子を想う・・・ | 青年僧侶のシャカリキ奮闘記

青年僧侶のシャカリキ奮闘記

京都市にある日蓮宗・護国寺の僧侶です。
日々の活動を綴ってます!

7月23日、本光院左差し

 

法話会

 

を開催しました!

 

 

今月のテーマは・・・

 

『子想う』

 

子供はいつしか親とそっくりな仕草になります上差し

 

話し方や笑い方、

 

怒り方まで( ̄□ ̄;)!!

 

相田みつをさんにこんな詩があります。

 

親は子供を見ているつもりだけど、子供はその親を見ているんだな。親よりもきれいなよごれない眼でね

 

しっかりと見ていて、継承されていく・・・

 

心しなければなりませんね。

 

日蓮聖人も『忘持経事』の中で、

 

我が頭は父母の頭、我が足は父母の足、我が十指は父母の十指、我が口は父母の口なり

 

とお示しのように、

 

親子は一心同体です!

 

だからこそ、子供の事で親は苦しむのでしょうね。

 

なぜなら自分の事と同じだから!!

 

 

お釈迦様はご自身の子供に、

 

ラーフラ(邪魔者)と名付けられました上差し

 

かわいくて、修行ができなくなりますし、

 

心が子供に奪われるからでしょうタラー

 

子供は幸せをたくさん与えてくれますが、

 

同じ以上に苦しみも与えるということでしょうか。

 

しかし邪魔者と名付けられた息子がかわいそう・・・・

 

お経では名前を羅睺羅と言いますが、

 

そんな私達の同情する思いをよそに

 

境遇を乗り越えて、やがてお釈迦様の

 

十大弟子に数えられる立派な仏弟子と

 

なっていかれますw( ̄△ ̄;)wおおっ!

 

まさに、親の姿をしっかりと見ていらっしゃったのですね目

 

 

そんな子供はなぜ生まれてきたのか!?

 

法華経の『法師品第十』には、

 

願って此の間に生まれる

 

とあり、自分で願って、親を選んで生まれてくる!

 

と説かれています。

 

ではその理由は!?

 

衆生を愍れむが故に この人間に生ずるなり

 

生きとし生けるものを慈悲の心

 

接するために人間として生まれた!

 

とあります。

 

昨日はそんな例証をご紹介しながら

 

法話をさせて頂きました(。-人-。)

 

私達も子供の時がありました。

 

そして法華経で説かれているような志をもって

 

生まれてきています(゚ー゚)(。_。)ウンウン

 

今一度、そのことを心に思いだし、

 

この混沌とした世の中で

 

蓮華のような清浄な花を咲かせ、

 

生きていきたいものでございます。

 

↓  ↓  ↓  ↓

法話の一部分ですが、YouTubeにUPしています。

よろしければご覧下さい。

 

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昨日は梅雨明けの猛暑の中、

 

ご参加頂き誠にありがとうございました(。-人-。)

 

厚く御礼申し上げます。

 

以上、本光院法話会でした!