AFCアジアカップ2023 決勝トーナメント 森保ジャパンvsイラン戦 | 五吉のブログ

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アジアカップ決勝トーナメント2戦目、イラン戦を迎えました。

 

準々決勝3試合目。

昨日のタジキスタンvsヨルダン戦とオーストラリアvs韓国戦は1点差の大接戦2試合もそうですが、

この大会を通じてどちらも攻めて攻めてそのレベルも必死さが伝わる高いレベルの戦いばかりなのには、

紛争国はサッカーどころじゃないだろうに、国の威信のために必死に戦っている姿は驚きの連続です。

そんな大会も、あと3勝で優勝。名残惜しい良い大会になってきました。

 

久々の地上波中継でみれる試合。

高額放映権料が原因ですが、プロスポーツは面白いかどうかがポイントですから、アジアのレベルアップを考えると今後も高額化は避けられずテレビ生中継は期待できないのでしょう。

 

日本の先発は、

GK鈴木DF毎熊板倉富安伊藤MF遠藤守田堂安久保前田FW上田

前線からイランにロングフィード攻撃をさせないような布陣できました。

 

 

ほぼアウェイのような前半が始まると、イランは確実に日本選手の足を刈りに踏みに来ている。

いやらしい地味に痛い連続は、心理的に次第に効いてくる。

 

試合の緊張感は準々決勝のまだまだというよりもう勝ち残りたい準決勝レベル。

あっと言う間の前半20分経過。

どちらも1つの相手のミスを逃さないぞと、蜘蛛の巣のような緊張感が張り目ぐされている。

 

先制点は日本。

 

前半21分、中盤でワンツーを前後に繰り返した後、守田が長めに上田まで転がす。

上田はDFを背負いながら守田の上りを待つ。

守田はDF3人をトラップミスしながら相手に当たって都合よく前に抜けたボールをフリーでシュート。

GKの右足をかすめてゴールインした。

 

1:0。

 

守田がいけるのか迷いフラフラしながらもチャンスに俺で良いのかとビビりながらも上に吹かさずに決めた。

 

イランが疲れが目立ち、廻しどころが無くなってきた。

こうなると日本はケガやPK狙いに注意か(でもこれが演技だったように後半のイラン猛攻になるのですが)。

 

前半38分、板倉が右足を痛め気味に抜かれてピンチ。幸いシュートは外れた。

(前試合で痛めただろう足に気付かずあるいは交代させなかったのは最後に・・・)。

 

前半42分にもイランの左からの攻め。シュートに至らないが迫力は有る。

続く右からのセンタリングにも、アズムンの巧みなPK狙いの倒れ方にも毎熊が上手く体を使ってあしらった。

 

前半終了。

 

1:0。

 

イランが思いのほか前の試合の疲れと日本へのリスペクトなのかで攻めてこなかった前半でした。

この大会は後半終了まで全く気が抜けない試合ばかりなので、

後半、日本の交代のメンバーとタイミングがキーになりそうな、延長まで考えて欲しい試合になりそうです。

 

 

後半は、選手交代なしでスタート。

 

後半2分には上田の高いヘディングにイエロー。ファールじゃないしファールでもイエローはきつい。

徐々に中東の笛も心配。

 

後半5分には、久保のロングフィードに上田がヘディングシュート。惜しくも外れた。

 

後半7分には、前田が奪ったボールを久保が右足シュートするも曲がり切らず。

 

後半9分には、板倉がGKまで戻して嫌な感じがしたところで、鈴木のフィードが中央で奪われ、中央でアズムンが縦に、FWがDFを抜いてシュート。これが決まった。

 

1:1。

 

板倉は今の鈴木を信頼してるのか?、自分の隠している右足の痛さからなのか、バックパスは解せない。

 

後半21分、久保→南野、前田→三苫。

久保はフリーでいる時間が長かったが、意表はつけなかった。2点目取れてたら違った。

前田は前線でボールを奪う役ができてはいたが、あと3割アップは欲しかった。

 

後半21分には、イランの右センタリングがヘディングシュートされサイドネットで助かる。

 

後半27分にも、左からのセンタリングにアズムン強烈なヘディングシュート。

 

前半と違い、攻めあういい試合になってきた。日本は厳しい。イランは疲れたふりの前半だったのか。

 

後半29分には、左からのセンタリングを上田がジャンプ一番ヘディングシュート。左に外れたが迫力は凄い。

 

後半38分には、イランのボレーシュート。GK正面。

 

後半40分ごろには、日本は前にボールが出せない。誰もボールを保持できない。欲しがらない。

 

後半48分には、ロングフィードを折り返され、頭が届かなかった板倉が焦って蹴ろうとしたところに相手DFが突っ込んできて倒されてPK。

 

これを豪快に左サイドに蹴り込まれた。

 

1:2。

 

後半49分、堂安→浅野、守田→細谷。

堂安は強さは有ったが、チャンスは作れなかった。守田は後半は疲れてしまったかな。

 

そして試合終了。

 

1:2。

 

 

前半から後半開始までに追加点が取れなかったことが敗因。

 

後半、前半の前田役(ロングフィードを出させない早めのプレッシャー役)がいなかったことや、後半開始からヒーヒー言ってた様子の板倉をカバーできなかったことも遠因でしょう。要はメンバー構成と交代タイミング。

後半についてだけいえば、全く日本の戦術が通用しなかった実力負け。

 

試合巧者イランの迫力に、見え隠れしていた日本の弱さが露呈し押し込まれた試合。

中東の戦いで、中東は強い。

そして攻めて攻め返されるのが特徴の攻めなきゃ勝てないこの大会、三苫は様子見レベルだし伊東はいないし。

レベルの高さを肝に銘じ忘れないで欲しい悔しい森保ジャパンアジアカップ2023最終戦でした。

 

残る1試合、ウズベキスタンvsカタール戦は、1:1で延長、PK戦(2:3)でカタールの勝ち。

準決勝はヨルダンvs韓国、カタールvsイランとなりました。

準々決勝予想結果は4戦で3勝1敗、韓国勝利だけ読めませんでした。

おそらくはカタール優勝ヨルダン準優勝と2月1日予想を継続しますが、韓国の別格ソンフンミン次第の優勝も有るのでしょう。