ついこの間、インストール作業中に MXLinux23 が突然起動できなくなり、エライ目に会いました。実はこんな時のために極楽はぜは「レスキューツール」を用意しているのです。そのツールがバージョンアップしたと情報がありましたので、早速、ダウロード、書き換えをしました。そして今回は、その救出作業の経緯を簡単メモにしています。ぜひ見てやってください。メモ

 


そのツールは「Super Grub2 Disk」と言います。

「Super Grub2 Disk は、通常の方法では起動できない場合でも、ほぼすべてのオペレーティング システムを起動できるようにするライブ USB です。これにより、GRUB インストールが上書き、消去、またはその他の方法で破損している場合でも、インストールされたオペレーティング システムを起動できます」。

困ったときに助けてくれる謎のツールです。



さて、起動できなくなった時に出てきたのはこんな画面です。「grub rescue」と出たきりで、OS が起動できません。
 


原因をググってみますと、こんな解説が見つかりました。

「GRUBフォルダを見つけられなかったり、GRUBフォルダ内のコンテンツが見つからないか壊れていた場合、GRUBはレスキューモードとなる」。

 

さて今回は、こんなトンデモナイ事故を解決するために、「Super Grub2 Disk」でこんなことをやってみました。

 

1.  ダウンロード・焼付

2.  起動

3.  回復処理

 

ソロソロと進めます。

1.  ダウンロード・焼付

それでは始めていきます。

 

a. ダウンロード

ダウンロードは「Super GRUB2 Disk」のサイトから行います。

 

 

ISO ファイルには、安定版とベータ版がありますのでお好みでどうぞ。

 

 

一番上が推奨になっていますので、これの選択が無難です。

 

 

b.  USB へ焼付

ダウンロードした ISO ファイルを USB へ焼き付けることで準備完了です。これには、MXLinux の作成ツールを使用しています。「Ventoy」でも可能です。

 

 

c.  マニュアル

詳しいマニュアル動画はここにあります。

 

 

2.  起動

起動してみます。

 

a.  メインメニュー

USB から起動しますと、メインメニューが現れます。早速、分かりやすい「自動」と「マニュアル」で検出項目をチェックしてみましょう。

 

 

b.  元メニュー画面

元々のメニュー画面です。「Debian12」、「Devuan5」、「MXlinux23」 がインストールされています。

 

 

c.  Detect and show boot methods

言語の次の「 Detect and show boot methods」を起動してみます。デフォルトでインストールされているリナックスが3個検出されています。これは自動検出になっています。

 

 

d.   Boot manually

次に真ん中にある「 Boot manually」を起動してみます。詳細メニューの中から、一番上の「Operating  Systems」を起動します。これはマニュアル検出になっています。

 

 

前項と同様に、デフォルトでインストールされているリナックスが3個検出されています。

 

メインメニューから分かりやすい「自動」と「マニュアル」でデフォルト OS を検出してみました。これならば回復処理も簡単に進めていけそうです。

 

e.  起動試行

本当にここから回復起動させることができるのか、試しに一番上の Linux(hd1、gpt1) を起動させてみました。オッケーでした。間違いなく Debian12 でした。

 


 

次へ進めていきます。

 

3.  回復処理

「Super GRUB2 Disk」は何とか使えそうなことが分かりましたので、早速、人体実験で確かめることにしました。

 

a.  人体実験
まずは、起動不能状態を再現するためにやってみたことです。
 

# 既存の grub.cfg をリネームして起動不能状態を作る

 



やってみると、絵に書いたように起動不能になりました。
 


b.  起動復旧開始 
それでは早速「Super GRUB2 Disk」の出番です。真ん中にある「 Boot manually」を起動してみます。訳の分からない自動より手動の方が安心感があると思っているのは極楽はぜだけでしょうか。
 

 
次に詳細メニューの一番上の「Operating  Systems」を起動します

 

MXLinux23 を起動復旧させるために検出された中から、一番下の Linux(hd1、msdos1) を起動しました。




アレレ、起動不能となっていた MXLinux23 を、すんなりと起動回復させることが出来ました。




c.  恒久化対策
復旧は出来ましたが、このままでは電源オフした途端に元の事故状態に戻ってしまいます。これには恒久化対策が必要となります。幸い、MXLinux には「ブートリペア」があり、簡単に GRUB を復旧させることが出来ます。

