コアメンバー数人だけの、ほとんどWSみたいな濃いレッスン。
バシバシ来る先生に、どんどん質問する私たち。
こまかくて厳しくて楽しい!


お尻を固めない。
お尻を押さえつけない。
お尻から動かさない。
お尻・・・。

それから股関節のロックも。


もう、プリエから何度もやり直し。
特にグランプリエが難しく、身体が落ちないようにどこかで股関節に力をこめていて、じゃあいったいどこで身体を支えるのかといえば、お腹と内ももの張り。

お腹はそれでも以前よりは少しわかるようになった。
支えるには全然足りていないけれど、お腹のことなんてこれっぽっちも考えたことなかった頃に比べれば雲泥の差だ。

内ももについては、考えているけれど、はっきり言うとまだ感覚としてはわからないし、当然使えてもいない。
 

プリエの段階でわからなければ、当然タンジュでもわからないだろうし、外もも発動するのも避けられないわけだ。
妙に納得した。

膝頭の下がらないグランプリエができないと先に進めないな。


内ももを使う。
その前にお尻やら外ももやらの力を抜く。

これは単なる脱力ではなくて、その部位に意識はあるけれど力をこめない、ということ。
これが本当に!難しくて!!!

同じ注意を肩甲骨とアラセゴンの肘についてももらった。



この日のバーは中級くらいのレベルで1時間半。
バレエシューズでのセンターはなし(というより時間切れ)。
そのままみんなポワントクラスも受けるから、残りの1時間でポワントのバーとセンターをやった。


先生は身体の使い方、意識の仕方の様々なヒントと、間違っている場合の個々への指摘とを私たちに惜しげもなく与えてくれる。


「込み入った難しい順番でも、それに気を取られることなく、やったことがないパはないのだから、それぞれの身体の使い方について過去に受けた注意を思い出しながらできると、上達のスピードが速まりますね」という、愛ある言葉とともに。


たしかにそれはすごく難しくて、感覚で理解する前に、まず頭で理解することさえできないものもあるけれど、先生はきっとバレエの秘密を教えてくれようとしているに違いない。
ただの筋肉運動ではない、バレエの動きの秘密。

わかる人にしかわからないアレ。
わかろうと努力してもずっとわからないままかもしれないアレ。


力ずくでそれっぽく動くことではなくて、バレエの動きの本質を伝えてくれようとしている。
壮大過ぎる。
ごまかしのない先生のまっすぐな情熱がうれしい。

 

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