落語家になって自分でチラシを作る作業が増えた。と言っても、写真と詳細を載せるくらいの簡単なもの。

にも関わらず、必ずどこかにミスがある。日付曜日の間違い、記入漏れ、誤字脱字・・。苦手である。


芸人は器用な人、出来る人が多い。芸人としては売れなくても仕事が出来るのでアルバイト先ですぐに上りつめるという芸人あるあるがある。


私は全く出来ない。


19歳。エロビデオの試写室でアルバイトをしていた。辞める際に店長から「君は接客業に向いてないから今後はやらない方がいい」と手厳しい忠告をいただいた。

接客業の中で最も愛想のいらない試写室のバイトで。なんならカウンターで仕切られて店員の顔見えないようになってるのに。


球技も出来ない。

高校生の頃のハンドボール投げの記録が17メートルだった。調べてみたら男子の平均が25メートルらしい。


乗り物の運転も出来ない。

ゴルフ場のカートを横転させた事がある。


笑いは私に残された唯一の希望なのだ。


それでも出来ない事の数を数えたら、もっとお笑い能力のステータスを上げてくれないと割に合わない。

「大分回ってるしそろそろ出るんじゃないの?」と淡い期待をするパチンコ台くらいの希望しか持てない。ブラッシュアップライフしたい。ブラッシュアップライフしたら、右肘左肘交互に見て、左に受け流して、ルネッサンスのそんなの関係ねーのラララライでいけそうな気がして3でアホになってから羽光兄より先に入門して成金に入りたい。

二週目の人生なので前座の基礎は出来る。羽光兄のように袴が畳めなくて某師匠にビンタされる事もない。二週目最高・・・いや、二週目で人のネタをパクって売れるなんて虚しすぎる。


俺の一週目は終わってない。パチンコ台は回っている。茶光の青春。起こせ確変!


ようはチラシ作るのミスるしめんどくさいけど、会は楽しいし面白いのにするから来てねって話^ ^



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みやぎん寄席も近づいてきました!

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