昨日、パリ五輪開会式が雨の中有り、船入場なんて地味でパリらしくないなと思っていたら、聖火入場でジダンが出てきていきなりムードが盛り上がりました。
ジダンって日本なら長嶋さんくらいの存在なんだと勝手に感動。
ジダンも元はそうですがパリって移民の街なんだと改めて思い出し、
五輪サッカーでも弾圧や憧れでパリに移民した人の多い国のチームが頑張っているのも納得しました。
日本の2戦目はvsマリ。
マリも今回頑張っているモロッコ同様、西アフリカのかつてのフランス領。
隷属され反骨心を胸にしながらも憧れたフランスの都パリでの花舞台ということか。
五輪は奥深い。
日本は簡単には勝てそうもない気がしてきました。
日本の先発メンバーは、
GK小久保DF西尾関根大畑高井MF山本藤田荒木山田FW細谷斎藤
今日2戦目に勝てば決勝T進出が決定します。
前半が始まると、いきなり日本のチャンス。
短く速くつなげばチャンスはありそう。
それにしてもマリは皆デカいし、前に攻めてくる迫力も1級品。
日本は左から大畑や荒木が上がりセンタリングの攻めが主体。
マリは縦意識の強い、大きな攻撃が多い。
攻守は激しく、ドキドキの前半が過ぎていく。
この試合よく見ると主審もラインズマンも第4審判も女性。
特に主審は大男相手に厳格さを前面に出して低い声で対抗。
マリの抗議には手と怖い顔で受け付けず、反則の多い日本には睨みながらイエローをゆっくり出してきます。
パラグアイに勝った日本をどこか怖がりながら、この試合勝たねばならない実力はたぶん格上のマリ。
せめぎあいと緊張感の中、前半終了。
0:0。
身体能力ならマリ、テクニシャンの多さで日本、といった前半でした。
後半はメンバー交代なしでスタート。
激しい接触プレーにも、主審は前半多かったイエローを出さなくなってきたのはやや日本に有利かな。
後半12分、斎藤→藤尾、荒木→三戸。
勝たなければいけないのはマリは後半は攻めだし、小久保が立ちふさがるシーンも度々登場。
後半24分、山田→佐藤。
ピンチは後半26分。
マリの右からのFKに頭で合わせられて、ボールは左ポストに当たって外れてくれた。
次第に走りや反応でマリに日本は置いて行かれる。
後半30分、日本のチャンス。
右からの細谷の高速センタリングに三戸が合わせるも左脚腿裏にあたり弾んで決められず。
息をのむ攻防の後、ここで日本にヒーローが誕生する。
後半36分、マリの左サイド攻撃をインターセプト。センターライン手前の細谷につながる。細谷はマリDFを背負いながらドリブル、体の接触をモノともせず弾きながらラッセル車のようにドリブルし抜け出す、この時とばかり3人が中を目指しダッシュ、細谷は高速センタリング、三戸は空振り、左からのフリーの佐藤は歩幅が合わないが右足を擦るようにしてボールに合わせるシュート、GKが左手でようやく弾くが、転がるボールを山本がDFと競り合いながら押し込んだ。
1:0。
スゲー。
圧巻。
あんな速い細谷を見たことないし、空振りしたけど三戸がいなかったら佐藤がフリーになってないし、更にセンターライン手前から信じて上がってた山本。
みんなの得点ですけど、ヒーローはがむしゃら細谷でしょう。
パリ五輪の結果はどうなるか分かりませんが、この15秒をベストシーンとして切り取っておきたい。
後半43分、山本→川崎。
しかし、ゲームは簡単に終わらない。
後半45分、マリ右CK、マリ左CK、ヘディング、左からのセンタリング、ヘディング競り合い、浮いたボールをヘディング競り合い、こぼれ球をマリバックパス、シュート、日本ディフェンススライディングでシュートを弾きに行く。
滑った日本DFの左脇下腕にボールが当たってしまう。
マリ選手たちのハンド猛アピール。
試合は止まらず、マリはこぼれたボールをポストに当たる凄いシュート。
惜しくも決まらず。
ここでVAR。
VARでは主審はPKを決定。
引分けかー。惜しかったね。ここで追いつくなんてマリもやるもんだ。
そんなことを思ってたら・・・。
PKが左に外れた。
え?。
小久保の完璧な読みで入っててもセーブできてたけど。
マリのPKキッカーは母国に帰れないかも。
後半51分三戸君のフリーの抜け出しからシュートは、マリGKファインセーブ。
そして試合終了。
1:0。
アジアカップの決勝戦もそうでしたが、なぜか日本が勝っちゃった。
これは夢なのか・・・。
決勝トーナメントでも夢の続きを見せてください。
お願いします。
各G2戦目結果
2戦目は強いチームが勝っているようです。