昨日の校正委員会にて、

PCR検査(唾液検体)を実施する市内医療機関への

支援について報告がありました。

 これまでは、武蔵野市では、市内のPCR検査センターにて、

10件/日程度の検査しかできなかったため、

以前から、PCR検査の充実を求めていましたので、

市が、500件/日の検査体制にすると公表をして、

今回約450件/日の検査体制になったことは、

良いことです。

 

しかしながら、何故、500件なのかとの根拠は

国が20000件/日の検査体制を目標とし、

東京都が10000件/日とし、国の約5倍の人口割合で

それと同じ考えで、市も500件/日としているとしています。

 

人口比で行けば、国の1/10が東京都、

都の 1/10が武蔵野市となりますので、

国の体制と同等とすれば、

100件/日でもよいことになります。

 

市民の皆さんへの安心感の確保という意味では、

良いかもしれませんが、

本当にその件数を確保することが

必要なのか、専門家の意見を聞きたいところです。

http://www.musashino-med.or.jp/assets/pdf/pdf_covid19_flow.pdf

 

そして、今回のPCR検査体制においても

まずは、医療機関を受診していただき

そこで、必要とされた方のためのものであって、

誰でもいつでも何度でも受けられるものでは

ありませんのでご注意下さい。

http://www.musashino-med.or.jp/hp/covid19/pcr-clinic.php

 

誰が、このPCR検査を受けることが出来るかをしっかりと

PRしなければ、間違ったメッセージを送ることになりますので、

市には、PRの方法はもちろん、丁寧な説明が求められます。

 

誰でも簡単に検査できるのであれば、

自身の安心のために受けたいと思うのは

人としての心理であると思います。

もちろん、自己負担でのPCR検査も受けることはできると思いますが、今回の450件/日の確保は、症状等が確認された方のためのもので専門家(医師等)の判断が必要であることをしっかりと認識しておく必要があります。

 

そして、検査体制が整えば、治療、入院、隔離の場所などについてもしっかりと準備をしておく必要があると思います。

この先冬に向け、第3波が来ることも予想されていますから、

万が一に備えて想定し、準備しておくことが大切です。

 

私たち、市民もしっかりと現状の

新型コロナウイルス感染症対策を理解し、

まずは、自身が、

予防対策(うがい、手洗い、消毒、人前ではマスク着用)を

心掛けていくことが求められるのではないでしょうか。

その上で、万が一のための体制をしっかりと確立をし、

備えることは、とても大切ではないでしょうか。