここからはフルインストールした MXLinux で作業しましたが、他のメジャーな Ubuntu でも Debian でも基本操作に変わりはありません。但し、別パーテーションが表示できるファイルマネージャーが内蔵されていなければなりません。


a.  「grub.entry」ファイル

追記するためのエントリーファイルは、インストールしたパーテーションの中の antiX フォルダの中に事前作成されています。「grub.entry」ファイルがそれです。インストール先情報、UUID 等が含まれています。


パーテーション / antix / grub.entry


b.  40_custom ファイル

インストール先のパーテーションにあるエントリーファイルの内容を、作業用 OS の「40_custom」の末尾へコピーします。

/etc/grub.d/40_custom


c.  GRUB2 設定ファイルの再構築

作業用 OS が MXLinux の場合は、コントロールセンタの「MX ブートリペア」を使用します。「 GRUB 設定ファイルの再構築」を走らせ、「40_custom」の内容を反映させます。 
 

 
d.  メニューリスト

メニューに「MX21 Frugal Install」が追加され、起動できるようになりました。Grub-Customizer から覗いたときのメニューです。
 


5.  完成

完成した「Frugal Install」の中身を見てみますと、シンプルに構成されており、新規作成された homefs、rootfs が見えています。



次へ続きます。

6.  文字化け

起動してみてビックリ。文字化けしています。ミニマル版には日本語フォントが内蔵されていませんので、対策が必要となります。

a.  現状確認
「Google News」がこんな大変な状態になっています。
 


b.  MX パッケージインストーラー
日本語フォントの追加を始めます。最初に、メニュー又は MX ツールから「MX パッケージインストーラー」を起動します。茶色に矢印、十字のアイコンです。当然のように文字化けしていて読めませんので、アイコンが頼りです。




読めない画面の右上で「ja」を検索、フォントを選択、インストールします。
 


c.  回復
日本語フォントがインストールされると、「Google News」がこのように表示されるようになりました。
 


それではどんどん進めていきます。

 

7.  アップデート

日本語表示が出来るようになりましたので、何はともあれ、アップデートです。

 

 

数十分後、アップデートが終了し最新になっていました。MX は時間が掛かりますね。

 


続きます。

8.  日本語入力
日本語入力設定を始めていきます。事前にパッケージマネージャで確認すると、「mozc」関係は何も入っていませんでした。



a.  日本語パッケージ追加
そんな訳で、日本語パッケージを追加することになりました。追加するには、「MX ツール」から「MX パッケージインストーラー」を起動し、「言語」カテゴリを「jap」で検索し、「japanease_Input_fcitx」をインストールします。


MX パッケージインストーラー


b.  パッケージ追加中
日本語パッケージを追加中です。



c.  mozc アイコン
日本語パッケージを追加するだけで、「」アイコンがツールバーに出てきました。これで日本語入力は完成です。



次へ進んでいきます。

9.  メモリテスト

どういう訳か、オリジナルの Xfce 版よりメモリを喰っています。何か解説とは違うようですね。


# free -h


 しかし、質素なインストールは名前ほどシンプルではありませんね。インストールはソコソコですが、起動にアクションが必要となり、Puppy Llinux と同様、一筋縄では起動してくれません。要は、インストール先パーテーションからエントリファイルを貰ってきて、起動用 OS に追記するということなのですが。一般向きではないのが、とても残念。


近所のりんごの木は、ますます美味しそうになってきました。

ネットにもこんな美味しいニュースがありました。
 
「焼きたてアップルパイ専門店が、秋限定の『焼きたてアップルパイ お芋』と『焼きたてアップルパイ スイートポテト』を販売します。昨年好評を博したさつまいもを使ったアップルパイが今年リニューアルされ、それぞれ2種類のパイとなったそうです」。

 

さつまいものアップルパイってどんな味がするんでしょうか。



 最近の極楽はぜは、前立腺ガンの抗ガン剤治療を受けていて、現在は二種類目の抗ガン剤、カバジタキセルの治療中です。最近気になりだした副作用の一つに、歯茎がどんどん痩せてきて一部の歯が抜けそうになってきていることです。一年近く前から、大学病院の歯科に通院しているのですが、このことは最初に指摘されたことで、近い将来、歯茎が後退し歯が抜けてしまうということでした。恐ろしいですね。



