「かわいいー!!」「こっち向いて!」
地獄の一本道に踏み出しました。全て想定内。気まずくなんてありません。まえだまえだのペースに合わせて歩く、マネージャーとして当然です。女性が声をかけてきました、「まえだまえだ写真撮らせて!」まえだまえだから手を離しどこうとする新人マネージャー、手を離し、手を離・・手を離してくれ!

「ゆうちゃんも一緒にうつろ。」

耳を疑いました。想定外の事が起きました。
気まず過ぎる。困るマネージャー。言っても聞かないまえだまえだ。苦い顔をする女性。すると女性が言いました

「一緒にどうぞ」

子供の頃、近所の習字教室に見学に行った事を思い出しました。

「良かったね!ゆうちゃん!!」

頭の中で半笑いのGLAYが「千のナイフが胸を刺す!」と唄っています。

子供は純粋だから残酷。無邪鬼なもんです。