では、「コントロールパネル」から「ブートリペア」を起動します。



次に、2番目の「GRUB 設定ファイルの再構築」を起動します。



処理が無事終了しました。



次は「GRUB ブートローダー」を再インストールします。この例は BIOS です。




処理が無事終了しました。



このように起動メニューも回復させることが出来ました。


 

無事に MXLinux23 を復旧させることが出来ました。目出度し、目出たし。

 

 

他の OS でも「Grub Customizer」を使用すれば同様の回復処理が可能となりますので、事前にインストールしておくか、泥縄式でその場しのぎのインストールも可能です。また、スキルのある方やチャレンジャーの方は update-grub でどうぞ。

 

USB 一本さえあれば便利に使うことが出来そうですので、「Super GRUB2 Disk」を安全・安心のため「一家に一本」常備を。


近所のりんごの木は、梅雨空の中でもスクスクと育っているようです。秋が楽しみです。

 

ネットニュースサイトにこんなのがありました。

「県は、2024年産リンゴの着果状況調査を始めました。地元の計72園地で実の数を調べ、生産指導に生かします。県りんご果樹課の課長は「今年は、主力品種ふじを中心に着果量にばらつきが見らます。実が少ない場合は側果を残し、多い場合はさらに摘果してほしい」と呼びかけていました」。

今年は、厳しい出来秋が待っているかもしれないですね。



最近の極楽はぜは、前立腺がんの治療ため、第二回目の新しい「抗がん剤治療」を始めました。その副作用の一つに腕の広範囲に内出血、赤アザが発生します。二週間に一回程度を延々と繰り返しますが、痛み・痒み等は全く無く無症状です。これには皮膚科でステロイド軟膏をもらい、毎日3回塗って対応しています。では、また。

 

副作用リペアディスクで治るかな
 

ようやく出てきましたね。当初は4月に予定されていましたが、重大なバグの修復に時間が掛かってしまったようです。これで Debianも 12.6 までバージョンアップしました。となれば、待たせられた分だけどうなったのか確かめなければ気が済みません。早速ダウンロード、インストールしてしまい、簡単メモも作りました。お暇なときにチェックしてください。メモ

 


リリースノートにこんな重大な警告がありました。

「ポイントリリースは Debian 12 の新しいバージョンではなく、含まれているパッケージの一部を更新するだけであることに注意してください。古い bookworm メディアを捨てる必要はありません。インストール後、最新の Debian ミラーを使用してパッケージを現在のバージョンにアップグレードできます」。

「古いメディアを捨てる必要はありません」と言われても、直ぐに「ventoy」の ISO ファイルを消してしまいました。



 
ダウンロードした ISO は、便利すぎて涙が出て来そうな世界の「Ventoy」を使用して USB へ焼きました。
 

 

インストールに使用したオールド PC はこれです。随分前に3千円で購入したネットブックですが、とっても遅いです。

ASUS   Eee PC 1001PXD
・2011年発売
・画面サイズ:10.1型
・CPU:Atom N455/1.66GHz/1コア 
・メモリ容量:2GB 
・重量:1.1kg




それでは焼けた USB でインストールを始めていきます。ダウンロードしたフレーバーは、軽量一番の「LXDE 」です。

1.  インストール
2.  アップデート
3.  日本語入力  
4.  簡単カスタマイズ
5.  メモリテスト


始めていきます。

1.  インストール
USB から起動します。

a.  USB 起動
ライブ版から起動し、少し触ってから次へ進めていきます。



b.  ようこそ
Debian ライブ版のインストーラは「Calamares」が採用されており、世の中一般的な感触でインストール出来ます。


 
c.  ロケーション

タイムゾーンがニューヨークになっていますので、日本へ変更します。

 

d.  キーボード
デフォルトになっています。


 

