88歳の母と自然に手を繋げた奇跡 | Singerあーよ♪の人生ラボ

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シンガー、ボイストレーナー。
レッスン歴30年、手がけたレッスンは25,000時間以上
日本全国からレッスン生がやってくるボイストレーナーあーよ♪の人生のテーマは「脳の思い込みを外し、その人の本来持つ力をどれだけ引き出せるか」
人生通していろいろ実験してます♪

こんにちは、あーよ♪です。⁡

私の母がこの5月で88歳になりました。
米寿のお祝いに兄と姉と一緒に旅行をプレゼント。
4人で一泊の熱海旅行に行ってきた。
私の母は、長く団地の4階に住んでいるので基本的に比較的足腰は丈夫。
だけど流石に年齢とともに少しずつ足元がおぼつかなくなってきていて、特に階段の下りはめちゃくちゃ時間がかかるし、手すりなしでは降りることはできない。
加えて昨年の秋から少しずつ軽度認知機能障害が出てきていて、様々な判断力がグンっと落ちてきている。
少し前に会話した内容もすぐ忘れる。
以前はできていたスマホの操作がどんどんできなくなってきているし、
今まで散々使っていたはずのSuicaの仕組みもよくわからなくなってきて、何度も「切符を持ってないんだけど」と、確認をしてくる。
熱海の旅行中、
私は思わず自然に母の手を取った。
何度も同じ質問をしてきたり、状況が今ひとつ飲み込めない様子も多々あったけど、
そんな母に不思議と全くイライラが出ずに、旅行中、ほぼずーっと手を繋いで楽しく歩いていた。
「義務感」ではなく、ただただ、とてもとても楽しく歩いていた。
これ、人によってはとても当たり前で普通〜のことなのかもしれないけど、私にとってはほぼ奇跡。
以前の私なら全く考えられない出来事。
社会人になって家を出て以来、私はとにかく実家に寄り付かなかった。
家賃を滞納、電気やガスも止まるほどの貧乏をした時期も、会社のトラブルに巻き込まれて精神的にボロボロになり、長期の休みをもらった時も、とにかく「実家にだけは死んでも帰らない」と決めていたほど。
それは
「母に心配をかけたくなかったから」
ではなく、
「ギリギリのしんどい状況の中、母に会うことで、さらに精神的に追い打ちをかけられることがわかっていた」
からだ。
私は母との間に深いわだかまりを抱えていたのだ。
だから、そんな自分が、
義務感ではなくとても自然に母とずっと手を繋ぎ、なんのわだかまりもなく楽しく母との旅を楽しんで帰って来た。
コレはもう奇跡としか言えない。
本当に数年前の私では考えられない。

「母との向き合い」がちゃんと終わったからこそのこの感覚。
今回の旅行は米寿の母へのプレゼントだったのだけど
私自身にとっても大きな大きなプレゼントだった✨✨✨
6月15日にそんな母と私の母親問題についてのzoomシェア会をやります↓


⁡私がどんなふうに母との関係に向き合ってきたのか。
ぜひ聞きに来てね♪



写真は今回の旅行で行った熱海のアカオフォレストでの1枚。
バラの小道と米寿の母🌹