菩薩道とはいったい何なのか? | 青年僧侶のシャカリキ奮闘記

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京都市にある日蓮宗・護国寺の僧侶です。
日々の活動を綴ってます!

7月9日、布教師会

 

定例輪講

 

がありました!

 

今回は『法師品第十』

 

法師品は大切な教えがたくさん説かれているお経で、

 

・人間として生まれてきた理由や

・願生

・一念随喜の功徳

・如来使

・変化の人

・三説超過

・法華最第一

・衣座室の三軌

etc

 

など数えたらきりがありませんね。

 

その中からひとつ上差し

 

大乗仏教においてとても大事な、

 

菩薩道

 

について!

 

私たちは慈悲の行いを総じて

 

菩薩道と思っていますが、

 

法華経の中でお釈迦さまは

 

薬王 多有人 在家出家 行菩薩道 若不能得 見聞読誦 書持供養 是法華経者。当知是人 未善行菩薩道
~薬王、多く人あって在家・出家の菩薩の道を行ぜんに、若し是の法華経を見聞し読誦し書持し供養すること得ること能わずんば、当に知るべし、是の人は未だ善く菩薩の道を行ぜざるなり~

 

このように、法華経を聞いたり、読誦したり、

 

写経したり、法華経を供養しなければ、

 

それは菩薩道ではない!!

 

とお教えです∑( ̄Д ̄;)なぬぅっ!!

 

では何が菩薩道なのか!?

 

それは・・・

 

若有得聞 是経典者 乃能善行 菩薩之道

~若し是の経典を聞くこと得ることあらん者は、乃ちよく菩薩の道を行ずるなり~

 

法華経を聴聞したり、供養する人こそが

 

菩薩道を行ずるということなのだ!!

 

と厳しくお教えです( ̄□ ̄;)!!

 

 

その理由は、法華最第一上差し

 

だからでしょう。

 

例えば、病気の人が薬を飲みます。

 

ひとつの薬は、その病気にはあまり効かないタラー

 

もうひとつの薬は、その病気を治してしまいますアップ

 

どちらの薬を服用しますか!?

 

普通は、全快させる薬を選びますね。

 

これと同じく、

 

お釈迦さまは私たちを救う教えを、

 

中途半端な教えであるお経よりも(応病与薬)

 

最第一のお経である法華経(万病一薬)こそが、

 

私たちにとって一番であると

 

分かってらっしゃるからでしょう上差し

 

だから本当の菩薩道は、

 

法華経に限ると言うことですね(。-人-。)

 

以上、昨日は『法師品』を改めて

 

学ばさせて頂いた定例輪講だったのでした。