e.  パーテーション
マルチブートを実現するため、一番下の「手動パーテーション」を選択しています。


 
f.  インストールの編集
パーテーションを選択、右下にある「編集」をクリック、インストール先を環境に合わせて変更設定します。



極楽はぜの BIOS マシンの設定例です。

・内容 : フォーマット
・ファイル : ext4
・マウント : /




g.  ユーザー情報

必要なユーザー情報を書き込み、下側にある「自動ログイン」をチェックします。


 
h.  要約

ここでは、これまでの設定情報を再確認します。
 


i. インストール

インストール中です。



j.  完了

すべて完了しました。再起動します。



k.  完成

ライブ版からのインストールが完成しました。



次へ進んでいきます。

2.  アップデート

インストール直後にすぐやっておきたいものの一つにアップデーがあります。これは Synaptic パッケージマネージャから簡単にできます。インストール中にアップデートしましたが、2 個ありました。



次へ進んでいきます。

3.  日本語入力  
インストール直後にやっておきたいものの2つ目は、日本語入力設定です。

a.  uim-mozc
インストール済の mozc を確認しますと、uim が入っていました。Debian の定番です。


 

b.  入力メソッド

しかし、デフォルトの uim-mozc は残念ながら起動してくれませんでした。ツールバーのアイコンを確認しますと、ibus にデフォルト設定されていました。




c.  インプットメソッド設定
原因は、im-config が設定されていないためのようです。これには、メニュー / 設定の一番下にある「入力メソッド」(キーボードアイコンの方)を起動し、再設定をしました。ここでも ibus がデフォルト設定になっていました。




ここでは、デフォルトの「uim」 を明示的に選択しました。
 


d. 完成
これで「半角 / 全角」キーで「mozc ツールバー」が起動し、日本語入力が可能となりました。




次へ進めていきたいと思います。

4.  簡単カスタマイズ

Debian は、シンプルで少々使いづらいと言われるので、少しでもカスタマイズしようというのがここの目的です。Synaptic からインストールするだけで出来ますので、是非どうぞ。

a.  Mintstick
これは、 USB スティックをフォーマットしたり、起動可能な USB スティックを作成できる「グラフィカル ツール」です。このソフトウェアは Linux Mint から移植されています。


① インストール

パッケージマネージャを「Mintstick」で検索、インストールします。



② メモリフォーマッタ
インストールされているのは2個のアプリで、1つ目は「USB メモリフォーマッター」です。FAT32、EXT4 等 Win・Linux 双方に対応しています。
 


③ USB イメージライタ
2つ目は、「USB イメージライタ」です。非常に高速で焼けるので重宝しています。
 


b.  Bleachbit
Bleachbit は便利なお掃除ツールです。これには「user」と「root」モードがあり、インストール直後や、溜まったゴミを簡単にクリーニング出来ます。数百メガ単位になり、得した気がします。

① user モード
「user」モードでは、主にブラウザ、オフィス等のキャッシュを削除できます。
 

 
② root モード
「root」モードでは、APT、システム、ディープスキャン等が選択できます。マシン全体のクリーニングを行うには、「システム」をチェックします。「ディスクの空き領域」を検索すると長時間かかりますので、要注意です。
 


c.  gufw
一般に安全・安心と言われているリナックスでも、ネットワークからいつ攻撃を受けるか心配です。そんな時には、「ファイアウオール」を追加することで安全度が増します。

 
① インストール
「gufw」で検索、インストールします。



② 起動方法
起動方法は「Status」をオンにするだけです。
 


起動しました。これで基本設定は「自宅」になっています。プロファイルは他に「会社」、「パブリック」があります。



d.  ネットワーク設定アプリ変更

Debian のネットワーク設定には「Connman-gtk」が使用されているのですが、設定項目が少なく物足りないので、antiX で使用されている「Connman-cmst」に変更してみのした。


①  Connman-gtk
これがデフォルトの設定画面ですが、シンプルに出来ています。




②  Connman

パッケージマネージャを覗いてみますと、「Connman」と「Connman-gtk」の二個のパッケージがインストールされていました。

 

 

③  Connman-cmst
これを「Connman」と「Connman-cmst」に変更します。

 


④  起動
最初の起動は、メニュー / インターネットから出来ます。設定項目が、「Status」、「Details」、「Wireless」、「Preferences」に増えています。

 

⑤  設定
詳細設定は、「Preferences」から可能です。これは「Interface」、「System tray」、「Notification」に分かれています。色々とイジってみてください。


