コロナが流行りだして、人込みや運動不足を心配し海沿い散歩をする人が増えました。
ならば空いてる海上を散歩しようと2年前に始めたのがSUP。
上達しませんが、2シーズン目の夏、落ちずに立ち漕ぎできるようになってきました。
SUPに必要なのは、ブレずにバランスを戻せる体幹と足親小指でこらえて踏ん張れる脚力。
爺の転倒防止には良い運動なのでしょう。
運動不足解消目的なのでSUPが上達しないでもいいのですが、
いざ海上に1人立ってみると気持ち良い爽快感だし、
しかし海の怖さや、比べて人間の小ささや弱さを感じる実体験(①②)ができます。
①SUPに上がれなかったことがあります。
昨夏SUPから落っこちたときに50肩が痛くて3回チャレンジするも上がれず、
上向きでプカプカとドルフィンキックでゆっくり戻ったことが有りました。
こっちは沈むわけじゃないし、練習のつもりで、アレコレ試しながらでしたが、
周りは溺れてるんじゃないかと心配していたそうで、ライフセーバーさんも遠くから声掛けをしてくれました(OK輪っかを出し初心者練習中ですと答えましたが)。
その教訓
・ライフジャケットの厚みや浮力が邪魔してクロールや平で泳ぐことができない、
・リーシュコードで足首に繋がったSUPは邪魔な足カセになり、ドルフィンキックしかできない。
観光船などで安全のためとライフジャケットを付けさせますが、ほとんどの人は落ちたことはないでしょう。
でもいざ海に落ちライフジャケットが有ると、
腕肩の動きが制限され、
沈まないけど浮かんじゃうので、
行きたい方向にクロールや平で泳ぎづらく、強い波や風に逆らえず流されるのでしょう。
幸い静かな海だとしても、1人上向きでいつまでプカプカ浮いて救助を待てる精神でいられるか。
②強い北風(神奈川では北風=沖に流される風)に流されSUPを歩いてさえ持ち運べなかった。
突然北風が強くなり、SUPに座って必死に漕いでも浜に近づけないことも有りました(多分風速5m以上)。
目的の北方向に漕げず、かなり必死に焦るも、斜め北西に漕ぎようやく着けたのは西後方の浜。
クタクタなのに、強い向かい風でSUPが重くてかかえられず、波際を引き摺りようやく戻れました。
少しは上手くならないと。
そんなことも有りながら、今年から事前に調べるのが、風速・方向・波高予報。
風速3m/秒以下で南風が関東の初心者海SUPの理想ですが、予報では3m以上のことが多くどうしようと思っていると、予報が当日変わってSUPができる日も多かったのですが、
実際にどんなだったか調べてみました。
今年の横浜市の平均風速と最大の風向が南北系かをまとめてみました(気象庁データより)。
数字は1日の平均風速。その日の最大風速が、北系の風だったら青で、南系の風だったら赤で、表してます。
表
結果
1月は青が多いが数値は小さい、4月から赤が多くなって数値が大きい。
つまり今年は北風が弱く南風が強い。
確かに今年は、北風が弱く暖かい冬(1-2月)、気温が下がって(3月)長い春で桜開花期が長くなり、そして局地的集中豪雨(5-6月)と35度が普通の暑い夏(7-8月)、と記憶そのままのデータになってます。
風はその1日で、南北方向は逆転したり、強弱も変化します。
海SUPの狙い目は端境時間で午前中ですかね。
午後干せるし、翌日まで晴れて完全に乾いて欲しいところですけど。
今年は5月から今日まで12回、隙間を狙って毎週のように海SUPに行けてます(黄塗り)。
日本って冬の北風がピューピュー強いイメージでしたが、今は春夏の南風の方が強いのには驚き。
昨年同様、例年より北に流れる偏西風や、
今年の黒潮の一過的一時的な変化の影響かは分かりませんが、
南風で日本の陸地は温められ湿気って雨の多い南国化現象への過程なのでしょうか。
今日、台風7号が和歌山に上陸しました。
6号もそうでしたが、8月の台風にしてはストレートに北上し日本を抜けてからも台風のまま熱帯低気圧にならないのも温帯国にしては特異な現象に感じます。
海を趣味や仕事にしてないと興味のないこのうみかぜの数字、新鮮な発見です。
SUPをして身近に感じた島国日本のうみかぜの変化の一部を数値で知ることができました。