グループリーグ2勝で既に決勝トーナメントへの進出を決めているU23日本サッカー。
パリ五輪自体、今日、男子スケボーやら体操男子団体の大逆転金メダル、柔道男子81kgの金メダル、男子バスケットのフランス戦の延長惜敗やらで日本の活躍が凄い。
日本に風が吹いてるその勢いで勝ちにいくのか。
というのも、日本の相手は、GLで1分1敗のイスラエル。
決勝トーナメントではC組の1位エジプトか2位スペイン相手になるので、
敢えて負けて2位狙い(エジプトと対戦)もまっとうな戦術の1つ。
しかし、パラグアイがマリに1:0で勝っても、日本はイスラエルに8点差で負けないと2位にはなれない。
つまり日本の次の対戦相手はスペインということ。
スペインかーーー。
小久保が神がかってるけど、フランス、スペイン、アルゼンチンには流石に日本はかなわないだろうなー。
先発メンバーは、
GK小久保DF西尾鈴木木村内野MF川崎荒木山本FW山田藤尾佐藤
2戦目から6人変更したスタメンで、イエロー累積や主軸の怪我懸念を考えた全員出場戦術になるようです。
前半が始まると、似たような戦術のチームの印象。
若干イスラエルの方が球回しが上手ですが、
イスラエルがサッカーが強いってのも日本にいると人口や政情を考えると不思議。
その後の前半の展開は、
当初イスラエルシュートに小久保のファインセーブが3本。
徐々に日本のドリブル攻撃、でもシュート数ではイスラエル。
更に日本のポゼッションがほとんどになって前半終了。
0:0。
勝たねばならぬイスラエルは試合開始10分は攻めたが、
徐々に日本のボール回しに体力を削られ動きが少なくなり、
ほぼビルドアップとサイド攻撃という教科書通りの前半でした。
日本も藤田がいないとこんなゲームになっちゃうってことでしょう(視野の広さや縦意識)。
後半は、山本→植中でスタート。
同時開催のパラグアイvsマリが前半で1:0でパラグアイになって、芽の無いイスラエルは意気消沈しそうだ。
後半16分、山田→三戸。
後半20分、三戸君シュート。
メダル獲得には三戸君がKFSになる予感。
後半32分、川崎→藤田、荒木→細谷。
川崎は倒れて起きれず退場。荒木と三戸のコンビ攻めは効果大きそうです。
後半36分、イスラエルの縦ボールへの日本DFのヘディングが相手に当たってピンチ。
シュートに小久保が横っ飛びで反応し防いだ。
後半37分、日本のバックパスミスで大ピンチ。
シュートに小久保がまた横跳び反応し防いだ。
このピンチ連続は、川崎がいないと真ん中が空いて攻められてるってことなのかな。
でも小久保の安心守護神感は凄すぎる。
後半45分、日本先制点。
相手ボールを右サイド中央付近で奪い、右サイドの佐藤はセンターライン付近の藤田へ。
藤田はドリブルし出し先を探し、前にいる5人の中で誰にしようかと最もフリーの佐藤へ。
佐藤はダイレクトに中央の細谷へ。
細谷は右足で落ち着いてダイレクトに蹴り込んだ。
1:0。
細谷はパリ五輪本チャン初ゴール。
そして試合終了。
1:0。
当初イスラエルに攻められ、
蒸し暑い中、日本のボール回しにイスラエルは徐々に体力を奪われ、
次第に日本のほぼ1サイドゲームに、
それでも日本より多いシュートでピンチは多いが守護神小久保が防ぎ、
淵からばかりの攻めが藤田が入って真ん中から縦方向へと意識がつながり、
細谷に欲しかった得点を与えてくれた試合。
山本や川崎の怪我が心配ですが、無失点で3勝というグループリーグ堂々の首位通過。
次のスペイン戦ではコテンパン負けとは思いますが、
もしかして、勝負の神の気まぐれな微笑みが・・・、
と少し期待してしまう日本U23でした。
GLの3試合結果
これで
A組vsB組 フランスvsアルゼンチン アメリカvsモロッコ
C組vsD組 エジプトvsパラグアイ スペインvs日本
の準々決勝が行われます。
頑張れニッポン。