 
次へ進めていきましょう。

5.  メモリテスト
次はいつものメモリテストです。結果はライブ版でも、ネットインストールと同レベルの軽量版に仕上がっていました。

# free -h


いつものことですが、しなくても良いと何度も言われていながら、定期的に出てくるポイントリリース版のインストールをまたやってしまいました。とは言っても、毎日の使用で意外とゴミが溜まり、重くなっているということは経験することです。これを解消するには良いチャンスかなと。

 

どうしてもインストールサイズが少し大きくなってしまう「ライブ版」ですが、インストールが簡単でかつ軽量

化が保たれているという長所もありますので、Debian に不慣れな方は是非どうぞ。

 


近所のりんごの木は、袋掛け作業が始まり半分ほどの果実が紙袋の中に姿を隠してしまっています。


りんご生産情報にこんなのがありました。

 

「中国において、火傷病の発生が確認されたため、中国産なし・りんごの花粉等の輸入が停止されましたので、中国産花粉や来歴不明の花粉を入手・使用することがないようにお願いします」。



花粉まで中国産が入ってきているのですね。恐ろしいです。



最近の極楽はぜは、前立腺がんの治療ため、第二回目の新しい「抗がん剤治療」を始めました。その副作用の一つにひどい便秘があります。下剤を二種類飲んでいますが、点滴後の一週間は全く効きません。そのため、浣腸のお世話になっています。下ネタのお話で失礼しました。では、また。

このブログライブでアップ出来るかな

今回は、Ubuntu ベースの Basix のインストールに挑戦です。どうしても Bebian ベースに目が行ってしまいますので、Ubuntu ベースの Basix は三年ぶりになってしまいました。そんな言い訳を言いながら、サクッとインストールしてみましたので、簡単なメモを見てやってきください。メモ

 


Basix の特徴は、
「ユーザーがカスタマイズしやすいようになっています。すなわち余分なアプリが含まれていないのでユーザーが追加しやすい。必要なサービスタスクは最初から動作している。すぐ使えるように設定が十分されている」。


余計なものが入っていないのは、貧乏性の極楽はぜにはピッタリですよ。




インストールしたオールド PC は、NEC のとても古いモバイルマシンです。随分前に3千円で購入しました。

LaVie G タイプM PC-GL12LB

・発売 : 2009年10月

・画面サイズ:13.3型

・CPU:インテル Celeron SU23001.2GHz/2コア 

・メモリ容量:4GB 

・重量:1.59kg



今回は、ダウンロードした ISO ファィルを いつも使用している便利ツールの「Ventoy」にコピーし、起動メディアを作成しました。

 


さて、今回もこんなことをしています。


1.  インストール

2.  日本語設定

3.  カスタマイズ
5.  メモリテスト


それでは準備が整いましたので、スタートします。

1.  インストール

早速 USB から起動、インストール開始します。

a.  ようこそ

日本語に設定されています。ここからはお馴染みのインストーラで、スムーズ・インストールが出来ます。

 

 
 
b.  キーボードレイアウト

日本語に設定されています。

 

c.  インストールの種類

マルチブートにしますので、一番下の「その他」を選択しています。

 
 
d.  インストールの種類

環境に応じたインストール方法を選択します。

 

BIOS マシンなので、今回はこんな設定にしています。


・利用方法 : ext4
・初期化 : する
・マウントポイント : / 

 


e.  タイムゾーン

日本が選択されています。


 
f.  ユーザー情報

ユーザーデータを入力し、自動ログインもチェックしています。
 

 
g.  インストール

インストール中です。



h.  完了
インストールが完了しました。



i.  完成

インストールが終了し、完成しました。

 

再起動しますとアップデート画面が出現します。大量に更新ファイルがダウンロードされます。


 

インストール中です。



完了しました。再起動します。



次へ進みます。

2.  日本語設定
日本語設定に移りますが、ここではやることは全くありません。ライブ CD の部屋さんがセットアップしてくれていますので、確認するだけで終わりです。fcitx-mozc がインストールされていました。
 


「半角 / 全角」キーで「あ」が出現しました。これで一安心ですね。

 