目指してる 質素な生活 手強いな
 

distrowatch.com/ を見ていたら、Ubuntu がアップデートしていました。となれば、何かインストールしてみないと収まらない極楽はぜなので、早速行動開始です。Ubuntu の中では一番軽量と言われているアレを無意識のうちにダウンロードしていましたので、自動的に決まりました。Lubuntu です。そんなことをブツブツ言いながら、簡単メモを作成してみましたので、時間潰しにどうぞ。メモ



リリースノートにこんな嬉しいことが書かれていました。


「当社の Lubuntu QA チームは、すべてのリリースがあらゆるアーキテクチャで正常に動作することを保証します。最高性能のマシンから、古くて制限のあるハードウェアを搭載したマシンまで、  Lubuntu は 問題なく動作し、スムーズな Linux エクスペリエンスを提供します。Lubuntuをインストールして古い PC を復活させ  、第二の人生を与えましょう」。

いいぞ、いいぞ。

 



今回、インストールしたのは、古い Atom のネットブックです。未だ生きていて、押し入れの中でお休みしていますが、時々叩き起こしてやっています。

 
マウスコンピューター  LuvBook LB-M120B
・画面サイズ:10.1型

・CPU:Atom N475/1.83GHz/1コア 

・メモリ容量:2GB 

・元OS:Windows 7 Home Premium 

・重量:1.03kg



USB 焼きツールには、便利至極でいつも手元にあって手放せない「Ventoy」を使用しています。
 

 

それでは作成した USB からインストール作業を進めていきます。今回もこんなことで遊んでいました。


1.  インストール
2.  アップデート
3.  日本語入力設定
4.  LXQt コンフィグレーションセンター

5.  Discover

6.  メモリテスト

それでは次へ進めていきます。

1.  インストール

ここからインストールを始めていきます。



最初に日本語をチョイスしています。


 
a.  ようこそ
Lubuntu インストーラへようこそ。カラマラスなので安心・安全です。



b.  ロケーション
ロケールを設定します。



c.  キーボード設定
キーボードはデフォルト設定のままです、特にイジってはいません。




d.  インストールモード

インストールモードの選択です。今回はノーマルにしていますが、ミニマルではほとんどアプリが入りませんので、要注意です。




d.  パーテーション
いつものようにマルチブートにしていますので、一番下の「手動」を選択しています。



e.  パーテーション編集
インストール先パーテーションを選択、編集からパーテーションの設定ウインドウを開き、自分の環境に合わせて設定します。これは BIOS の例です。



・コンテンツ : フォーマット
・ファイル : EXT4
・マウント : / 




f.   ユーザー情報
ユーザーネーム、パスフレーズ等を入力し、自動ログインに設定します。BIOS なのに GPT にしてパーテーションを増やしているため、警告が出ています。


 
g.  要約
設定情報を再確認し、大事故を防ぎます。




h.  インストール
インストール中です、



i.  完了

すべて完了しました。再起動します。




j.  完成
完成しました。


 
次へ進めていきます。

2.  アップデート

アップデートの時間です。

a.   アップデート
ところが、待っていてもアッブデートが来ません。そこで、Discover に聞いてみました。すると、「アッブデートはありません」が返事でした。



次へ進めていきます。 

3.  日本語入力設定
日本語入力の設定作業へ移ります。

a.  Mozc
現状を「Discover」で確認してみますと、Mozc は全く見当たりませんでした。


 
b.   Fcitx5-Mozc
そこで「Mozc」をインストールすることにします。ここでは最新の「Fcitx5-Mozc」パッケージを選択、他の依存関係パッケージは自動で選択されます。



c.  完成
再起動しますと、これだけの作業で日本語入力が完成し、「あ」アイコンが登場しました。しかし、地味なアイコンですね。

 

 

次へ進めていきます。

4.  LXQt コンフィグレーションセンター

極楽はぜにも出来る、簡単カスタマイズを紹介します。Lubuntu にも便利な設定ツールがありました。これさえあれば、大概のことはここを開けば何とかなります。

 

メニュー / 設定 / LXQt 設定


a.  外観

最初は「外観」です。「ウィジェットのスタイル」、「アイコンテーマ」、「LXQt テーマ」等を見易いように変更しています。



b.  セッション

次に「セッション」を使用してみました。「アプリケーションの自動起動」から「印刷キューのアプレット」、「Bluetooth アプレット」、「スクリーンセーバー」等の極楽はぜには不要な項目のチェックを外しています。



c.  電源管理
最後は「電源管理」です。「電源キー」、「バッテリー」や「アイドル状態」を設定しています。



5.  Discover
この「Discover」を使用すると、アプリやユーティリティを簡単にインストール・削除ができます。


システムツール / Discover


a.  System Profiler and Benchmark
最初は「System Profiler and Benchmark」をインストールしてみました。これは、OSやハードウェア情報など様々な情報を取得することができるハードインフォメーションアプリです。




