このブログは実名こそ書いていないけれど、私が誰なのかを知っている人はそれなりにいる。
ブログを始める前からの知り合い、ブログをきっかけにお会いした方、今も読んでいるかどうかわからないけれど、高校時代の友人が私の安否確認に読んでくれていた時もある。
ブログは内緒でもなければ、かといって宣伝もしていない。
偶然見つけてくれたり、口コミでつながったり、いつの間にかスタジオのお仲間さんたちにもだいぶ知れ渡ったようだ。
時折、存在をお伝えする必要があるときだけ、直接伝えるようにしている。
今までに、4回ほどだろうか。
そんなふうだから、ここに嘘は書けないし格好つけてもすぐバレる。
洗いざらい書き切ることはできなくても、少なくとも書いたことは本当。
愚痴は書かないのではなくて、書けるように書く。
きわどい意見について説明を求められたら、いつでも話す準備がある。
何を書くか、というより、どう書くか。
そもそも私はバレエと和解したかった。
子どもの頃に断続的に習っていたバレエは好きだったけれど、悲しい怖いさびしい思い出もたくさんあって、高校生でやめてからは観ることはおろかバレエの話題に触れるのも嫌になった。
それはあくまでも、当時知り得た範囲の小さなバレエにすぎなかったことに気づくのは、ずっと後になってからだ。
おそるおそるバレエを再開すると決めた時、同じ轍は踏むまい、と思った。
その手助けを文章にしてもらうことにした。
書くことで見えてくるものが必ずある。
誰かが読む前提で、自分のことを書く。
そこには緊張感とユーモアが必要だ。
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見た目の印象と違って、やさしい文章を書かれるんですね。
きっと褒めてくださったのだと思う。
後から文章に出会われる時の方がこそばゆい。
どんな反応も新鮮で、驚きで、私が知らない私に会う瞬間。
▲道端のクリスマスローズ、わっさわさ。