まだ編まないの?と夫が訊くので、こんなにへとへとに疲れて椅子に溶けているというのに相変わらずスパルタだぜ、と思いつつ、ずっと編みたいと思っているけどなんか力が出なくてね、と返す。

 

 

それで物は試しと編んでみたら、1分もしないうちにめまいがひどくなりギブアップ。

もうすぐ、というのは希望的観測であって、実際にはまだ、ということだ。

近い将来ではあっても今では、ない。

がっかりするけど仕方ない。

 

 

身体の芯に熱とめまいのかたまりみたいなものがあって、それがまだふつふつとしているのが薄っすら感じられる。

こいつがいなくなるまでは、ダメだな。

 

 

昨夜は自作カレーを競い合う番組を見た。

 

 

 

アマチュア料理人たちがこだわりぬいて作るカレーがすご過ぎて、とてもおいしそうで、見ているだけで元気が出てきた。

ほとんど狂気にも思えるカレーへの熱意が、この人たちの人生を変えた。

語られるエピソードに涙が出る。

まさかカレーで泣くとは思わなかった。

 

 

ほんとうの意味で自分を救えるのは自分だけなのかもしれない。

魔法のように繰り出されるカレーを見ながらそんなことを考えていた。

 

 

寝込んで以来、「金曜日はカレーの日」が中断しているのだけれど、今週あたり復活できるだろうか。

無性にカレーが食べたい。

 

 

見終わってからしばらくTwitterで余韻を楽しんでいたら見つけた情報。
 

 

 

家族以外には4回しか食べさせたことがない、という豊福さんの幻のカレーが、今度一日限定で東新宿で食べられるかもしれないということです。