ベンチマークテストをやってみました。これにはテスト結果と各種 CPU の結果サンプルが表示されます。




b.  Bleachbit
次は便利なお掃除ツール「Bleachbit」です。




これがあれば、システム系は何でもクリーニングしてくれます。ディスクの使用量が 500M も減りました。



c.  Gparted
GParted は、新しい OS 用の領域の作成、ディスク使用状況の再編成、ハードディスク上のデータの複製、そしてあるパーティションの別パーティションへのミラーリングに便利です。

 

 

中古で購入した SSD のパーテーションの現状を確認してみました。

 

 

d.  GIMP

最後は、写真と画像の編集ソフトの「GIMP」 です。



極楽はぜのブログ作成には無くてはならないツールになっています。これで、切ったり貼ったり、明るくしたり暗くしたりと画像の改悪に励んでいます。



次へ進んでいきます。

6.  メモリテスト
やはりと言いますか、Xfce 版並となっておりあまり軽量とは言えませんでした。

 

# free -h

 

随分と前のことになりますが、一時期、Lubuntu をメインマシンにしていたことがありました。当時のデスクトップは現在の LXQt ではなく、あの LXDE だったのです。懐かしいですね。そんな事なので、今回もデスクトップの LXDE 化に挑戦したのですが、失敗してしまいました。インストールは出来るのですが、何となく動作が不安定なのでした。そんな時代ではないようです。残念。


近所のりんごの木は、一段と美味しそうになってきました。


ネットにこんな残念なニュースがありました。
 
「県内の2024年産リンゴの園地面積が、推定値で23年産の園地に比べて400ヘクタール(2.1%)減の1万9100ヘクタールとなったことが、県のまとめで分かりました。減少面積は現行の統計方法で過去2番目に大きく、高齢化で離農者が増えていることが背景にあるとみられ、将来のリンゴ収穫量にも影響を及ぼす可能性があります」。

世の中の流れが顕著に見えてきますね。



 最近の極楽はぜは、前立腺ガンの抗ガン剤治療を受けていて、現在は二種類目の抗ガン剤、カバジタキセルの治療中です。先日、県立病院で別件の MRI の検査結果を聞いてきましたが、その診察の中で白血球が少なくなっていると指摘されました。

 

それは抗ガン剤の副作用のために生じことなのです。その予防のため、ジーラスタという白血球を増やす注射を毎回していますが、残念なから今回は効き目が悪いようでした。では、また。

 

ルンルンと白血球を増やしてよ
 

ご無沙汰していましたが、軽量で簡単にカスタマイズできる Openbox デスクトップの BunsenLabs を探し出してきました。しばらく経ってしまったので、細かなテクニックやニュアンスは忘却の彼方ですが、早速インストールに取り掛かってみました。その結果はどうなったのでしょう。簡単なメモにしてみました。メモ

 

bunsenlabs.org のフォーラムにはこんなことが書いてありました。

「知らない方のために説明すると、bunsenlabs Linux は、軽量の Openbox ウィンドウマネージャーを搭載した Crunchbang Linux の後継です。ユーザーベースがニッチで、人気はありません」。

 

今回のインストールに使用したのは、古いレッツノートです。さすがの日本製、今でも安心して使えています


Let's note CF-NX1


・発売 : 2012年 2月24日
・画面サイズ:12.1型(インチ) 

・CPU:Core i5 2540M/2.6GHz/2コア 

・メモリ容量:4GB 

・OS:Windows 7 Professional 32bit 

・重量:1.35kg
 


USB 焼きには、いつもお世話になっている「Ventoy」を使用しています。

 


されでは早速作成した USB からインストールしてみます。

1.  インストール
2.  bl-welcome

3.  日本語入力設定

4.  日本語メニュー書換

5. オートログイン

6.  メモリテスト

始めます。


1.  インストール

開始します。

 

a.  開始
 これは Live 版になっていますので、少し感触を確かめてから改めて「Install」を選択します。Live 版からはインストール出来ません。
 


b.  言語

言語設定では「日本語」を選択します。


 
c.  場所の選択

ロケーション設定では「日本」を選択します。

 

d.  キーボード設定
キーボード設定では「日本語」を選択します。

 

e. ネットワーク設定

ネットワークは、有線接続にしています。




f. ホスト名設定

ホスト名は変更するか、デフォルトのままにします。


 

