午前中にモーレツな勢いで仕事を片付け、昼前に抜けてすごく久しぶりの火曜クラスへ。
ここはリハーサルの影響を受けず、いつも通りのピラティス→バレエ初中級→ポワントの3時間超。
先日の腹直筋オバケの二の舞にならないように、ピラティスから慎重に動く。
エクササイズの種類や順番は毎回少しずつ異なるにせよ、うっかり腹直筋にスイッチを入れてしまわないようにだけは注意したい。
ピラティスではいくつかの腹筋運動も、脚を上げるもの以外はどうにか薄いお腹で、肋骨と骨盤を遠ざける、お尻の中を伸ばす、坐骨を遠く、尻尾の骨を巻き上げるように遠く、など、とにかく長さを出すことに注力。
横向きエクササイズは難しいけれど、意外と腹直筋モリモリにはなりにくいことに気づいた。
続くバレエでは、仙腸関節を長く、お尻の中を伸ばして、がメインの注意。
ついお尻や腰に力が入って、固めたり縮んだりしている。
先生に何度も腰からお尻にかけて縦に線を引かれながら、解除する。
特に後ろタンジュではいい時と悪い時の差が顕著で、まっすぐ後ろに出せずに外にはずれるのもそのせい。
なかなか仙腸関節あたりの感覚が自分でどうなっているのかつかめないながらも、ずっと取り組んでいると、だんだん脚が長くなる感覚とか、5番のクロスが深まる感覚とか、がたまに(本当にたまに)やってくる。
それでセンターのワルツ右2回目で、ぜったいに仙腸関節長く、と念じてやったら、たぶん過去最高に大きく長く高く踊れた気がした。
ピケアラベスクも、ルルベアップのパッセも、いつも以上にバランスよくカウントいっぱいまで立って伸びていられて、ああ、いつも力を込めて縮めていたんだなあ、というのが反面わかるなど、踊っていて驚きつつおもしろかった。
そうです!良くなりました!と力強いお言葉をいただき、やっぱりそうか、自分の感覚だけでなく、見た目にも違いがあったということだ。
そんないい感覚はでも、まぐれというか、運というか、そうそう続かない。
それでも、悪かった感覚をネチネチこねくりまわすよりは、良かった感覚をクリアに覚えておく方が、次につながる気はする。
こうやってうまく積み上げることができれば、ここまで来れる。
自分なりの、あれは会心のワルツ(ほんの10数秒の出来事だとしても)。
帰り道、歩くと左右のお尻から脚になっていて、脚、長~い。
暑い日に並んでカフェに入ってアイスにしようか迷いつつ、結局ホットコーヒーを頼む。
入口のドアは開け放してあって、店内はぜんぜん涼しくなくて、背中に汗が伝うのを感じながらちびちび飲んだ。