うっかりしていたら七夕を過ぎていた。
この頃は天気もすぐれず、7月とは思えないほど寒いし、空を見上げるのも忘れる。
めいっこの家に遊びに行ったら短冊が飾ってあって、いくつかあるうちの願い事のなかに、いかにも4歳らしいものを見つけた。
▲ぷりきゅあになりたい
週明け、疲労困憊した身体を引きずって、ひさしぶりに足つぼマッサージへ行った。
大人バレエ愛好家同士の話は弾む。
横たわって足で脚を踏んづけてもらいながら(これが超絶気持ちいい)、一口にバレエをやりたいと言っても、その中での夢って人それぞれですよね、という話になる。
トウシューズを履きたい。
発表会に出たい。
衣装を着たい。
舞台に立ってスポットライトを浴びたい。
お気に入りの(憧れの)1曲を踊り込みたい。
男性と組んで踊りたい。
創作したい。
事あるごとにいろいろな人に聞いてみると、これが想像以上に人によって違うからおもしろい。
そして、私の夢はこの中のどれでもないことにも気づかされる。
私はバレエで何をやりたいのかなあ。
ボソッと言ったら、正しい通り道で踊りたい、なんじゃないですか???という声が頭上から聞こえた。
それかっ!!!!!
言われてひどく納得した。
ローザンヌの解説で山本康介さんがおっしゃったように、手も脚も正しい通り道を通って、きちんとしたバレエを踊りたい。
自分の最大限、アカデミックに踊りたい。
たぶん、そういうことだ。
今さらだけれど、願い事はこれ。