次へ進みます。
 
3.  カスタマイズ
シンプルな構成になっていますので、少しだけイジってみることにします。 

a.  ソフトウエア
コレがないと始まらない便利ツール「ソフトウエア」です。



ホームページによりますと、

 

「 今回のバージョンはブラウザが入っていません。これは、snap パッケージのブラウザを iso ファイル化すると、iso ファイルが激しく肥大します( 4GB を超える)。よってブラウザは、インストール後に各自でインストールしください」。

そんなことなので、Chromium をインストールしました。


 

インストール出来ました。



b.  ブータブル USB の作成
 次は、「ブータブル USB の作成」です。これがあれば、ISO ファイルが簡単に焼けます。メニュー / システムツールから起動できます。



 
USB を挿し、ISO ファイルを選択するだけです。



c.  電源管理
 この電源管理では、電源ボタンが押されたときの動作、システムトレイアイコンの使用、デスプレイ電源の切断時間の設定をすることができます。



d.  Bleachbit
次はディスクのお掃除ツールです。「bleachbit」で検索、インストールしました。

 

 

システム系不要ファイルをクリーニングして、ディスクの空き領域を増やしてくれます。インストール直後は数百M単位で増加します。




e.  System Profiler and Benchmark
これは、CPU、メモリ、ストレージなどのハードウェア情報や、カーネルなどオペレーティングシステムの情報を表示できます。



また、いくつかの指標によりベンチマークを測定することもでき、結果をまとめてHTML形式のレポートで出力できるようになっています。



 
次へ進めていきます。

4.  メモリテスト
最後にメモリ使用量を調べてみました。普通の Xfce 版に仕上がっていますので、オールドマシンでも楽々動作です。
 
# free -h


Basix をインストールしてみて、やはり、極楽はぜにピッタリ来るのはコレだなと実感しています。最近の Ubuntu 系はインストーラーを始めとして結構複雑となり、貧乏性の極楽はぜには、メモリを喰いインストールに手間のかかる snap などは手に余るものがあります。そんな訳でこういうベーシックな OS は大歓迎です。


近所のりんごの木は、最近、ほんのりと赤みを帯びてきました。やはり恥ずかしいのでしょうか。


地元のニュースにありました。

「県は、2024年産リンゴの結実量調査の結果を明らかにしました。結実率の平均は、ふじ、つがる、ジョナゴールド、王林のいずれも40%以上で、最終的に残す実を選ぶ「摘果」に必要な結実量は、確保できたとの見解を示しました。一方、主力のふじは園地によって結実率にばらつきがあるとし、中心果以外の側果も残すなどの対策を呼びかけています」。


メインのふじに不安が少しあるようで心配です。

 

最近の極楽はぜは、ここ七年間、前立腺がんの治療をしています。そのため、副作用がアレコレと出て難儀しています。その一つが歯茎の化膿です。骨の注射の副作用で歯茎の骨が溶けてくるのだそうで、炎症箇所の歯が抜けてしまうまで進み、治療による根治はないのだそうです。男はツライよ。では、また。

痛い目に会って分かったベーシック

噂には聞いていました。最近、日本製リナックスが開発されているということを。幸いなことに、極楽はぜにもチャンスが回ってきて、ようやくインストールの機会を持つことが出来ました。となれば、取るものもとりあえず、早速インストールに一直線。そんなことなので、経緯を簡単メモに仕上げましたので、お時間のあるときに見てやってください。メモ


open.Yellow.os の公認サイトにこんな主旨の解説がありました。


「私達が求めるのは「自由」「冒険」「挑戦」です。何者にもとらわれない「自由」を、好奇心をくすぐる飽くなき探究心を満たす「冒険」を、高い壁が立ちはだかったとしても怯むことなき「挑戦」を、オペレーティング・システムであっても
それはとても重要であると考えます」。
 


今回はこんなオールドマシンにインストールしてみました。十年以上も前の四角い「レッツノート」です。
 

Let's note T8 CF-T8

・画面サイズ:12.1型
・CPU:Core 2 Duo SU9300/1.2GHz/2コア 
・メモリ容量:2GB 

・発売 : 2009年 2月
・重量:1.179kg

 


