肘に湿布はったり、手首にサポーター巻いたりして編んでいたら、ちょっと編むの控えたら?と夫にまで言われる羽目に。
休んだりしてるんだけどねえ、ごにょごにょ。
うまい返事がない。
長い時間できない。
まとめてできない。
でも、何かしたい。
ということで、先送りにしていた英文パターンに取り組むことに。
日本では、編み物の作り方は記号を用いた「編み図」と「説明文」からなっている。
編み図は作品全体を見渡せるように、編み始めから編み終わりまで、親切・丁寧・正確に描かれている。
編み図を見ながら編んでいって、ところどころポイントを押さえた説明文を読めば図の情報が補完されるようになっている。
編み図ありき。
それが欧米では編み図はあまり使われないというから驚いた。
まったく編み図が存在しないわけではないけれど、作品の一部分だったり、簡略化されていたり、とてもじゃないけれどその編み図だけを見て全体を編み切る、というふうには用意されていない。
メインは説明文だ。
それも略語を用いた暗号のような説明文で、それを読み解きながら編めるようになりたい、というのが私の英文パターンへの挑戦。
まずは編みたい作品を探すところから。
もちろんかぎ針編みの三角ショールで、途中で投げ出さないためにもどうしてもこれを編んでみたい!と思わせるような作品でなければならない。
ようやく見つけたので、用意しておいた教科書を横に置いて首っ引きで編んでいく。
ROW 6: 7 ch, work 1 fan in first ch-space, work 1 dc in next ch-space, 6 ch, 1 dc in next ch-space, 1 fan in next ch-space, 1 dc in next ch-space, 6 ch, 1 dc in next ch-space, in next ch-space work 1 fan + 2 ch + 1 dtr (= middle) + 2 ch + 1 fan, work 1 dc in next ch-space, 6 ch, 1 dc in next ch-space, work 1 fan in next ch-space, 1 dc in next ch-space, 6 ch, 1 dc in next ch-space, in next ch-space work 1 fan + 3 ch + 1 triple tr. Turn.
遅々として進まない。
でも、短気を起こさないでカンマ(,)までの動作をひとつずつ着実にこなしていく。
今はこのくらいのスピードでちょうどいいのかもしれない。
慣れればこっちの方(編み図より説明文メイン)がラクだという人もいるらしい。