趣味のバレエにどんなふうに取り組むかなんて、ほんとうに人それぞれで、同じ人でも時期によって移り変わる。

長く続けていればいろいろあって、浮いたり沈んだり、漂流したりして、それでまた新しい気づきや出会いがある。

 

 

大人バレエ歴も10年近くなってくると、同じくらいかそれ以上に歴の長い方と親しくお話しできる機会には、どんなお話もとても身にしみて、わかりみが深い。

駅までの道すがら、短い時間に話せることはそんなに多くないけれど、話してみれば皆まで言わずともわかる!みたいな感じになって、そう!そう!

互いに相づちに力がこもる。

 

 

バレエのクラスを受けることがメインで、その前後の時間にお友達ごっこをしに行っているわけではないのだけれど、でももうみんなとはお知り合いだしバレエのお友達で、中には三角ショールのお客様もいて、スタジオに行けば顔を合わせて二言三言、言葉を交わすこと自体が楽しくて、元気をもらう。

 

 

そして、もう会えなくなったかつてのお仲間さんの消息に触れたりすると、今も元気で、どこかで踊っていると聞けば、そのことにもまた、元気をもらう。

 

 

そうか。

どこへ行っても、どんなふうに変わっても、私も踊っていればいいんだなあ、というところに着地する。