ダウンロードした ISO ファイルは、 便利なインストールツール 「Ventoy」では起動できませんでしたので、MXLinux 内臓のUSB 作成ツールを使用しました。

 

 

それでは焼けた USB でインストールを始めていきます。

1.  インストール
2.  アップデート
3.  日本語入力  

4.  アンチウイルスソフト ClamTk
5.  ユーザーインターフェース切替 oYo UI Changer
6.  メモリテスト


始めていきます。

1.  インストール
USB から起動します。

a.  USB 起動
ライブ版から起動し、無線 LAN を接続してから進めていきます。



b.  ようこそ
インストーラは「Calamares」が採用されており、とても分りやすい構成になっています。


 
c.  ロケーション

タイムゾーンが表示されます。

 

d.  キーボード

デフォルトになっています。


 

e.  パーテーション
マルチブートにするため、一番下の「手動パーテーション」を選択しています。


 
f.  インストールの編集
選択したパーテーションの設定は、右下にある「編集」をクリック、インストール先を環境に合わせて変更設定します。



極楽はぜの BIOS マシンの設定例です。

・内容 : フォーマット
・ファイル : ext4
・マウント : /




g.  ユーザー情報

下側にある「自動ログイン」をチェックし、必要なユーザー情報を書き込みます。



h. インストール

インストール中です。



i.  完了

すべて完了しました。再起動します。



j.  完成

インストールが完成しました。



次へ進んでいきます。

2.  アップデート
アップデートは、インストール直後にすぐやっておきたいものの一つです。



必要なアップデートの一覧です。



ソフトウェアは最新の状態になりました。



次へ進んでいきます。

3.  日本語入力  
インストール直後にやっておきたいものの2番目は、毎日使う日本語入力を設定することです。

a.  mozc
インストールされている mozc を確認してみますと、定番の「fcitx5-mozc」が入っていました。もうこれだけで何もすることはありません。「open.Yellow.os 開発プロジェクト」の皆さん、ありがとうございました。

 

b.  入力メソッド
このままで「半角 / 全角」キーをクリックしますと、簡単にツールバーへ「あ」アイコンを表示させることが出来、日本語入力が可能となりました。




次の簡単カスタマイズへ進んで行きます。


4.  アンチウイルスソフト ClamTk

「ClamTk」は、Linux にも対応しているオープンソースで提供されている「アンチウイルスソフト」です。無料で Linux、Win、Mac、日本語対応にも対応というのは凄いですね。

 

 

a.  起動

それでは早速起動してみます。

 

 

b.  設定

起動したら最初に「設定」をクリックします。良く分かっていませんが、全てにチェックを入れています。

 

 

c.  アップデート

次は当然のようにアップデート開始ですが、「自動取得」に設定済みとのことで、開始できませんでした。

 

 

d.  フォルダをスキャン

「フォルダーをスキャン」をクリックし、ウイルス検索したいディレクトリを選択します。ここでは画像フォルダを選択しました。

 

 

ウイルスをスキャンしています。

 

 

脅威となるファイルは見つかりませんでした。

 

 

ウィルススキャンには結構時間がかかりますので、お暇なときにどうぞ。

 

次へ進みます。

 

5.  ユーザーインターフェース切替 oYo UI Changer

ユーザーインターフェースを切り替えできるアプリです。


a.  切り替え機能
ユーザーインターフェースは以下の3つから選択できます。


・oYo Original Style (oYo オリジナル)
・Windows UI Style (Windows風)
・Mac UI Style (Mac風)



b.  使い方
好きな UI をクリックで選択します。




c.  UI 変更
「Windows UI Style」へ変更してみます。



UIが変更されました。どこか「Windows」風になっています。


 

d.  各 UI のスクリーンショット
そこで、各 UI への変更結果をスクリーンショットで撮ってみました。

①  oYo Original Style
オリジナルスタイルです。

 

メニュー画面です。
 

 
②  Windows UI Style

ウインドウズスタイルです。

 

 

メニュー画面です。

 

 

③  Mac UI Style

Mac スタイルです。

 

