3月オンライン受注会は予定より1日早く、4日の正午に受付を終了しました。
ご注文ありがとうございました。
期間中にポツリポツリと受け取るDMが友からの予期せぬ便りのようで、ご依頼主様とのやり取りが楽しく、今回も心躍るご注文に感謝します。
これから温かくなる頃というのはやや暇になる。
そのことを知って、かえって余裕を持ってオーダーを検討してくださる方もいらっしゃって、ひとまず注文はしたいのだけれど色は迷い過ぎちゃって全然決められない、というお声もいただきました。
どうぞどうぞ、ありがたく順番には入れさせていただきますので、具体的なご要望は追い追いで大丈夫です、お待ちしております。
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私はこの1週間ほとんど編み進まず、編んではほどき、切ってはつなげ、いったい何をしたいのやら。
海外の編み図なども参考に新しい編み方を、と思ってはいるものの、なかなかこれが思い通りにいかない。
編み図の通りに編むだけなら根気をもってやればそのうち形にはなっても、これが作りたかった三角ショールのイメージと違ったりして、そうすると三角巾ほどの大きさになったものをびゃ~っとほどいて、ちぢれ麵みたいな毛糸の山ができる。
これを何度も繰り返している。
なんかね、そうじゃないのよ。
私はニッターじゃない。
技術力高くきれいに編んだりするのはきっともっと上手な方がたくさんいて、なんというかレシピの再現力が高いというか、私が真っ当にただそれだけを正解のように目指してしまうのはなんか違う気がする。
そもそも独学で、野良編み物じゃないか。
この試行錯誤の時間と課題をくれているのは超お得意様で、もちろん彼女にそんな意図はないかもしれないけれど、今までとは違う感じで、というその一言にいろいろ込められていると思っている。
すでに何枚もご購入いただいているので、お手持ちのそれらとかぶらない一枚(お好みを反映しつつ、模様も色も使い勝手も新しい)となると、なかなかだ。
かといって、通り一遍のところに収束してしまっては面白くない。
自分でハードルを上げている気もするが。
さて。
そんなこんなで編んではいても、進んではいない。
ふだん編むと読めないから編めないなら読むか、とばかりに、足元にちぢれ麺の山を作っては読書。
毎晩寝る前に少しずつ読んでいるのがこちら。
タイトルと、表紙のイラストにやられた。
「現代アート」と「マタギ」と「織り機」がどうやってつながるの?
「山熊田」ってどこ?
エピソードとしては絶対におもしろいはずで、とにかくこの大滝ジュンコさんという方が何を考えているのかが知りたくて買った。
そしたら期待していなかったのに(失礼)、文章がとても良くてエピソードもすごければエッセイとしても完成度が高くて、とにかく滋養がありそうな本。
おもしろい!おもしろい!と思いつつ、まぶたがくっついてくる。