g.  ユーザーアカウント

ここでユーザー名を入力します。


 
h.  パスワード設定

パスワードを二回入力します。ルートパスワードはありませんので、「sudo」を使用することになります。



 
i.  ディスクパーテーショニング

極楽はぜはいつもマルチブート環境なので「手動」を選択しています。HDD の利用環境により、どれかを選択します。

 

j.  ディスク詳細設定

インストール先のパーテーションを選択し、パラメータを設定します。BIOS になっています。

・利用方法 : ext4
・パーテーション : 初期化
・マウントポイント : /


 

k.  内容確認
上記設定内容を確認し、HDD へ書き込みます。

 

l.  インストール

インストール中です。 



m.  GRUBブートローダー 
GRUB へのインストールをするか、しないか確認します。 勿論、インストールしています。
 


n.  インストール完了

インストールを終了しています。



o.  完成
インストール完了しました。

 

次へ進めていきます。

2.  bl-welcome
再起動すると最初に現れるのがこの「bl-welcome」画面です。これだけで初期設定が簡単に出来るようになっています。

bl-welcome


画面の指示通りに進めていくと初期設定作業が終了するように出来ていますが、 極楽はぜはここではアップデートだけにして、その他は別途設定することにしています。再開するときは、端末へ「bl-welcome」と入力です。

upgrade


次へどんどん進んで行きます。

3.  日本語入力設定
初期設定のあとは日本語入力の設定です。念の為、パッケージマネージャで MOZC を確認すると、案の定、何もありませんでした。


 

日本語入力の追加は、パッケージマネージャから使い慣れている「fcitx-mozc」をインストールしました。



インストール後は再起動だけで、トラブルもなく日本語入力ができるようになっています。安心の「」アイコンが見えます。



次へ進めていきます。

4.  日本語風メニューへ書換
 少しでも見易くするため、デフォルトでは日本語化されていないメニューの日本語化をやってみました。この  jgmenu フォルダの中にある repend.csv ファイルを書き換えることでメニューが日本語化されます。

 
/home/user/.config/jgmenu/prepend.csv


メニューと設定画面を見比べながら該当箇所を日本語へ書き換えていきます。先頭の文字列がメニュー項目です。カンマの前まで書き換えます。

 

prepend.csv

 

メニューを確認しながら書換えていきますと、10 分ほどで完成します。

prepend.csv

 
書き換えると、こんな感じの日本語風カタカナメニューに変化しました。今回も単に英文字をカタカナへ変換しただけで、一次メニューしか書換えていませんので他は英語混じりですが、それなりに使いやすくなっています。日本語風メニューを見ると BunsenLabs とは思えないですね。


完成したメニュー画面


次へ進みます。

5. オートログイン
「設定したのにされていない」、オートログインあるあるですが、解決方法がメニューにありました。ユーザー名を記入するだけのワンステップだけでしたが、やっていることは従来の面倒くさいやり方と同じです。


コメントアウトし、ユーザー名を記入します。


 [Seat:*]

# autologin-user=user

system settings / Login Settings


次へ進めていきます。

6.  メモリテスト

メモリテストをやってみました。結果は思ったほど軽量化されておらず、Openbox なのに LXDE 版程度のスペックになっていました。残念。
 


 Bunsenlabs は、Debianをベースとした軽量ディストリビューションであり、Openboxを採用したことにより、ローエンドなマシンでも軽快な動作を可能にしているとのことですが、実は、画像ツールの GIMP がフリーズ、ブラックスクリーンになる現象が発生しています。残念ですね。


近所のりんごの木は、台風の被害にも合わず、順調に生育し、早いものはもうすぐ収穫時期になります。

 

今年も「かかしロード」が始まりました。今年で18回目になります。国道バイパス沿いに約400体のかかしを展示する、恒例行事です。今年は、元りんご娘のタレント・王林さんの巨大かかしがお目見えし、かかしロード」のシンボルとなっています。

 

 

極楽はぜは、かかしが近所にあるのに未だ見に行っていません。


最近の極楽はぜは、県立病院へ行き、先日撮影した腹部 MRI の結果を聞いて来ました。数年前の人間ドックで見つかった「膵臓の膿疱」の確認です。結果は「著変なし」で無罪放免となりました。次の MRI は半年後の予定ですが、システムに不具合があるようで、うまく予約が取れていないようでした。まさか、ランサムウェアでないでしょうね。では、また。

 


ブンゼンの高速燃焼引き継いで