メニュー画面です。


 
次へ進めていきましょう。

5.  メモリテスト
次はいつものメモリテストです。結果は予想通りの結果で、Gnome としては普通の仕上がりとなっています。

# free -h


少し構えながらのインストールでしたが、使い慣れたインストーラーと相まってスムーズに事を進めることができました。使用してみますと、デスクトップの衣替えが簡単に出来、使いやすいメニューレイアウトが選択できるのが一番の売りでしょうか。ただ、極楽はぜのオールドマシン達にとっては、Gnome はやや重荷に感じられるシチュレーションもありました。

 

近所のりんごの木は、もう随分、果実が膨らんできています。温暖化の影響なんでしょうか。


ネットニュースにこんな話題がありました。


「カンロ飴などでおなじみのカンロから、アカシアはちみつと県産りんご「王林」果汁を配合した「はちみつ青りんごCのど飴」が発売されます。夏にぴったりな酸味の効いたさわやかな味わいだそうです」。


ついこの間、白いアカシヤの花が咲いていたと思ったら、もう、はちみつになっていました。



最近の極楽はぜは、前立腺がんの治療ため、第二回目の新しい「抗がん剤治療」を始めました。前回の治療と異なるのは、三週間経過したのにまだ頭髪の脱毛が始まりません。前回は二週間経過したら、毎朝、枕カバーに抜けた毛がいっぱい着いていました。いいぞ、いいぞ。では、また。

オープンに抜け毛の話題ブログ沸く
 

先日、バージョン 6.6 をインストールしたと思っていましたら、もう、新版 7.0 が出ていました。となれば、即、ダウンロード。何はともあれ、早速インストール作業に取り掛かりました。結果はいつもの簡単なメモに仕上げましたので、お暇なときに思い出してください。メモ


ホームページの紹介記事です。

「Linux Lite は、Windows から Linux ベースのオペレーティング システムへの移行を可能な限りスムーズにするために作成されました」。

Windows からのお客さん取り込みに躍起のようですね。
 

 

インストールしたオールドマシンはこれです。ハードオフで 2,200 円で購入した 16 年も前の Vista 世代のマシンです。HDD 無し、バッテリーがパーでした。


NEC   LaVie   LL750/S
・発売  :  2008/12
・CPU:T8100 Core 2 Duo 2.4GHz
・メモリ:4GB
・15.4"ワイド




今回も使用するツールは、「Ventoy  USB 作成ツール」です。これは USB に ISO ファイルをコピーするだけで活用できます。
 


さて、本当に羽のように軽いのか、インストールしてみることにしました。
 
1.  インストール
2.  Welcome
3.  日本語入力設定
4.  設定マネージャー
5.  メモリテスト


これから始めていきますが、インストーラは毎度お馴染みのものが使用されていますので、トラブルなくスムーズに進めていくことが出来ます。

1.  インストール 

最初にライブ版からインストーラーを起動し、作業を進めていきます。

a.  ようこそ 

一番下にある日本語を選択します。



b.  キーボードレイアウト

一番上の日本語を選択しています。


 
c.  アップデートと他のソフトウエア

ダウンロード中にアップデートするように、ここだけチェックを入れています。

 

d.  インストール種類1

マルチブートでパーテーションを使用していますので、一番下の「それ以外」を選択しています。



e.  インストールの種類2

ここからはインストール先パーテーションを、自分の環境に合わせてフォーマット、マウントポイント等の設定をします。



このように設定してみました。

・利用方法 : ext4
・初期化 : する
・マウントポイント : /

 


f.  タイムゾーン

タイムゾーンの設定はデフォルトのままです。


 
g.  情報入力

自動ログインにチェックを入れ、アカウント、パスワードを設定します。 



h.  インストール中

インストール中です。

 

i.  完成

インストール完成しました。



インストールが終わりましたので、再起動し、次へ進めていきます。

2.  Welcome
すぐにポップアップしてくるのが、「ウエルカム」画面です。初期設定は左側の「Start Here」から始められますので、「アップデート」と「言語サポート」を触ってみました。




a.  アップデート
アップデートは左欄をクリック、 Step1 から始めていきます。




アップデート中です。



アップデート終了しました。



b.  言語サポート
次は Step 4 の「 言語サポート」です。これを適用することで、「日本語入力」、「メニュー表示」の日本語関連が充実されます。これを忘れると、本当に痛い目に合わされますよ。

