サッカーW杯はAbemaTVの本田圭佑の解説で堪能している。
全試合200億円の大英断、あっぱれである。
明け方とか夜中とかはちょっと起きていられなかったので、何とかその日のうちに結果を知りつつ見ている。
結婚する前、夫は熱狂的なサッカーファンだったらしく、弾丸ツアーであの時のドーハにも行ったとか(今回初めて聞いたよ)。
今でもサッカーが好きなことには変わりなく、思い入れが強すぎて、のめり込むあまりに体調を崩すので(!)、あえてリアルタイムでは見ないようにしているという、だいぶ屈折した状態。
一緒にテレビ観戦していると夫も横で解説してくれる。
だから我が家は、夫と本田圭佑のダブル解説。
絶妙なタイミングでおもしろく優れた解説が飛び交い、なかなか贅沢である。
味わうのがサッカー素人の私ひとりというのが申し訳ないくらいだ。
すっとぼけた質問をしても丁寧に拾って返してくれるし、変なタイミングで叫んでも睨んだりしない。
ものすごいスタミナとボディバランス。
愛すべきチームワーク。
日本代表の華麗な瞬間をたくさん目撃したと思う。
ずっと愛読しているのにレッスンには一度もうかがったことのないバレエの先生のブログで、「サッカー、私にはボールを蹴りながらのトリッキーなアレグロに見えます。」と評されていて、なるほど。
サッカーも身体の使い方でバレエに通じるところがあるな、とは常々思っていて、マンガ『フットボールネーション』ではその辺が語られていて確信を得た。
バレエ経験者が股関節の働きとかアンディオールについてサッカー選手にレクチャーする場面があって、たぶんバレエ監修ついているはずだけれど、ちょっと表記に誤りがあったりして残念だったことを思い出す(理屈は合っていた)。
そして、おそらくはサッカーに興味があって読んでいるであろう大多数の読者のうち、どれだけの人があのマニアックな股関節の話についていけたのか疑問。
そんなこんなで、W杯はまだもう少し続く。
スーパースターたちの身体の使い方から目が離せない。