 



変更を適用しています。



日本語が追加されました。



極楽はぜに不要な英語関連を削除しています。



日本語を第一優先にするため、「日本語」を上へ配置します。



結果、メニューが日本語化されました。



次へ進めていきます。

3.  日本語入力設定
日本語入力設定に進みます。

a.  Mozc 確認
日本語入力を確認するためパッケージマネージャを起動してみますと、「ibus-Mozc」がインストール済でした。




b.  IM システム 変更
言語サポートで「IM システム」を確認します。ここではもちろんデフォルトの「ibus」になっていました。




c.  入力メソッド

設定 / 入力メソッドの設定をクリックし、日本語キーボードと Mozc を確認します。これを確認しないと、ツールバーにキーボードアイコンが出てきません。



何故か「日本語 Mozc」がありませんでしたので、追加しています。



d.  mozc アイコン

ログアウト / インしますと、ツールバーに mozc アイコンが出現、日本語入力が出来るようになりました。 



さて、基本設定が終わりましたので、余裕があるときにやっておきたいカスタマイズに移ります。

4.  設定マネージャー

メニューの下左側のスパナ・アイコンが「設定マネージャー」です。システム関係の設定が多くリストアップされていますので、すぐに出来そうなものを選んで動かしてみました。



a.  ライトソフトウェア

厳選されたソフトウェアがリストアップされていて、インストール、リムーブが簡単に出来るようになっています。

 Select a Task


ソフトウェアの一覧表です。




b.  ウィンドウマネージャー(詳細)

極楽はぜのオールドマシンは言うまでもなく低性能ですので、便利な機能と言われるものをほとんど外してしまっています。そんな事をしても、特に使い勝手が悪くなってはいないようです。




c.  電源管理

この電源管理では電源ボタンが押されたときの動作、システムトレイアイコンの使用、デスプレイ電源の切断時間の設定をすることができます。


 

d.  セッションと起動

ここでは自動開始アプリケーションの選択ができます。勝手に起動させたくないアプリは、ここでチェックを外すことで、無駄にリソースを消費されることを防ぐことが出来ます。




e.  ライトウィジェット
何かなとクリックしてみましたら、お馴染みの Conky が起動しました。



シンプルな表示になっています。



f.  ファイアウォール構成

「ファイアウォール構成」から、ファイアウォールを設定してみました。



設定画面が現れますが、全く内容を理解できませんのでお手上げです。ただ、デフォルトで「パブリック」設定になっていますので、なんの問題もなくこのままで使用できそうです。
 


いつもの使い慣れた設定でしたが、少しだけ自分好みにしてみました。

次へ進めていきます。

4.  メモリテスト
いつものメモリテストです。起動時とブラウザ起ち上げ時のメモリ使用量を見ているだけですか、Lite の結果は普通の Xfce 版よりやや重めでした。

# free -h


今回は、指示通りに「言語サポート」を先にインストールすることにより、日本語関係の処理をスムーズに進めることができました。極楽はぜは、いつもマニュアルなんかは見ないで、エイヤーとインストールしているのがバレてしまいました。

 

これならば、「私たちの継続的な使命は、Windows から Linux Lite への移行をできるだけスムーズにすることです」を実現することが出来そうですね。

 


近所のりんごの木は、グングン成長を早めてきているようです。


ネットニュースにこんなことがありました。
 

「りんご研究所では、本年度2回目の生産技術研修会が開かれました。研究員が、主力品種「ふじ」の一部園地で今年、受精がうまくいかず結実しない「不受精花(通称カラマツ)」が多く見られると報告しました。「昨年の猛暑やマメコバチなど受粉を担う昆虫の減少、園地の立地条件といった複数の原因が可能性として考えられる」と言うことでした」。

 

これは心配ですね。

 

最近の極楽はぜは、前立腺がんの治療ため、第二回目の新しい「抗がん剤治療」を始めることになりました。そのために一週間入院、点滴後の副作用確認などをして問題なしと判断され、無事退院することができました。これがいつまで続くのかは治療効果次第だとのことでした。では、また。

がん治療身体にライトとはいかず